中国マフィアの手口は、狙った獲物に小さな親切で貸しを作ること。
蛇頭とは、正出国、受け入れ側から見れば、不正入国の仲介を業とする
人達の総称です。
役割機能的にみると、勧誘蛇頭、引率蛇頭、受入蛇頭に分けられます。
勧誘蛇頭は不正出国までを受け持ちます。
私も実際にこの人が蛇頭だという人に会ったことはないのですが、この人達
は第七次産業に属すると見ています。
実は、心ならずも不正入国の片棒を担いだことがあります。
その時の相手の肩書きは、相当な機関の幹部Xでした。さらに、YがXを
批難しながら別の仕事を持ってきたのですが、彼の呉れた名刺のFAX
番号はXと同じでした。
全ての産業の最上層で、専制的権力を持つ人。
彼が蛇頭と言うのが言い過ぎなら、少なくとも勧誘蛇頭は、彼等を利用して
いると言い替えましょう。
一党独裁を国是としている国で、その権力の外の人が、大きな権力を
動かすのは考えられないからです。
蛇の道と 知って分け入る 法の裏
中国にはまだ、人身売買があります。勿論違法ですから、テレビ番組でも
犯罪として報道されます。
昔、語学学習で短期留学したときの教科書にも、結婚の一形態として
売買婚があると載っていました。
中国を旅行すると、青い目の人達の養子縁組ツアーと出会います。
ホテルのロビーで乳母車に子供を乗せ、我が子以上の慈しみ方を
しています。その人達の多くは自分の子供もいます。
人身売買と、キリスト教の博愛の精神を発揮している人達と、並べて
書きましたが、私はこの養子縁組ツアーを、敬服こそすれ決して
批難しているのではありません。
一人っ子政策と関係なく子供は出来ます。その子達の多くはこの世の
陽の目を見ません。見ても「黒子」(戸籍の無い子)として、生きなくては
なりません。養子になる子供の多くは、そんな宿命を負った子供達です。
人形の ように貰われ 玉の輿
蛇頭(じゃとう)とは、主に中国福建省に勢力を張る犯罪集団である。
英語圏ではSnakehead(スネークヘッド)と呼ばれている。
1980年代初頭から中国人密入国に関与して有名になった。
現在日本ばかりでなくアメリカやヨーロッパにも密入国の裏組織を構築
している。中国の官憲にも浸透していると言われ、厳しい取締りにも関わらず
勢力を拡大し続け売春や麻薬売買にも進出しているようである
。ただ中国当局の情報公開が不十分なことから、中国人が関係する組織
犯罪を何でも蛇頭絡みにする傾向が往々にしてある。
[編集]
密入国の手口
外航貨物船のコンテナや隠し部屋に潜み密入国を行う。
予め合流地点を決めておき海上で密入国先の船に乗り換える。
日本人からパスポート等を買い取り写真を貼り替える等の偽造を行い、
日本人に成りすまして入国する。
蛇頭(スネークヘッド)というなにやらおどおどしい言葉も、ここ数年激増して
きた密航事件、加えて日本国内で多発する外国人犯罪への一部「不法
滞在外国人」の関与などに関する報道で、今ではすっかり多くの人の
知るところとなった観がある。
本書は、数多くの報道番組を手掛けてきた映像ジャーナリストたちによる
もので、密航、密輸の関係者や蛇頭メンバーを直撃取材し、多くの証言から
最新の密航のテクニック、窃盗の手口、密輸方法などを追及した本である。
(本の紹介文らしい。by 日本のお姉さん)
密航というと、今にも沈没しそうな中国漁船・貨物船に、密航ブローカー
に高い金を払った中国福建省を中心とした中国人密航者たちが、すし詰め
状態で押し込められながら海を漂い、夜影に乗じて海から上陸をはたすと
いったようなイメージがつきものかもしれないが、本書を読むと、密航の
方法、ルートなどが、複雑多様化しており、手口も高度化していることが
わかる。
蛇頭や密航を取り上げた本は他にもあるが、本書の目新しい点は、
まず中国人の密航に、カンボジアやタイが深く関わっている事実を挙げ、
その状況や背景などを深く追ったことにあろう。著者の望月健氏は、
映像通信社の日本電波ニュース元カンボジア支局長(94年5月~97年
5月プノンペン勤務、99年1月ジンネットに移る)で、望月氏が中国人の
密航問題に関わりを持つきっかけとなった中国人密航者が絡む
プノンペンでの事件から、本書は始まっている。
1996年12月にプノンペンで発生した中国人密航者による蛇頭殺害事件、
同年同月にプノンペンの北西部の元高級住宅地トゥール・コックで起った
中国人密航者大量摘発事件だ。
どうして中国人密航者が、出稼ぎの目的地でもないカンボジアに
いるのかと、これらの事件の背景にある問題を掘り下げようと開始
された取材で、その事情が明らかにされていく。
と同時に、単に「蛇頭」だけでなく、蛇頭「密航者飼育」アジトと、一見
奇妙な本書の題名の意味するものがわかってくる。
カンボジアに「密航基地」があり、大勢の中国人密航者が隠れ家で共同
生活をし、ある時期を待っているわけだ。どうしてカンボジアなのか?
