やっぱりアメリカの金融制裁が効いているのだな。
【ソウル21日時事】韓国の通信社・聯合ニュースによると、北朝鮮の韓成烈国連次席大使は米東部時間の20日、新型長距離弾道ミサイル「テポドン2号」の発射準備とみられる動きに関連して、「われわれの試験発射に対する米国の憂慮を知っている」とした上で、「それなら交渉で問題を解決しようというのがわれわれの立場だ」と強調し、米国との直接会談を要求した。聯合の電話取材に答えた。
今回のミサイル発射準備をめぐる緊迫した状況で、北朝鮮高官が米国に直接会談を要求したのは初めて。
韓次席大使はまた、「(1999年に米国に示した)いわゆるモラトリアム(ミサイル試験発射凍結)は朝米対話が進行している間だけ適用される」と語った。米国が会談に応じない場合、ミサイル発射もあり得ると警告し、金融制裁解除に向けた対話に米国を引き出す狙いを明確に示した。
(時事通信) - 6月21日
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060621-00000064-jij-int
ワシントン=五十嵐文】20日付の米紙ワシントン・タイムズなど複数のメディアは、北朝鮮が長距離弾道ミサイル「テポドン2号」を発射した場合、ブッシュ政権はミサイル防衛システムでの迎撃を選択肢として検討している、と報じた。 この2週間以内に、アラスカ州などに配備している地上発射型迎撃ミサイルを「試験モード」から「実戦モード」に切り替えたという。
地上発射型迎撃ミサイルは、高高度を飛行中のミサイルを迎撃するミサイルで、アラスカ州フォートグリーリー基地に9基、カリフォルニア州バンデンバーグ基地に2基の計11基が配備されている。
また、日本海には2隻のイージス艦が警戒航行中で、北朝鮮による発射を探知し次第、迎撃可能な体制が整うという。
(読売新聞) - 6月21日