汚職犯は中国に送り返せない。
カナダ連邦裁判所は1日、バンクーバー市内で約7年間の逃亡生活を送っている中国の大物汚職犯、頼昌星氏の本国送還を暫定的に差し止める決定を下した。頼氏は中国の高官多数が連座したアモイ密輸・汚職事件の贈賄側主犯格とされ、中国当局が外交ルートで身柄の引き渡しを求めていた。
カナダ移民当局は、当初5月末の送還を固めていたが、頼氏は中国で不当な処遇を受ける懸念などを理由に、送還差し止めを連邦裁判所に訴えていた。(ワシントン 山本秀也)
(産経新聞) - 6月3日
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