という疑問に対しても、カンボジア内の状況だけでなく、隣国タイの中国人
密航への関与の実態がつながっていく。
更に衝撃的なのは、蛇頭組織にかかわる日本人の存在で、しかも
彼らは、暴力団のようなその手の人たちではなく、カンボジアやタイの
居住する「普通の日本人」たちだ。1997年8月、カンボジアを拠点とする
日本人蛇頭の存在が初めて公に明るみになったが(事件の詳細は
こちらを参照)、本書では、他にもカンボジアやタイ在住の普通の日本人が、
アルバイト感覚で蛇頭の手助けをしていることにも触れている。
密航に加え、日本の自動車窃盗とミャンマーでの盗難車売買に
ついても本書でとりあげられているが、こうした密航・密輸・窃盗などの
犯罪的側面だけでなく、密航に走る動機や背景、祖国や日本での生活
なども取り上げている。蛇頭の存在を生み出す背景には、生活の厳しさや、
日本との著しい賃金格差や経済格差があるが、更に誰でも簡単に
パスポートが取れ、世界中自由に動ける日本人では理解しがたいことで
あるが、中国ではパスポートさえ取得するのが困難な人が多いということ
がある。日本での外国人による犯罪の増加は、確かに大きな社会問題と
なってきているが、日本に不法滞在・不法就労(不正規に入国・在留)して
いる外国人の大多数は、他の反社会的な犯罪とは無関係に、人目を恐れて
地味な生活を送るような真面目な人々であるということが、忘れられては
ならないはずだ。
本書目次
まえがき
第1章 カンボジア・コネクションを追え
突然の包囲劇/死体だけが残されていた/無邪気な「密航者」たち
もうひとつの密航事件/仲間の名前すら知らなかった
日本は3万ドル、イギリスは2万3000ドル/3000キロを陸路で
越える軍人の影がちらつく/不可解な「違反金」/ビジネスとして
の密航請負業/政府幹部と蛇頭の癒着/「隠れ家」にひそむ
中国人たち
第2章 日本のパスポートが狙われている
パスポートすぐ用意できます/タイの変造技術は世界一だよ/
麻薬よりオイシイ商売
カンボジアで”客を飼う”のさ/「黄金の道」は実在した/
カンボジア・ルートで来た男/パスポート高く買います/ホテルの
部屋からパスポートが消えた/日本パスポートを「取得」する
中国人たち/誰が被害者なんですか?
