盗作疑惑]洋画家・和田氏の受賞作、伊画家の作品に酷似
今春の芸術選奨で文部科学大臣賞を受賞した洋画家の和田義彦氏
(66)が、主な受賞理由となった昨年の回顧展「ドラマとポエジーの画家
和田義彦展」で、知人のイタリア人画家、アルベルト・スギ氏の作品に
酷似した絵を複数出品したとして文化庁が調査していることが分かった。
同庁によると、「盗作」を指摘する匿名の投書が4月に社団法人日本
美術家連盟にあり、今月半ばには同庁にも寄せられたことから調査を開始。
和田氏は「1970年代にイタリアに留学して以来、スギ氏とは長い付き合い
で、留学当時は一緒に習作やデッサンをして芸術的な影響も受けたが、
盗作ではない」と説明したという。
また、職員をイタリアに派遣し、スギ氏からも話を聞いたところ、「そういう作
品を作っているとは知らなかった。盗作だ」と話しているという。酷似してい
る作品は、同展のもので数点あり、同展以外のものも含めると十数点に
上るという。
同庁芸術文化課は「絵が似ているのは事実。両者の意見を確認し、どう
見るかの判断を専門家にしてもらったうえで対応したい」と話している。
和田氏は三重県出身、東京芸大大学院を修了。美術団体「国画会」に
所属している。
被害者のアルベルト・スギ氏っていう画家によると、
「和田義彦が、画家だとは知らなかった、自分の絵のファンだと思っていた。
絵を写真に撮ったり、カタログを大量に持って帰ったりしていた…。」
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スギ氏は、日本では無名だからコピーしても、バレないと思ったのだろう。