中国寄りの歴史書の改訂版ができた。
ナショナリズムを超えて歴史認識の共有を目指そうと、日中韓3カ国の学者らが作成した歴史書『未来をひらく歴史』が改訂された。改訂箇所は約200カ所に上ったが、小泉純一郎首相の靖国神社参拝を批判する文言も盛り込まれたという。南方都市報などが伝えた。
『未来をひらく歴史』は日中韓3カ国の学者や教師ら約40人が編集会議を重ねて2005年5月に出版した。3カ国で同時発売され、16日付の中国新聞社によると発行部数は中国で11万部超、日本で7万部、韓国で6万部に達している。中国社会科学院・近代史所の栄維木・研究員は「日本の歪曲した右寄りの歴史認識を改めてもらうことが出版の目的の一つだ」とコメントした。
南方都市報によると今回改訂された箇所には、誤字・脱字といった技術的な部分に加えて、「2005年までに小泉首相は靖国神社を5回参拝した。政治家の靖国神社参拝問題が日本とアジア諸国との友好関係を台無しにしている」との文言が含まれた。一方、尖閣列島(中国名:釣魚島)や東シナ海のガス田問題などは言及されなかったとされる。
『未来をひらく歴史』の改訂版は中国での出版に続いて、日本や韓国でも刊行される予定だという。(編集担当:菅原大輔)
(サーチナ・中国情報局) - 5月16日
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060516-00000003-scn-cn
尖閣列島(中国名:釣魚島)や東シナ海のガス田問題などは
言 及 さ れ な か っ た と さ れ る。
なぜ日本の学者は、それを入れずに小泉首相の参拝だけを
改訂版に入れた?