第3章 進化する「海からの密航」
密航はふせげない!/密航貨物船は大都市を目指す/海保
対蛇頭「50時間の攻防」/これが密航船の「隠し部屋」だ/
カネのためなら命も惜しくない/「3包」なんて嘘だった
レンタルビデオが唯一の楽しみです/日本で2年働けば生涯賃
金が稼げる/ 日本人はすぐ辞めてしまいます/日本は
「黄金の国」ではなかった
第4章 韓国から来た中国人たち
アジア経済危機による「トコロテン効果」/吉林省に「蛇頭」は
いない/韓国政府のアメとムチ/賃金が支払われない!/
怪我をしたのに補償がない/日本に行けるのは金持ちだけ/
成田のトイレで写真を張り替えました/浦空港が一番の難所
第5章 福建省・出稼ぎ御殿の里
「福建人の優位」はゆるがない/福州も日本も変わりはない
日本のテレビ?写しちゃダメよ!/年収150年ぶんの「出稼ぎ
御殿」/パチンコも演歌のコンサートも/故郷でビジネスを立ち
上げた男/兄弟姉妹5人が海外経験者/おカネが儲かるなら
いいことだ/もう一度、行かなきゃ借金は返せない
第6章 バンコクの日本人蛇頭
カンボジアの日本人蛇頭/夫婦や親子に化けてエスコート
何度もパスポートを紛失する男/壮年バックパッカーの証言
中東で死んだ日本人エスコート/アルバイト感覚で手伝う
日本人たち/「日本人である」ことだけで武器になる/密航テ
クニックの進化史/9冊の変造パスポートを2人のために用意/
「職人的」な日本人化教育/スーツケースにはプリクラを/
密航者からの「礼状」
第7章 東南アジア「盗難車売買市場」
外国人犯罪の半分は複数犯/「中国人が中国人を」は過去
の話になった/盗難電化製品は何千台規模で輸出/祖国の
ために仇を討ってるんだ/「イッコニ、ニコイチ」がメインビジネス/
数十秒でドアは開く/いい車を見たらナンバーを控えます/
盗難車でも税関はノーチェック/世界一、車の高い国/
95パーセントは盗難車ですよ
高級車でないと割に合わない/アメリカ大使館員もウチの客だよ
ライバルはパキスタン人だ/「不法な隣人たち」とどうつき合うか
(本の紹介らしいが、タイトルだけでも恐い。)
解説
隠れ蛇頭
心ならずも、密入国に手を貸してしまった失敗と、危うく手を貸すところだった私の経験を,後書きに替えてご紹介したい。
蛇頭という言葉の響きと、新聞報道で見るコンテナー密航者の悲惨さから、私は彼らが刺青をして青竜刀を背負った集団をイメージしていた。
「イメージしていた」と言うと、今は正しく知っているみたいだが、実は今もなにも知らない。
しかし蛇頭が「不正な手段で出入国を斡旋し、手数料をとるのを生業としている人達の総称」と定義するなら、あの人も蛇頭と言えるのかなという人達が身近にいる。
彼らが蛇頭の定義に一つ当てはまらないのは、それを生業としていないことである。行政の責任者であったり、その外郭団体の長であったり、教育者だったり、みなしかるべき地位と生業を持っている人達である。
役割分担から、仮に蛇頭を勧誘蛇頭、引率蛇頭、受入蛇頭と分類して呼ぶならば、彼らは勧誘蛇頭に属する。
勧誘蛇頭の主な任務は勧誘と、勧誘した人間を無事出国出来るまでの手続きである。
その手続きに関係する全ての行政機関が、蛇頭に汚染されている。
いま中国で一番大きな問題の一つは腐敗だ。
新聞をランダムに開いて、そのページに腐敗の報道が載っているかいないかの賭けをするなら、私は必ず載っている方で賭ける。
少なくとも、勧誘蛇頭は背広を着た普通の人間だ。
引率蛇頭は国際マフィア、受入蛇頭は現地のヤクザが関係していると言われる。また国際マフィアはその全般に関係しているとも言われる。
密航者の実数は分からないが、仮に1万人とすれば、
300万円×10000=300億円
相当に大きなマーケットである。
かなり小さく見積もったから、実態は数倍だろう。
折りしも国会の予算委員会で、中国人犯罪の激増が問題になり、中国からの密入国者の総数に関する質問に対し入国管理局の局長が、あくまでも推計だがと前置きして「約3万人」と答えていた。
腐敗は中国だけでない。受入側即ち日本にも、相当な地位と情報を持った人の協力があったと睨まれている事例があると言う。
