“中国人がいう 「日本の謝罪」”について。
中国人は「日本人は心の底から謝罪していない」という。
日本人は「総理や天皇が何度も公式謝罪したではないか。ODAも3兆円も
供与したではないか。いいかげんにしてくれ。」という。
中国人がいまだに「日本人は心の底から謝罪していない」と言うのは、
日本人がまだ中国人が心の底で考えているような形の謝罪をしていないから
である。それでは中国人が考える謝罪とはどのようなものか?
その謎を解くためには、中国人が「心の底から謝罪している」と挙げる事例を
見なければならない。
私は3人の事例を紹介する。
私は日本人がこのような形の謝罪をすれば、中国人は「日本人はきちんと
謝罪した」と言うことを保証する。
(1) 汪兆銘の例
汪兆銘は清朝の国費留学生として法政大学に学び、孫文が日本で
活動していた頃、中国同盟会の設立に参画、その機関紙 「民報」の編集を
行うなど日本での生活が長かった。
蒋介石の下で行政院長兼外交部長として第二位の立場にあったが、
「一面抵抗、一面交渉」 の方針を打ち出し、対日交渉の道を探り続けたため
「売国奴」と言われ、1935年、狙撃された。
蒋介石が毛沢東と抗日民族統一戦線を樹立すると、蒋介石と袂を分けた。
南京戦で蒋介石が重慶に逃れると、汪兆銘は1938年、南京国民政府を
樹立し、国家主席となった。
日本政府は、汪兆銘の政権を、唯一の中国を代表する政権として承認した。
だが体内に残った銃弾により症状が悪化し、1944年、名古屋の病院にて
死去した。汪兆銘の遺体は、南京に搬送され、南京市郊外の梅花山に
埋葬された。
夫の墓の将来を案じた夫人は5トンの鉄粉を混ぜたコンクリートにより遺体の
周囲を防護したが、終戦後、中国政府は汪兆銘を漢奸であるとして、その墓を
爆破して遺体を暴き、遺体を引きずり出して暴行を加えた。
現在、墓があった場所には、汪兆銘が後ろ手に縛られ、跪いている像がある。
頭を垂れている先は、孫文の墓 (中山陵) の方向である。
汪兆銘の下で働いた周仏海と陳壁君は奸漢裁判にかけられ牢獄のなかで
死亡した。
陳公博、堵民諠、梅思平、林栢生は奸漢裁判で死刑判決を受け、処刑された。
(2) 秦檜の例
檻のなかで縄に繋がれ、膝を屈服する像として有名なのは、南宋の
宰相であった秦檜とその妻である王妃の像である。
金との和平交渉を主張したため売国奴とされた。兵飛廟のなかで跪いて
いる夫妻の像に、唾をかけるのが今でも習慣になっている。
政権争いが起きたり、王朝が興亡を繰り返すたびに残忍かつ大量の
虐殺が行われてきた中国では、王朝を裏切ったり、王朝に反逆するなど、
王朝の体制を揺るがす行為に対しては、日本人には想像も出来ないほど
重い処罰を与える。
その死体や霊に対しても、恨みや憎しみをぶつけるが如く、繰り返し虐待が
行われている。
先の大戦後、日本に近い立場だった人々を「漢奸」と呼び、漢奸裁判で
処刑した。中国には世界的にも珍しい、国を裏切った者を罰するため、
特別な漢奸刑法が存在していたのである。
(3) ブラント首相の例
中国人が「ドイツは謝罪した」というとき、彼らの念頭にあるのは1970年
12月、ワルシャワのゲットー跡記念碑の前で、跪いて頭を垂れている
ブラント首相の姿である。
謝罪しない日本と謝罪したドイツを比較する材料として、その写真がよく
中国の雑誌や新聞に掲載される。
この3人の例に示されるように日本人の誰かが、北京に向かって、頭を
垂れ、
後ろ手に鎖で縛られて、永遠に跪いている姿があって始めて、
中国人は「本気で謝罪している」 と感じるのである。
そのようなA級戦犯らの銅像を建てるのか、日本の総理大臣が毎日、
国会の庭で北京に向かって跪き頭を垂れるのか(小泉総理も、その次の
総理も、その次も永久的に)、それとも国民の祭日を設けて日本国民全員
が北京に向かって跪き頭を垂れるのか、そのいずれかであろう。
中国大陸の漢民族は、死者の霊に対する恨みや憎しみが世代を超えて
続く民族である。
汪兆銘や秦檜の如く、罪人は遺体であれ魂であれ、永久的に罪を受け続け
なければならないと考える民族である。
だからこそ心から信頼できる血縁で団結するのである。
A級戦犯やBC級戦犯を絞首刑にしたり、総理や天皇が謝罪したり、 ODAを
供与した程度では心から満足しないのである。
最近、日本国内に「いつまで謝罪を続ければ気が済むのか」という声が挙
がっているが、漢民族は「永久に謝罪を求める」民族なのだ。
中国の歴史教科書には「あの惨劇を永遠に忘れてはならない」という記述が
至るところに見られる。
