中国の首相ががエジプト訪問
【カイロ17日共同】中国の温家宝首相は17日、アフリカ7カ国歴訪の最初の国としてエジプトを訪問した。中東通信などによると、温首相らは同日、ナジフ首相らと会談、中国からエジプトへの投資拡大などについて協議し、両国の交流活発化を目指す各種の2国間協定や覚書に調印した。またエジプト側は、ムバラク大統領が年内に中国を訪問すると表明した。
4月の胡錦濤国家主席に続く歴訪で、中国は石油などの資源確保に向けてアフリカ諸国との関係強化を図る。
エジプトは資源大国ではないが、アフリカ各国に影響力を持つアラブの指導的国家であり、中国は結び付きを強める方針だ。
エジプトの近隣諸国に中国製品を売り込む拠点とするため、スエズ運河近くに経済特区を設置する構想についても話し合ったとみられる。温首相は、カイロ郊外ギザのピラミッド近くで開かれる両国関係の発展を記念する催しにも参加する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060618-00000011-kyodo-int
4月、6月とぶっつづけにエジプトに中国の偉いさんが行くわけは
何なのだろう?エジプトの近隣諸国に中国製品を売り込む拠点と
するため、スエズ運河近くに経済特区を設置する構想がおいしい話し
だから、ウキウキしているのかな。イスラム教の国が中国に気を許す
わけがわからない。中国は、無神論の国で、宗教を弾圧しているのに。
政府のスパイが教師として送りこまれているモスクや教会があるが、
そこで語られる内容は中国政府が以前にチェックしていて、まともな
宗教施設とは言えない。政府の用意した建物のなかで、スパイ付きで
管理された内容では、宗教とは言えない。そういうのは、雰囲気を
楽しむための施設にすぎない。中にいる人々も、雰囲気だけ楽しんで
いる人々なのだろう。
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温家宝・首相はアフリカ7カ国の歴訪を開始し、17日に最初の訪問国であるエジプトに入った。18日には同国のムバラク大統領と会談し、資源や通信分野での関係を強化する方針を明らかにした。新華社などが伝えた。温首相は「両国は古代からの文明国である。国際問題への対応でも利害が一致することが多く、今後も協力していこう」と述べた。ムバラク大統領は「両国は仲の良い兄弟みたいなものだ。エジプト国民は中国の長きにわたる支援に感謝する」と答えた。
また懸案となっているイランの核問題について、温首相は「中国は核兵器の不拡散を支持しており、平和的な交渉を通じて解決すべきだ」と主張した。ムバラク大統領は「イランの核問題が中東情勢を複雑化している。交渉によって解決をはかるべきだ」と温首相の考え方に同意する意向を示した。さらに温首相は石油、天然ガス、通信などの分野を中心にエジプトへの投資を増やすことを明言した。
一方、温首相は会談後に記者会見を行った。中国のラジオ局の記者が「中国がアフリカ諸国と関係を強化しているのは資源の確保が目的であり、新たな植民地主義を推し進めているとの懸念もある」と指摘した。
これに対して温首相は「中国は植民地主義を断固として拒む。アヘン戦争以来、中国は約110年にわたって植民地主義と闘ったことで、植民地主義がもたらす害悪についてはよく理解している」と回答。さらに「中国はアフリカ諸国から石油を輸入しているが、やましいところはない」「中国は自国の経済が困難だったときでさえ、タンザニアの鉄道に代表されるようなアフリカのプロジェクトを支援してきた。経済発展している今も、古くからの友人であるアフリカを忘れることはない」と述べた。
なお温首相は18日、第2の訪問国であるガーナに入った。(編集担当:菅原大輔)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060619-00000002-scn-cn
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