中国では副市長が解任されることが多い。
北京市副市長の劉志華氏が解任された。北京市人民代表大会常務委員会の決定。「生活上の腐敗と堕落」が理由とされている。11日付で新華社が伝えた。
11日に開かれた北京市第12期人民代表大会常務委員会会議では、「過ちを犯したという事実は明らかである。その行為は悪質であり、社会に悪い影響を与えた」との理由が付帯された。
中国では、地方政府の要人が汚職を理由に解任された例はかなり多いが「生活上の腐敗と堕落」が理由とされるのは異例。
劉志華氏は1949年の生まれ。中国共産党入党は1984年12月。これまで北京市労働局工資処処長(給与局長)、市労働局局長、同共産党組書記、北京市人民政府秘書長などを歴任した。また、中国共産党北京市第8期委員会委員も務めている。
副市長としては、建設、土地不動産管理、運動、市内鉄道建設関連が担当だった。また、2008年に開催される北京五輪に関係する建設プロジェクトの責任者だったとされ、北京市足球運動管理委員会(北京市サッカースポーツ管理委員会)の主任も務めていた。
このため、「解任理由はオリンピックの施設建設に関わる汚職ではないか」との観測もあるが、発表では触れられていない。
中国共産党中央紀律委員会及び国務院監査部は、劉志華氏が党紀律について、党紀律及び政府紀律に違反したとして、立件して審査することを決定した。(編集担当:如月隼人)
(サーチナ・中国情報局) - 6月12日
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060612-00000004-scn-cn
また、副市長ですか?理由は隠されている。なぜ?市長は悪くなかったの?