中国の環境破壊の状況(2001年の古い記事です。) | 日本のお姉さん

中国の環境破壊の状況(2001年の古い記事です。)

中国の環境状態は非常に深刻 環境保護局長

中国共産党中央宣伝部、中央直属機関工作委員会、中央国家機関工作委員会、人民解放軍総政治部、北京市共産党委員会は29日、情勢報告会を共催した。この席で、国家環境保護総局の解振華局長と国家林業局の周生賢局長が、生態環境整備と環境保護に関して報告した。

両局長はこの日、全国の環境や生態系の状態はなお相当深刻な状況にあり、社会に向けて強い警鐘を鳴らす必要があると指摘した。

解局長は「現在、全国の主な汚染物質の排出量はある程度は抑えられたものの、環境が許容できる範囲をはるかに凌いでいる。生態環境の悪化を効果的に食い止めるまでには至っておらず、全国で生態環境破壊が拡大しており、破壊の程度もひどくなっている。地球温暖化など世界的な環境問題も中国にかなりの影響を及ぼしている。今後5年間の環境保護事業では、次の5点に重点を置いて取り組んでいく。

(1)汚染物質の排出総量を抑え、経済構造調整を促し、

環境汚染を減らすよう努力する(

2)環境保護の取り組みを強化し、2005年までに都市部の

汚水集中処理率を45%に引き上げ、重点都市では60%とする

(3)的を絞り、力量に応じた取り組みを進めて、重点地区の環境レベルを

改善する

(4)生態環境の整備と保護に同時進行で取り組み、生態環境の悪化を

食い止める

(5)環境保護分野における政府の行政力を強化し、科学技術を導入し、

市場メカニズムを利用して、環境保護分野への投資を促進する」と述べた。

周局長は「中国が直面する生態環境問題は、なお相当深刻な状態にある。


一つは砂塵被害で、猛烈な砂嵐の発生は1950年代には5回だったが、

1990年代に入って23回と急増した。


二つ目は水土の流失で、全国で毎年1万平方メートルが流失している。


三つ目は旱ばつで、年間の被害面積は1950年代には1億2000万ムー

(1ムーは6.667アール)だったが、1990年代には3億8000万ムーに増えた。


四つ目は水害。


五つ目は野生動植物への影響。


六つ目は森林資源にかかる負担が重くなっていることだ」と述べた。

「人民網日本語版」2001年5月30日

http://www.people.ne.jp/2001/05/30/jp20010530_5997.html

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中国は日本に輸出する割り箸の値段を50%値上げすると

通達してきた。これも環境破壊を食い止めようとする行為の

ひとつか?工業用水の使いすぎが、砂漠化、旱魃、砂塵の

被害などの全てを引き起こしているのではないか?


「地球温暖化など世界的な環境問題も中国にかなりの影響を

及ぼしている。」とあるが、

中国が地球温暖化を促進させているのだが、

その辺の意識は無いようだ。

2001年から5年たった今、中国の環境状態は少しは改善され

たのだろうか?