ミャンマーは人権無視の国
【バンコク=太田誠】ミャンマーを訪問しているガンバリ国連政治局長は
20日、自宅軟禁下にある同国の民主化運動指導者アウン・サン・スー・
チーさんと、ヤンゴンの政府ゲストハウスで約1時間、面会した。
現地外交筋によると、スー・チーさんが外出を許されたのは2003年
9月の軟禁後初めてで、スー・チーさんと外国要人の面会は04年3月
に当時のラザリ国連特使に会って以来。
同国軍事政権は、スー・チーさん解放の国際的な圧力をかわすため、
異例の面会許可という柔軟姿勢を示したと見られる。
ガンバリ局長は同日朝、軍事政権トップのタン・シュエ国家平和発展
評議会議長と、中部の新行政首都「ネピドー」で会談した。局長は、
スー・チーさんとの面会や解放を求めたと見られる。
局長はヤンゴンに戻った直後にスー・チーさんと会った。
(読売新聞) - 5月20日