ダイソンの掃除機の特長は排気がきれいなこと。
【ロンドン=蔭山実】空気の回転力を利用して集じんする「ダイソン掃除機」で知られる英企業のダイソンは新商品の開発で新たに科学者や技師ら百人以上の採用に乗り出した。米国や日本でのダイソン掃除機の爆発的な売れ行きに伴う大幅な収益増を人的投資に振り向ける。どんな新商品を開発するのかは謎だが、日本向けの小型掃除機の開発成果を応用し、再び世界を驚かせようという思惑のようだ。
ダイソンの創設者、ジェームズ・ダイソン社長は英紙フィナンシャル・タイムズで、さらなる企業の成長を目指して、掃除機などの家庭用の電気製品にとどまらない分野で新商品を開発していく意向を示した。ただ、どのような分野の商品かは明らかにしていない。
ダイソンは二〇〇〇年以降、製造部門を英国からマレーシアとシンガポールにある三カ所の工場に移した。ダイソン社長は製造コストを引き下げる代わりに経営の中枢と研究開発、サービス部門をコストが高くとも英国にとどめてきたことが近年の成功につながっているとみている。
ダイソンの世界戦略の本拠となっている英南西部ウィルトシャー州の本社には現在、千四百人の従業員が勤務しており、そのうち四百二十人が研究開発にかかわっている。新商品の開発でその数を百人以上増やし、本社従業員数を千五百人規模に拡大させる計画だ。
ダイソン掃除機の人気拡大でダイソンは〇五年の売り上げが四億七千万ポンド(約九百四十億円)と、前年比で18%増となり、税引き前利益は一億三百万ポンド(約二百六億円)と同32%も伸びた。売り上げの八割は英国以外の海外家電市場で、米国の同年の売り上げは同比35%増と、いまや最大の市場となっている。
日本の家電市場でもダイソンは〇五年の売り上げが五千万ポンド(約百億円)を達成した。日本の狭い家屋に合った小型掃除機も開発し、ダイソン社長は〇六年に売り上げ倍増を狙っているという。一方で小型掃除機の開発を新商品に生かす意向のようだ。
ダイソン社長は同紙に、「日本向けの小型掃除機に使っている小型で効率のいいモーターを利用して新たな分野に進出したい」と語った。業界では業務用の商品にも乗り出すとみている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060531-00000011-fsi-bus_all
ダイソンの掃除機の特長は排気がきれいなこと。
音がうるさいとか、重いとか日本のアパートには大きすぎるという
欠点があげられるが、排気は本当にきれいなので日本でも人気がある
掃除機だ。ちょっと高いけど、ダイソンの掃除機はすごくいい。
日本向けに小型で軽くて夜でも掃除ができる掃除機を作るともっと
売れるだろう。
もっとも最近では、団地などでも夜10時でも、掃除機をかけても
平気な人々が増えている。隣近所の迷惑など、あまり気にしないのだ。
洗濯機などは、消音タイプが出ているので夜中でも平気で洗濯が
できるらしい。主婦もパートや正社員になる時代は、静かな家電
商品が売れるはず。仕事から帰ってからしか、できない家事だって
あるからね。消音タイプの掃除機でも、がんがん床に打ちつけたり
家具を乱暴に移動させながら掃除するなら、うるさいのだ。
団地に住む友人の家では必ず夜中の10時に上の階の人が
うるさく掃除機をかけ始める。初めて音を聞いた時は何事が起きたのか
と、びっくりした。「文句を言わないの?」と聞いたら、「角が立つから
我慢した方がマシ。」と言っていた。
子供がいる団地の友達の家では、子供がジャンプするたびに、
「やめなさい!また下の階の人に怒られるでしょう!」なんて言って
止めさせている。狭い家に住むのが普通の日本ではいろいろ大変。
騒音を我慢するのか、文句を言いに行くのかは自由だが、多分、
夜中に激しく掃除機のヘッドを床に打ち付けるような家の人は、
文句を言いに行っても改善してくれることはないだろう。