憲法九条は日本を守ってきたか?
「この印籠が目に入らぬか~!」でお馴染みの水戸黄門のテレビ番組では、水
戸黄門の印籠が出てくれば皆がひれ伏すが、悪人はそれでも襲ってくる。そし
てお決まりの戦闘シーンになるが、とにかく助さん角さんは強いので、善が勝
ち、悪が負けてハッピーエンドで終わる。
日本は戦後60年間、平和憲法と呼ばれる憲法九条を印籠のように振りかざし
て、日本の平和を保ててきたのだろうか。答えは「はい」でもあり「いいえ」
でもある――――。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
子供の頃から、先生に、日本の平和憲法はすばらしい憲法なのだと教えられて
育った。
学校では、日本が戦争で負けて悲惨な様子になった記録映画等を見せられた。
「戦争は嫌だ。平和を守れ。戦争放棄の日本の憲法はすばらしい」という考え
を叩き込まれた。子供ながらに、アジアの国々には申し訳ないことをしたなと
いう思いになった。
すみませんでしたね。日本は戦争に負けたのにこんなに経済が発展してお金
持になっちゃって。アジアの皆さんにも、日本と一緒に経済も発展して、民主
化が進んで、幸せになっていただきたいです。ーーーそんな軽い気分で子供
時代を過ごしたのだった。
大人になっても、日本の周りの国々の様子をあまり気にもせず過ごしていた。
「日中友好?いいんじゃない?」程度のことぐらいしか考えていなかった。
個人的に中国が好きだったし、日中友好が日本の政策だったので、中国の
風光明媚な場所を訪れて、いろんな人に出会って楽しんでいたわたしだが、
(中国語も不便な状態で、よく汽車に乗ったりしたもんだ)どこに行っても
留学生の受け入れを頼まれて閉口したことがある。
年収が600万円以上のおじさまでないと、留学生の保証人にはなれなかった
のでお世話はできなかったが、積極的に保証人になる日本人もいて、偉いな
あと思っていた。保証人になって世話をしても、その世話をした中国人留学
生に殺される人が出る以前のことである。
そのうちに、教科書問題とか、慰安婦問題とか、賠償問題とか、次々に中国や
ら朝鮮半島の国々からおかしな請求が来てうるさくなってきた。アメリカ人ま
で金を払えと日本に訴訟に来た。
ーーーなんでも、捕虜になっていたとき待遇が悪かったとか。
友達に「何で今頃、みんなノコノコ金くれと言いに来るのかな」と聞いたこと
がある。
「さあ。日本が金持ちになったからだろ。戦争に負けた当時はボロボロで払え
なかったから」などと友達は答えていたっけ。
戦争に負けた国民というのは、他の国でも、日本のように周辺国の「謝れシュ
プレヒコール」でいたぶられ続けているのだろうか?ドイツとイタリアは、そ
んなに周辺国から60年間も責められ続けているだろうか????????
┌--------
シュプレヒコール [(ドイツ) Sprechchor]
1)詩の朗読や踊りなどを組み合わせた合唱劇。
また、舞台で一団の人々が一つの台詞(せりふ)を朗誦する表現形式。
2)デモ・集会などで、スローガンを全員で一斉に叫ぶ示威行為。
└--------
戦争で人が苦しむのは当たり前で、お互い様なのではないのか?日本人
だって戦争の「被害者」だったのだ。戦争が始まってしまったら、戦うしかない
ではないか。軍人も民間人も同じように死ぬのだ。
軍人だけでは足らないので「民間人」が徴兵されて兵隊になる。戦争末期には
近所の八百屋さんや魚屋さんのおじさんたちまでかり出されたようだーーー。
ドイツ人は、戦争の責任はヒットラーと側近の責任であり、自分たちは「被害
者」であると、はっきり分けている。だからドイツ人は、ヒットラーの犠牲者
となったユダヤ人には、ヒットラーの代わりに申しわけないと言う。
しかし戦争全体のお詫びはしてしない。彼らも「犠牲者」だからだ。民間人に
は罪は無い。
日本の場合は、歴代の政治家たちが、中国、朝鮮半島に何度も過去の戦争を公
