中国がワールドカップのチケット1000枚を放棄。一方では、チケットが買えなくてツアー取り消し。
サッカーワールドカップ(W杯)ドイツ大会の開幕が6月9日に迫ったが、中国サッカー協会は国際サッカー連盟(FIFA)から割り振られた約1000枚のチケット購入権を放棄していたことが明らかになった。瀋陽晩報が伝えた。
瀋陽晩報によると、中国サッカー協会に割り振られたチケットは1240枚だった。ドイツ大会に参加できない国のサッカー協会に割り振られたチケット全体の0.6%に相当する。
ところが中国サッカー協会は、「チケット代が高い」として約1000枚のチケット購入権を放棄したため、FIFAから先週届いたチケットの枚数は290枚だった。中国サッカー協会はドイツ大会の期間中にこれらのチケットを利用して、同協会の謝亜龍・副主席(写真)など関係者からなる視察団を6回送り込む計画だという。(編集担当:菅原大輔)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060531-00000008-scn-cn
サッカー・ワールドカップ(W杯)のドイツ大会への観戦ツアーを企画していた東京都内の旅行会社がチケットを入手できないとの理由で、30日にツアーの中止を決めたことが分かった。航空機代と合わせて1試合当たり約40万円で、1200人以上が申し込んでいたという。会社側から報告を受けた国土交通省は、旅行業法などに抵触する可能性もあるとみて調査を始めた。【永井大介】
W杯をめぐっては、フランス大会や日韓大会でもチケットトラブルが問題化したが、今大会でトラブルが具体的に明らかになるのは初めて。
会社は、千代田区に本社のある「マックスエアサービス」。マ社のホームページによると、「中国国際体育旅游公司から観戦券入手確認の連絡がないため、入手は不可能となった」と説明。そのうえで、「すべてのツアーをキャンセルすることを決定いたしました。深くおわびします」などとしている。また、今後の対応については「鋭意検討いたします」としている。
チケットの購入者によると、マ社では中国側から当初4月にチケットを入手できるとしていたが、その後5月末には入手可能などと説明していたという。マ社から30日に連絡を受けた日本旅行業協会によると、申し込みのあったツアーは1200~1300件に上るという。国土交通省によると、マ社からは、集めた金については全額返済する方向で検討する、との説明を受けたという。
30代の女性会社員は「2試合分で80万円ほど支払った。ホテルは自分で予約しているので滞在費20万円は別だ。会社がどこまで応じてくれるか」と不安気に話した。山形県米沢市の男性会社員(36)は「会社はフランス大会の時の実績があったと聞いていたので信用していた。4月に渡すというチケットが延びていたので、途中でおかしいと思っていた。先週、旅行会社から航空券の都合があると言われて40万円全額支払ったのに」と憤った。
同省旅行振興課は「チケット入手について中国側との契約がどうだったのかなど旅行業法に抵触する可能性もあるので、事情をよく聞きたい」としている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060531-00000058-mai-soci
中国国際体育旅游公司の人はTVの電話インタビューで
「ドイツにチケットを買いに行ったけど、高いから買わなかった。
お金はもう日本の会社に返した。」などと言っている。
事前に8000万円の前金を受け取っておきながら、高いから
買わなかったとは中国の会社らしい言い訳だ。
中国では、こんな風に約束を守らないということは良くあるのだ。
マックスエアーサービスは、中国国際体育旅遊公司を信用しすぎたのだ。
いつまで待ってもチケットが届かず、文句を言うと電話が不通になったので
観戦ツアーを取りやめにしたのだという。
ややこしくなると、電話に出ないというのも、中国らしい。
わたしも中国人には驚かされたことがある。ボランティアで留学生を
助けていた時の話だ。中国と日本の考え方の違いで嫌な思いを
したことがある。中国では、彼のしたことは普通のことなのだろう。
ある中国人留学生に18金のネックレスを買いたいから、安い店を
探して5本購入してくれと頼まれたので、貴金属の卸をしている友人を
持つ友人に頼んで、頼まれたネックレスを5本予約した。
値段とグラム数も話して、本当に買うのか確認もした。
「予約したら絶対買ってくださいね。」と、念を押し、確認を取ったのだが、
