聖書にみる人間関係を円満にする秘訣 | 日本のお姉さん

聖書にみる人間関係を円満にする秘訣

イエスは弟子達にこう言われました。

「人間関係でのトラブルが起こるのは避けられません。

だが、トラブルを起こさせる者は、いまわしいものです。

この小さい者たちのひとりに、トラブルを与えるようであったら、

そんな者は石臼(いしうす)を首にゆわえつけられて、

海に投げ込まれたほうがましです。

気をつけていなさい。

もし、神さまを信じている兄弟が罪を犯したなら、彼を戒めなさい。

そして悔い改めれば、赦しなさい。

仮に、あなたに対して一日に7度罪を犯しても、

『悔い改めます。』と、言って7度あなたのところに来るなら

赦してやりなさい。」

新訳聖書 ルカの福音書17章1節から4節

注(ここに書いた「人間関係でのトラブル」は聖書では単に

「つまずき」と書かれています。)


人間は生きている限り、人間関係でのトラブルに巻き込まれます。

どんなに愛し合っている夫婦でも、時には意見の食い違いで

しっくりいかなくなることがあります。

「わたしたちは、ケンカをしたことがありません。」と言う夫婦がいますが、

そんな夫婦もよく見てみるとどちらかが折れて、相手に合わせている

からケンカにならないだけで、やはり二人の罪人がひとつの屋根の下に

長い時間一緒に過ごすとなると、トラブルが起きるのは当然です。


わたしたちは、誰かに傷つけられた時、どのような反応をするのでしょう。

いじけて、「あの人はひどい人だ!わたしのことを大切にしていない。」

と、心の中で思ってじっと耐えるのでしょうか?

それとも、「いずれ、自分がしたことがどんなに悪い事か分かって、

あやまりに来るだろう。」と思って待つのでしょうか?

それとも、大げさに騒いで、みんなに相手のした悪いことを言いふらし、

いかに相手がひどい人であるかを宣伝するのでしょうか?


聖書には、ひどいことをされた場合には、相手にそれを言いなさいと

書いてあります。相手が「悪かった。」と思ってあやまれば赦しなさい。

ただし、一日に7回、ひどいことをされても、7度赦しなさいと

書いてあります。夫婦がケンカをした場合、昔の事までもちだして

怒る人がいますが、それは結局、昔犯した相手の罪をまだ赦しては

いないからです。もしも相手に傷を付けられたら、相手にそれを言って

戒め、相手が罪を悔い改めたら罪を赦すようにと聖書には書かれています。


それは、神さまがまず、人間の罪を赦してくださったからです。

神さまのひとり子のイエス・キリストは、人間の罪を赦すために、

父である神さまの右の座から、この地上に来られました。

罪の無い者が十字架にかかって、人類の身代わりに罪の罰を

受けられたのです。

罪の無い神さまのひとり子が、死んで三日目によみがえられたので、

それを信じる者は救われるのです。


神さまはあなたの罪を忘れたわけではありません。見逃してくれた訳でも

ありません。神さまは、ご自分のひとり子にあなたの罪の罰を受けさせ、

その流された血によって、あなたが犯した罪を赦してくださったのです。


だから、あなたも、相手の罪を戒め、相手が悔い改めるなら赦すべきです。

それを一日7回でもしなさいと聖書を通して神さまは言われているのです。


聖書に出てくる数字には意味があります。

7とは「完全」という意味があります。7回だけ赦すと言う意味ではなく、

何度同じ事が繰り返されても、完全に赦しなさいという意味です。

これは、神さまを信じた人々にイエス・キリストが言われた言葉です。