に謝った。日本人は、天皇や軍のトップに全責任を押し付けはしなかった。
それでも当時の中国(国民党)とオランダは、戦後せっせと、アメリカに「級を
つけられた(日本人の)戦犯」を処刑した。
日本軍のトップは、リンチに近い東京裁判で戦犯とされ、実際に処刑されてい
る。その後アメリカも、戦勝国の白人だけで裁いた東京裁判を----リンチだっ
たかもしれないな----と反省したのか、なかったことにしてくれた。戦犯とい
う名前も級も外された。
それなのに、60年たった今も、なお日本人を責めているのが中国、朝鮮半島
の国々だ。
しかも、戦争を経験していない世代にまで、過去の「侵略」の責任を負わせよ
うとして、ドイツやヒットラーの名前を持ち出してくる。これでは、二重に裁
かれていることになる。
「侵略」といっても、当時はどこの国にも、侵略しているという「自覚」は無
かったのだと思う。強い国が弱い国を支配するのが当時の「常識」で、日本は
その「常識」で、白人に「植民地にされるのを恐れた」のだ。
実際に、ロシアが朝鮮族の土地一帯を支配しようと南下してきた。主[ぬし]が
いない土地は誰のものでもないという考えだ。
日本としては、ロシアが日本の近くに来るのは脅威だった。中国が、外国に虫
食いのように食われてあちこちに租界ができているの見て、白人支配が日本に
及ぶことを相当恐れたのだろうと思う。ーーー日本の安全と発展のために中国
は抑えておかねばならない土地という目で見てがんばった結果、今で言う「侵
略」になったのだろう。
当時の日本としては、侵略しているという意識も無かったのでないか?
イギリスやフランスも、中国を侵略しているという気は無く、植民地を作るの
は自国の発展のために当然のことだったから、悪かったとも思っていないだろ
う。ーーー中国も、なぜかイギリスやフランスには文句を言わない。
日本のように中国全土を蹂躙したわけではないからだと、中国軍青年部は感情
的な文体で記事を書く。
中国は、ここ30年、日本から経済的援助を受けながら、国民に反日教育を施
してきた。反日教育の中心が、当時の首都であった南京の「大虐殺」なのであ
るが、戦争だったので、軍隊と一般人の区別がつきにくく、5、6万人の犠牲
者がでたようだ。当時の中国人は10万人だといっていた。今は、30万人に
増えている。
彼らにとっては、1万人でも30万人でも同じなのだそうだ。偉大な大国であ
る中国が、隣の倭奴[わど]に負けたということが許せないことなのだ。
この気持ちは、もう一度戦争をして日本を打ち負かさない限り消えない、中国
人の個人的な怨念だ。中国人は日本を見下しているので、実質的にも日本は中
国よりも下の地位でいなければならない、と中国人は考えている。
日本人としては、そういうわけにはいかない。第二次世界大戦後は、国と国は
上でも下でもなく、対等になったのだ。一般の中国人は、今日何を食べるかだ
けを考えているという。民間人には罪は無い。
戦争は負けると、外国に支配されるのが常識であったが、第二次世界大戦から
は様子が変わってきた。そして、「侵略」という文字を使うことが流行り出し
た。日本人も、喜んでその言葉を使って「侵略」を反省した。
もう一度、繰り返そう。
戦争で人が苦しむのは当たり前のことなのだ。
日本人だって、戦争の「被害者」だったのだ。
日本だって、無差別爆撃や広島・長崎に原爆を落とされ民間人が死んだのだ。
東京大空襲 :死者計約9万人
大阪大空襲 :死者計約9千人
名古屋大空襲:死者計約9千人
神戸大空襲 :死者計約9千人
広島原爆 :死者約14万人 (昭和20年末までの推計)
長崎原爆 :死者約7.4万人(昭和20年末までの推計)
日本政府の過去60年間の態度は、とりあえず、外国が文句を言ってきたら、
「はい、はい、と謝っておこう」という態度で、従軍慰安婦という言葉もいつ
のまにか生まれ、従軍売春婦のことが、強制的に連れ去られた現地の民間人と
いうことになってしまった。
親が売った売春婦や、プロの売春婦たちの収入は、軍人よりも遥かに多くて、