その中国人は、その後急にキャンセルしてきた。友人の友人に頼んだ
卸の値段のネックレスだったので、入荷する日にキャンセル
されても、わたしと友人のメンツが立たない。貴金属店の卸をしている友人
との友情にもひびが入る。日本では、そういうドタキャンはできないことに
なっているのだと、優しく説明したら、急に怒り出し、
「中国では品物が目の前に無い時はキャンセルできる!」と言い出した。
日本では予約したらその時点で購入する話が成立するのだと、
さらに優しく説明したら、「わかりました。でも3本しか買えない。」と
言い出した。仕方が無いので、わたしが2本購入することにした。
卸の値段だし、安いからまあいいや。という気持もあった。
商品を中国人の留学生に渡した時、
「本当は、5本かって1本あなたに記念にあげようと思っていたんですよ!」と
憎憎しげに言われた。さすがの優しいわたしもカチンときて、
「日本では、実際にはやらない親切は、そんな風に威張って言わないん
ですよ!」と、ちょっときつめに言って諭(さと)した。
3本しか買わなかったくせによく言うよ。
結局、中国人の留学生は3本分の費用をいかにも、金を払ってやるという
態度で支払い、嫌そうに18金のネックレスを受け取った。もちろん
ありがとうの言葉は無かった。嫌々買うので感謝の気持など無い。
ネックレスは日本の18金のマークが入ったものだった。デザインも
繊細な感じで悪くはなかった。
中国人の留学生は、受け取りの時に、
「親戚に電話したら、中国人は24金が好きだし、今は香港でいい物が
買えるから日本で買うなと言われたんです。」と言った。
わたしは黙っていた。もっと早く調べて注文しろよと思った。
中国人の留学生の言うことをまともに受けて親切をしたのが間違いだった
し、お金は前払いが原則だった。人に物を購入するように頼むなら、
お金を先に渡すのが日本の常識だ。
それで相手が間違って違う物を買ってきたとしても、その危険性を承知で
頼んだのなら我慢しなければならない。
友情を壊す危険を冒してまで、友人を使って物の購入を頼むのは間違いだ。
友達は、使用人ではないのだ。物の購入を頼んだ後で、ドタキャンをして
お金を払わないで済まそうなんて、もってのほかだ。
考えてみればわたしは今までよく同じ失敗をしている。
20代の頃、わたしが買ってきたバッグを見て、
「それいいね。こんど同じ物を買ってきて。」という人の言葉を真に受けて
バッグを買ってきたら、「あ、それ、いらないわ。」と言われたことがある。
R&Bの大御所のコンサートに行くと話しをしていると、自分の分のチケットも
一緒に買ってくれと、バイト先の人に頼まれてチケットを購入すると、
「やっぱり、行けなくなった。ごめん。いらないわ。」と言われたことがある。
20代の頃は、あまり思ったことを直ぐに人に言えなくて損ばかりしていた。
日本人でも、ひどい人間はたくさんいるのだ。
今の強さがあの時、あればなあ。
いろいろ学んでやっと今のわたしになれたんだなあ。
中国人の留学生は日本でも中国の感覚で生きているから、仕方が無いのだ。
わたしが先にお金をもらわなかったのもいけなかった。
そうは言っても、30代になって中国に旅行した時,友人に茶器セットを頼まれた
時も同じようなことになった。茶器セットは、1万円もしたのだが、(お金は前払い)
友人のイメージと外れていたらしく、現物を見た瞬間の彼女の顔の曇り具合を
見て気の毒になってしまい、「私が買い取るわ。」と言ってしまったことがある。
外国に旅行に行く時は、なるべく黙って行く事だ。いらぬ買い物を頼まれて、
商品を探すのが大変だ。そのために時間を使ってしまって、自分が楽しむ
時間が大幅に削られてしまう。友人たちは気軽に頼んでいるのだが、
探す方は真剣だ。律儀なので、バイヤーのようになって、免税店や外国で
いろいろな店を回って探してしまう。
頼まれていない物で、ふと入った外国の店で、友人が喜びそうなお土産を
見つけるのは好き。日本に帰って、本当に喜んでくれるのを見るのも好き。
でも、「また、同じ物を買ってきてね!」と頼まれるのはちょっと嫌かも。
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あんまり人に物の購入を頼まれるなという話でした!
日本の会社にチケットの購入をすると売り込んでおきながら、
「高いから買わなかった。」という中国の会社の行動がすごいので、
中国人留学生の話を思い出してしまいました!