中国が朝鮮半島に大接近 | 日本のお姉さん

中国が朝鮮半島に大接近

金属大手の中国有色鉱業集団有限公司(有色集団)は13日、吉林昊融有色金属集団有限公司(昊融集団)と北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の金剛総公司との間で、同国において金属鉱山の開発を協力して進めていくことを盛り込んだ協定を結んだ。18日付で国有資産監督管理委員会(国資委)の公式サイトが伝えた。

 北京市で行われた式典には、有色集団の羅涛・総経理、昊融集団の徐広平・董事長、北朝鮮・駐中国大使館の幹部らが出席した。羅・総経理は「3月に訪中した金正日・総書記と胡錦涛・国家主席は両国の経済協力を強化することで一致した。今回の協定締結はそれを具現化するものだ」と挨拶した。

 協定によると有色集団は金剛総公司と合弁会社を設立し、金、銅、モリブデンなどの鉱山開発に当たる。また有色集団と昊融集団は北朝鮮での金鉱開発で協力することも明記された。

 なお05年10月には、金属製品の生産などを手がける中国五鉱集団公司が北朝鮮貿易省との間で、石炭生産を行う合弁会社を設立することを盛り込んだ協定を締結するなど資源・エネルギー面での両国関係は密接になっている。一方、中国が北朝鮮経済に対する影響力を拡大しているとの指摘もある。(編集担当:菅原大輔)

(サーチナ・中国情報局) - 4月18日

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060418-00000012-scn-cn