お金が貯まった人は、故郷に帰って家を建てたそうだ。
日本政府は、教科書問題でもうるさい連中の言いなりになっていたーーー。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ノホホンと平和な日々を楽しんでいたわたしだった。北朝鮮が、政府ぐるみで
日本人を拉致した事がボチボチ分かってきた頃、北朝鮮が、テポドンという名
のミサイルを日本列島の上空に飛ばし、太平洋側に落としてきた。
やっと、「周りの国がなんか変だぞ」と思うようになった。
自衛隊は、テポドンが飛ばされたことをアメリカに教えてもらって知ったそう
だ。日本の自衛隊は、ミサイルが飛んできてもよく分からないのだ。びっくり
した。
北朝鮮は、「あれは衛星の実験で失敗しただけだ」といったが、北朝鮮国内で
は「日本野郎をミサイルでやっつけろ!」などという解説をつけて、テポドン
発射の様子をテレビで流していた。
~~~~~~~~~~
北朝鮮の工作船がしょっちゅう日本に入って、麻薬を運んだり、拉致した日本
の人間をマンボンビョン(万景峰)号で運んでいたのに、日本政府は、見逃して
いた。
~~~~~~~~~~
なぜか?憲法第九条の解釈の仕方のせいで、勝手に日本海に入ってくる外国船
を攻撃できなかったからだ。拉致は北朝鮮のトップが決めて、北朝鮮軍がゲー
ム感覚で行っていたことだが日本政府は阻止しなかった。
憲法第九条で縛られていたからだ。北朝鮮を刺激するなという、政府の偉い人
たちの考えがあったからだ。争いは避けるという、憲法第九条の解釈の仕方に
よって、自衛隊は日本の領海に侵入してきた北朝鮮の工作船を攻撃できなかっ
た。
それで、わざとゆる~く追いかけて逃がしてやっていた。
~~~~~~~~~~
竹島が韓国に盗られたのも、わたしは全然知らなかった。
ーーーいつのまにそんな事が起こったの?
~~~~~~~~~~
東シナ海では、いろんな会社がガス田の試掘を日本政府に申し込んだのに、日
本政府は争いを避けるため試掘を許さなかった。
ーーーそういうことがあったなんて全然知らなかった。
~~~~~~~~~~
だから日本が、人間を盗られたり、島や魚やガスを盗られているのは、憲法第
九条で、自分で自分自身を縛っていたからだろう。周りの国を刺激しないとい
う日本の作戦はすべて裏目に働いて、日本は今のところ、全部、外国の言いな
りだ。日本がそっとしておきたい問題でも、外国はそっとしてくれやしない。
日本は前後60年間、平和憲法と呼ばれる憲法第九条を水戸黄門の印籠のよう
に振りかざして、日本の平和は保ててきたのだろうか。
ーーー答えは「いいえ」である。
~~~~~~~~~~
中国人元留学生が、日本の島に上陸したときも腹が立った。あれは中国軍のヤ
ラセだ。中国では一般人は勝手な行動ができない。一般の中国人が、船で島に
勝手に行くなど無理なのだ。デモだって勝手にはできない。
ーーー日本だって、デモは勝手にはできない。
~~~~~~~~~~
最近知ったのだが、昭和23年6月に、当時の中国政権である中国国民党軍の
軍用機が、石垣島の旧日本軍飛行場に強行着陸した事件があったのだそうだ。
もし、沖縄に米軍の駐留がなければ、北方領土や竹島のような状況になってい
たらしい。
~~~~~~~~~~
2年前に、中国の原子力潜水艦が、沖縄県内海域に侵入する事件があったが、
沖縄県は中国に抗議しなかった。沖縄は、米軍基地問題だけ腹が立つようだ。
戦争時の沖縄戦の惨状や、在沖縄米軍基地による被害だけが、沖縄の関心事な
のだ。
台湾が中国軍に占領された場合、沖縄も危険な目に遭うわけだが、そんな未来
は想像もできないらしい。
~~~~~~~~~~
以前、中国が台湾に威嚇射撃をくり返し、沖縄の近くにミサイルが落ちたとき
も、当時の日本の首相は、公海だからいいんだと言ったそうだ。沖縄県も全然
中国に文句を言っていない。
台湾の問題など、沖縄にはどうでもいい問題なのか?お隣の島の事件なのに?