以前「ゴッドファーザー」というマフィアの親分の伝記で読んだことがある。
まず、狙った獲物にさりげなく小さな親切で貸しを作る。
ある日これもさりげなく、その人にとっては簡単なこと、小さな頼みごとをする。
多くの人は、協力しているという罪の意識が無く協力する。
ちょっとした親切を受け、それに対するお返し、あるいはちょっとした具合の悪いことをかばってくれたお返しと思って。それが彼らにより仕組まれたことと知らずに。
新聞で、こんな地位の人が何故こんな馬鹿なことを、という報道を見るたびにこれを思い出す。
黒い社会の人間から何らかの「親切」を受け、その借りを返さない者が、つまり小さな協力を拒んだ者が、報復と他の協力者への見せしめに、陥れられた可能性が高い。
失敗例
当時私は食品見本市への出展者を探していた。中国まで直接行き、ある省のこの方面の責任者に会いお願いしたところ、早速管内に連絡し関係者を召集して呉れた。
その中に彼はいた。H市商工関係責任者の名刺を持っていた。
彼が協力を申し出てくれたのである。彼の名は仮にYとしょう。地方の小都市の展覧会に出展してくれるところは無く、私は焦っていた。
彼の申し出を喜んで受けた。だから彼が別の省だが友人が居る。追加出来るかと言ったとき、更に喜んで引受けた。
結論から言おう。
彼が紹介した3人(男一人、女二人)内2人(男一人女一人)に逃げられた。
彼らが持って来たのはボストンバックに一つの商品、という身軽ないでたち。とても展覧会の出品とは言えない。この軽装を見て、私は逃亡を警戒すべきだったかもしれない。
私が準備した会場は3コマあった。幸い別の会社から日本人の友人が3人、少し格好がつく商品を持って来てくれた。私は彼らの出展費用も負担していたのである。それと当市で貿易会社をしている友人(残留孤児)が、賛助出品して呉れて助かる。
逃げた2人は、中国の列車で金を盗まれ所持金が乏しいと言う。
片道切符で特攻出撃をして来たのを、まだ私は気がつかない。親切にも5万円を貸す。
幕張で国際見本市があり、それの見学も日程に入っていたので、私は東京まで案内した。そしてガイドを世話して(ガイド費用は私が前払い)帰った。あくる日私の携帯に残りの一人から電話があり、2人が行方不明と言う。
宿賃は前払いしている。
別れるとき「明日親類が来るから」と言って、貸した5万円は返して呉れた。私が中国に帰ってからでもいい、私はどうせ近く中国へ行くから。と言うのにも無理やり返す。
その時は不可解だったが、今思うに、逃げた後私に詐欺として捜査願いを出されるのを恐れたのだ。宿賃を払っているのも同じ考えだ。
もう一つ今思えば、行きの新幹線で関ヶ原の雪を見て故郷を思い出し涙ぐんだのも奇怪だった。彼女には一才の生まれたばかりの子供がいる。
「母親は、たった数日離れても、子供のことを忘れられないのだ。」と、その時は思ったが、実は最初から逃げるつもりだったのだ。
更に今思えば、彼らの会社に電話をしたとき通話停止になっていた。そのとき私は気がつくべきだが、私にも食品見本市を成功させたい弱みがある。
「雪で電話線が故障していた。」と、いうのをそのまま受け入れた。
入国管理局,警察,外務省に届ける。
入管は今現在不法滞在になっていないので、なにも出来ないと言う。
警察は、(家出人捜索願い)として受け付けて呉れるが「あまり期待しないで下さい。」と正直に言われる。
外務省は,「不法滞在が確定した段階でまた連絡して下さい。」とのことだった。
結局滞在期間の3ヶ月過ぎても,現れなかった。
現地の総領事館にも電話して詫びを言う。
「少し心配していました。」と,担当官が言う。しかし彼は,時間の切迫した私のお願いに,最大の協力をしてくれた人だ。感謝こそする恨みは言えない。
この話しには後日談がある。YがH市で一席設けて呉れたとき,S女史が同席していた。彼女もH市文化○○という凄い肩書きの名刺を持っている。
私が中国に貿易のパートナーを探しているのを知っているから、色々自然食品とか石材とか商品見本を送って呉れる。
しかし私はあの事故以後、多くの人に迷惑をかけ、すっかり信用を落としてなにをやっても上手くいかない。貿易どころではない。
