日本企業が韓国企業と組むというのは珍しいかも。
政府は6日の閣議で、国営電力PLNによる容量1万メガワット(MW)の非石油燃料発電計画を加速するために事業者を直接指名することを決定したもようだ。プルノモ・エネギー鉱物資源相はこのほかに、落札業者が決定している19件の発電所との買電契約を早期に締結したいと述べている。
プルノモ・エネ鉱相は、業者の直接指名は既存の規定内にある緊急的措置を適用することが可能との見解を示し、閣議で承認が得られたとした。7日付ジャカルタ・ポストなどが伝えた。
工費を賄える資金を持つ事業者は直接指名の対象になる一方、PLNが資金を提供する場合には入札手続きが必要との見解も示した。閣議では、1万MWの発電所の完工時期を2009~10年とし、PLNが先ごろ公表した2009年までの完工よりも猶予が示された。
非石油燃料発電所は石炭とガスを燃料とし、将来的に8,000万トンの石炭が必要になるとしている。
■早期の買電契約を
プルノモ・エネ鉱相はまた、建設や運営の落札業者が決定している19件の独立電力事業体(IPP)について、早期に買電契約を締結したいとの見解を提示。来月にも調印できることが望ましいとした。
一方、このうち西ジャワ州チレボン石炭発電所(容量600MW)の建設・所有・運営(BOT)入札で先月31日に優先交渉権の獲得を正式に通達された丸紅は、まだ正式に契約する前の段階として、7月の買電契約締結の実現は想定できないとしている。交渉が妥結すれば、同発電所は丸紅がインドネシアで手がける初のIPP事業となる。
丸紅は、韓国中部発電(KOMIPO)、韓国の無煙炭生産会社の山炭、地場トリパトラとともにコンソーシアムを組んで応札。同社の広報担当者によると、先月末に提示価格の1キロワット時当たり4.363米セントが最も低い価格だったとして落札の通知があったという。コンソーシアムでは総工費を600億~700億円、2007年に着工し2010年に完工する見通しを示している。優先交渉権の獲得から正式な契約までには2~3カ月が必要になるとみられている。
早期の買電契約が求められている19件のうち、チレボン以外で容量100MW以上の発電所は、南スラウェシ州のジュネポント発電所(200MW)と南スマトラ州ムルットタンバン(200MW)の2カ所。ジュネポントは大手建設会社ボソワ・グループのボソワ・エネルギーが、ムルットタンバンは国営石炭タンバン・バトゥバラ・ブキット・アサムやPLN子会社のプンバンキタン・ジャワ・バリ(PJB)などの連合が落札しており、2009年までの完工が予定されている。19件のうち、ジャンビ州スングリ発電所のガス燃料以外はすべて石炭燃料となっている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060608-00000005-nna-int
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資料:2006年4月22日のニュースより。
バクリー・アンド・ブラザーズは20日、西ジャワ州チレボンの蒸気発電所(発電容量660メガワット2基、所要投資額14億米ドル)事業化調査を近く終了し、来年初旬に着工する計画を明らかにした。同時に、同州かランプン州を候補地とする鉄鋼~上流統合拠点(年産能力100万トン、同2.5~3億米ドル)の開発調査を6~7月に終え、来年初旬に着工する計画も明らかにしている。
両計画はバクリー・コンストラクション(バンテン州チレゴン工場)がMANタクラフ(豪州)から受注したガントリークレーン(計5基、800万米ドル)2基の出荷式の場で、バクリー・アンド・ブラザーズのボビー社長が明らかにしたもの。地元各紙が伝えた。
同社長は、同発電所計画は96年に政府が中断を決めたが、昨今の電力需要拡大を受けて再開を要請されたと説明。建設は3年~3年4カ月が必要となるが、近く国営電力PLNとの協力交渉を終え、来年初旬の着工を目指すとした。
開発にあたっては、以前からの提携相手である豊田通商と英インターナショナル・パワーとの協業について協議中と述べている。
バクリー・アンド・ブラザーズのユアニタ財務取締役は先月、経済危機を受けて97年に中断した中部ジャワ州タンジュンジャティA発電所(発電容量1,320メガワット、所要投資額14億米ドル)計画の再開に向け、トーメン・パワー、インターナショナル・パワーとの合弁事業体に20%出資する子会社バクリー・パワーの負担額2億2,400万米ドルの調達を模索中と述べていた。
■鉄鋼、下流から中流進出
ボビー社長は、鉄鋼分野では1957年の参入以来、一貫して下流に集中してきたため、原材料の確保については外部に依存せざるを得なかったが、原材料から最終製品の生産までを統合した拠点を開発すれば、効率的な操業と製品の競争力向上が可能になると判断したと説明。共同開発に向け、国内製鉄や外国投資家を誘致する意向を示した。
候補地については、競合の状況等を考慮して決定すると説明。国営製鉄クラカタウ・スチールが南カリマンタン州に上流を志向した新工場建設を計画しているため、バクリーが開発する拠点では中~下流の連関を志向すると述べた。
出荷式典に出席したファミ工業相は、国内鉄鋼業界が抱える根本的な問題の一つは上流から下流までの連関が不十分な点にあるとして、同社の計画に歓迎の意を表明。国産の鋼材はあったとしても価格が高いとして、クラカタウ・スチールによる南カリマンタンの統合拠点開発を通じた価格競争力向上と、安価な中国製品の流入阻止に期待を示した。
工業省のアンサリ金属機械電子繊維産業局長は、国内鉄鋼業の振興策として、鉄鋼石に対する輸出税課税を提案する意向を明らかにしている。
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チレボンには蒸気発電所と石炭発電所の二ヶ所できるということかな。
チレボンは昔から中国人が移り住んでいてインドネシア人になった場所。
ミーゴレンやナシゴレンは中国人が持ち込んでインドネシア化したご飯だ。
焼きソバと焼きメシみたいなものだ。チレボンのジャワ更紗の柄には中国の
影響もあるそうだ。これから近代化していく場所なんだろうなあ。