中国歴史教師教学書には南京事件の項目に「この項目は、鮮血したたる
事実をもって日本帝国が行なった中国侵略戦争の残虐性と野蛮性を暴露し
ている。
教師は生徒をして、日本帝国主義に対する深い恨みを心に植えつけるように
しなくてはならない」、また「授業に望むときは教師自身が日本帝国主義を
心より恨み、教えなくてはならない」とある。
(SN生)
(宮崎正弘のコメント)
まことにおっしゃる通りのこと、ついでに言えば、人を食う(カーニバリズム)
習慣が残るので、虐殺の方法があれほど残酷、中国人が
日本にきて犯した福岡一家四人惨殺事件に象徴される幾多の惨劇を
目撃し、多くの日本人が「なぜ中国人はあれほど残虐なのか」と不審に
おもったことも、以上の歴史を踏まえれば分かります。
中国人とあるとき、日本のSM映画の話しになったことがあります。
後ろ手に縛られて歓喜にむせぶ被虐趣味。あれは中国人には理解のそと、
と断言されましたね。中国では後ろ手に縛られると、つぎは処刑を待つ身
ですから。
◎宮崎正弘のホームページ http://www.nippon-nn.net/miyazaki/
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「ドイツ人は謝ったのに、日本人は謝っていない」と、
中国人はよく言うが、どこのドイツ人の話かと思っていたが、
1970年のブラント首相がワルシャワのゲットー跡でこうべを垂れている
姿のことだったのかあ。
ようするに、中国人は、日本の首相に毎年、南京に来てこうべを垂れろと
言っているわけだ。でも、そんなことをしても、彼らは永遠に過去を忘れる
ことをしないし、日本を赦すこともしない。最近でも重慶を旅行中の日本の
若者がいきなり、中国人に日本人かと問われ、そうだと答えたら
大勢で囲んで殴りかかってきたそうだ。周りを囲む中国人も誰一人助ける
こともしなかったのだという。戦争を経験していない、日本の若者にリンチを
加えることを、中国人は正しいと考えているようだ。
若くて無力な日本の旅行者を殴って傷を負わせることで、復讐している
つもりなのだろう。
日本に対して限りない憎しみを生まれてくる子供たちの全てに教え込んで
いる中国政府を甘く見ているのは、危険なことだ。
日本は今まで、日中友好を掲げて、あらゆる努力をしてきたのに、今だに
中国は「行動で表せ。」と、公の場で言う。
今までの、日本の首相の謝罪の言葉や無償ODAと本来のODA、
合計6兆円は何の意味も無かったようだ。
靖国参拝をしなくなったら、今度は天皇の存在にまでケチをつけてくるはず。
中国はようするに、日本を足元にひざまずかせたいだけなのだ。
それも、中国が世界の中心になって政治、経済、化学、宇宙事業、文化、
自然、全ての分野で日本に勝ちたいという願いを持っているからだ。
中国人のこころの中の「自分だけが良ければよしとするわがままな意識」、
つまり、日本人が言うところの中華思想があるから、中国人は日本人をライ
バルと思い、追い抜いて足元にひざまずかせたい相手だと考えているの
だろう。
最近では、中国人は中国が日本を越えたと思って、さかんに「侮日」記事を
インターネットや新聞に載せているようだ。
日本を叩いておけば、中国政府は安泰だと考えているので、日本は丁度
いい中国人のサンドバックだ。日本を叩かせておけば、愚民は政府を批判
しないからだ。日本は、中国に憤慨したり、思いやったりするよりも、中国
政府に翻弄されない日本の政治家を首相にして、これ以上中国に日本の
内政に注文を付けてこないようにしなければならないし、日本の領土を
外国から守らねばならない。
そんな当たり前の事を何一つ、やってこなかった過去を悔いて、方向転換
すればいいのだ。それとも一つ。
中国人のDNAを考えると、いつか日本に復讐しようとたくらんでいると
考えるのは間違っていないと思う。最近の中国の軍備拡大のスピードを
見れば、誰でもわかることだ。異常事態が起こっているのだ。
しっかり、日本は防衛費に金をかけて、東シナ海を守らねばならない。
日本だけでは、守りきれないのは目に見えているので、アメリカとは
しっかり手を組まねばならないし、アメリカの世論を中国ロビーに牛耳られ
ないよう、せいぜい気を付けて日本ロビーに良い働きをさせねばならない。
アメリカも守ってやらねばならないのだ。アメリカの力が衰えると、中国が
アジアでNO.1になるのは、目に見えている。誰も金と軍備を持つ中国に
逆らえないという日が来ないように、日本は今から攻撃的な戦略を練って
富国強兵に取り組む時なのだと思う。本当は、、、。