中国の死刑は8000件
【ロンドン20日共同】国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(本部ロンドン)は20日、世界の死刑囚は推計2万人以上に達し、2005年には日本を含む22カ国で少なくとも2148人の死刑が執行されたとの報告書を発表した。トップは中国の約1770人で、全体の8割以上を占めた。
同団体が死刑囚の数の推計値をまとめたのは初めて。アムネスティのカーン事務総長は「死刑は取り返しのつかない究極の人権否定だ」とし、制度廃止の必要性を強調した。
05年の死刑執行数は中国に次いでイランが94人、サウジアラビア86人、米国60人など。中国は情報公開が不十分で実際はこれをはるかに上回っているとし、約8000人に上るとする専門家の見方も紹介した。
(共同通信) - 4月20日
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060420-00000065-kyodo-int