先々月中国へ行ったときだった。研修生のことで相談があるから、是非H市へ来て呉れとS女史が宿舎まで車を回してくる。
行った先は、H市の労働局。
局長が市の幹部を集めて宴席を設けてくれる。Yは来ていない。S女史が言う。
「あれはYが仕組んだことだ。彼の懐には相当入った。」と。
しかしS女史の名刺のFAX番号は何故かYと同じ。私には皆同じ穴の狢としか思えない。
列席のお歴々を前にして、
「私はあなた達を蛇頭でないかと疑っていまいした。どうも失礼しました。」とブラックユーモアを飛ばす。
その晩は彼らの用意してくれたホテルで一泊。
あくる日、労働局の現場職業安定所を見学する。
「私が、研修生でお手伝いできるとしても精々数人、この状況の改善には焼け石に水です。」
「その方向だけでいいのです。彼らに希望が湧きます。」
私が研修制度の理念と実態について述べ、
「中間に搾取が入るのは困ります。」と、釘をさす。
「当然です。しかし必要経費は手数料として貰います。」
ここの法律は労働局長、彼自身である。手数料は彼が決める。
以前S女史に、「もし貴女が本当に日本と貿易をしたいのなら、日本に自分で貿易会社を作ることを勧める。費用は約500万円要る。そのお手伝いはしてもいい。」と言ったことがある。今回はその話しもする。労働局が研修生派遣の基地としてその費用をだしてもいいと言う。
いまや研修生制度は、発展途上国へ技術研修という理念から離れて、完全に口入業になっている。
このような形で、研修生派遣を営利事業とするのは、幾つかの法律に触れるはずだ。貿易会社を作り、そこの社員が派遣研修生の支援業務を労働局から受託して、アルバイトとして行うことは出来るかもしれない。
しかし受入蛇頭の隠れ蓑にならないか。不用意に蛇頭の手先を務め、また犯罪の天才と毎日接していると、次はどの手で騙すつもりだと眉に唾をつけたくなる。
しかし健全に運営されたら、これぞ日中友好である。
H市が私に「H市境外職業介紹中心高級顧問」という如何わしい、名刺を作って呉れた。この名刺を使って蛇頭の世界で幅が利かすか、日中友好に生かすか。もう一度だけ騙されてみよう。
以下騙され未遂の話し
例1
ある日日中友好協会役員の方から、
「中国の大学の先生を日本に招きたいというのだが、話しを聞いてあげて下さい。」と、ある人を紹介する電話があった。
○○化学会社社長の名刺を頂く。
「私の会社で建設業関係の薬品を開発しました。XX大学の教授と共同開発したものです。近く県でも使って貰うようになっています。
中国の大学で発表したところ、好評で何人か日本に見学に来たいというのですが、日中友好協会で招聘して貰えますか。なお費用は、私達が喫茶店でこの話しをしていたとき、横で聞いていた中国の人が非常にいい話ですから、自分が費用は負担しようと言っています。」
「私は招聘の実務は何件か経験があります。必要な書類はこれです。」と、見本と領事館から貰った招聘保証書書き方の手引きを渡す。
「私は事務処理のお手伝いはしますが、受入保証人はあなたがなって下さい。」
日中友好協会が保証人になる件はお断りした。
その後こちらから連絡しても、何の返事も無い。
例2
3年前、中国で暮らしていたときの話し。
ある日、断り難い人から、
「あなたを知っている女の人が以前日本語を勉強し、また勉強したいというのですが、教えてあげてくれますか?」と、頼みを受ける。
「一度どうぞ宿舎に呼んで下さい」と引受けた。
彼女苺を一籠下げて、一人でやって来た。
数日前、公園で写真を撮ってあげた男の子の母親だと言う。なんでも離婚して、親子二人だと言う。30才前後の美人。
それはいい。彼女日本語は全然話せない。
その数日後、今度は別の人を彼が連れて来た。日本に仕事に行きたいのだが、世話してくれないかと言う。
私は断った。この助平爺、幸いまだ小さな親切を受け入れていなかった。
危ない!敵は私を色仕掛けに弱いと見たようだ。狙いは正確!
ゴッドファーザーの虎口を,間一髪逃れる。
嗚呼!遥かなり,日中友好の道
~~~~~~~~~~~~~~~~~
以上、どこから取ってきたのか忘れましたが、紹介しておきます。
本の紹介のようです。