貿易会社の人の話。
中国から大きな会社がぼちぼち撤退の準備を始めているそうだ。
石油の値段がこう上がると、中国から日本に商品を運ぶだけで
費用がえらくかかるので、中国で生産するうまみが少なくなって
きているし、中国で能力のある者を雇おうとしても、人が来ない。
給料の安い工員は農村から出てくるが、寮を作る必要があり、
何かと給料以外の費用がかさむ。熟練工の入れ替わりが激しい。
常に工員が一人前になるまで訓練する必要があるが、やっと仕事に
慣れたと思ったら転職されたり、田舎に帰ったりしてしまう。
大会社は急に撤退はできないので、じわじわと撤退するのだそうだ。
中小企業はまだまだ5年や10年ぐらいは中国にいるようだが、
大会社には、中国のどんな情報が手に入っているのか知らないが
撤退には何か理由があるらしい。
貿易会社の人が自分の感覚で意見を言っているだけなので、
あまり参考にならないと思うが、運賃がかかりすぎるのが大きな
理由なのだと思う。