ついに中国メモリーカードで中国標準を登場させる!
情報産業部が陣頭指揮を執った「モバイルストレージ標準ワーキング
グループ」の成立から2年。ついに中国独自のメモリカード標準が登場
する見込みとなった。
ワーキンググループの中心企業である 普天集団
の陶雄強・副総裁は
2日、中国が独自に開発したメモリカードの正式標準がまもなく発表され
ることを明らかにした。普天集団とこのワーキンググループは、現在重慶で
標準の制定作業を進めており、早ければ2006年下半期(7-12月)にも
発表される見通しだ。
ワーキンググループには、普天集団や 聯想
(レノボ)、 方正集団
(ファウンダー)などの大手IT企業をはじめ、20数社の中国企業が
名を連ねている。陶副総裁は、ワークグループがすでに100以上の
特許を申請していることを明らかにし、申請認可後はグループの構成
企業に開放されるだろうとの見解を示した。
メモリカードの特許は、これまで欧米や日本企業が独占しているため、
メモリカードを生産する中国企業の利益率は約7-8%だとみられている。
今回制定される中国標準には、これまで支払い続けてきた特許使用料
を抑え、コストダウンと国際競争力強化を図ろうとする関係者の高い
期待が寄せられている。(編集担当:堀内躍史)
■関連ニュース
・ 中国のフラッシュメモリ輸出が前年比100%増へ (2005/07/22)
(サーチナ・中国情報局) - 6月5日
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060605-00000004-scn-sci
恐いのは、中国が世界標準を取るようになること。
逆に日本や世界が中国に特許使用料を払うようになると、
もはや安い中国商品との競争力は無いも同然。韓国が
半導体産業を牛耳ったように、中国にこの産業を独占されてしまう。
言い過ぎかしら?