~~~~~~~~~~
中国は東シナ海だけでなく、沖縄近海の海底地形まで、潜水艦や調査船で何度
も日本の領海を侵犯して情報を把握しているそうだ。潜水艦でのオペレーショ
ンは、海底地形と海洋気象を分析しないと作戦行動が取れないのだそうだ。
原子力潜水艦は、沖縄の地形を調査していったのだが、将来、台湾を攻める準
備のための調査だとは、わたしでも分かることだーーー。
知っている中国人曰く、あれはアメリカの情報を収集するために潜水艦が沖縄
周辺に入ったら、アメリカが電波を妨害してきたので、中国軍の潜水艦が迷っ
たのだそうだ。
故障なんかではなく、偵察に入って迷ったそうだ。何が本当かは知らないが、
中国のトップは、中国軍から報告を受けていないから知らないと言っていた。
中国軍と中国共産党は、領土を拡げ、資源を確保する点では常に意見が一致し
ている。
~~~~~~~~~~
沖縄県民の中には、憲法第九条があるから平和だった、と主張する人が多いそ
うだが、日米同盟、在日米軍基地の存在があるから日本の平和が保たれてきた
のではないのか。いくら日本が平和憲法を印籠のように掲げても、中国や朝鮮
半島の国々は、ちっとも 日本に気がねなんかしてくれない。
逆に北朝鮮のトップは、社民党のある女性議員を北朝鮮に呼んで、「憲法第九
条を死守するように」と、命令を与えたそうだ。「この平和憲法が目に入らぬ
か~!」と、日本が外国に掲げていると、ニヤリと笑うのが外国だ。
ーーー印籠が目に入っているから、安心して日本の物が盗れるのだ。
~~~~~~~~~~
平成元年11月にベルリンの壁が崩壊し、東西冷戦が終結した当時、沖縄県議
会は、「平和の配当」として「基地の撤去」を要求した。ところが平成3年に
沖縄近海で中国公船による通航船舶への武力威嚇=海賊行為)が始まった。
被害に遭ったのは11隻。主な発生地点は、沖縄本島西北西六百の海上だった
そうだ。
平成4年には、武力威嚇地点が三百まで接近、被害を受けた船舶が34隻。
平成5年になると、さらに二百まで近づいてきた。
沖縄県議会は、慌てて「東シナ海における船舶への威嚇射撃などに関する意見
書」を満場一致で可決し、外務省・防衛庁・運輸省(当時、海上保安庁)・総務
省などに提出したそうだ。
ーーーこんな話も、わたしは全然知らなかった。
~~~~~~~~~~
東シナ海のガス田も、中国はアレヨアレヨという間にガスの試掘を始め(日本
政府が試掘を許したらしい。----これも知らなかった)どんどんパイプライン
を中国まで引いてしまった。
話し合いで解決しようとする日本政府をあざ笑うかのように、いろいろな理由
で話し合いを遅らせ、やっと話し合いの場が持てたと思うと、日本の領海内で
の共同開発ならOKだという。日本の要求など、全て無視だ。
日本が中間線を主張し、中国が受け容れていないということは、東シナ海全域
が係争海域であるということだ。国連海洋法は、係争海域での開発を禁じてい
るそうだ。つまり、中国は国連海洋法に違反している。もう開発しちゃったの
だ。
ガス田は地中で日本側に大きく広がっていることが日本の調査で確認された。
まともな国なら、その時点で一旦開発を中止し日本側と協議するだろう。中国
は別にまともな国ではないので、日本の言い分など聞こうとしない。
なにしろ中国は一党独裁の国で、60年間、紛争を起こしながら領土を拡大し
てきた国なのだーーー。
中国は1992年に、領海法という法律を勝手に作り、東シナ海は沖縄直前の
沖縄トラフまで全て中国領だと決めている。中国が、日本が主張する中間線を
越えなかったのは、日本が“中国のガス田は一線は越えていない”として中国
に目をつぶるに違いないと見通しているからだ。
ーーーヤフーの中国版のコラムでも、
中国は中間線は越えていない。そもそも沖縄は中国のモノだから、中国はこれ
でも譲歩してやっているので、日本は文句はいえまい、、と書いてあった。
中国は今回、「日本側海域のみでの共同開発」を提案してきた。
そして、「東シナ海を平和の海にしたい」と言った。
軍艦5隻でガス田の周りを循環し、自衛隊の偵察機に向かって何度もミサイル
の照準を合わせてきたのは中国だ。「中国は日本の巡視船に対し、500分間
以上の“警告”を発したとニュースで説明している。2005年から、監視を
強化するため、航空機4機、船舶91隻を配備したとしている」
「平和」という言葉は、中国が使えない言葉だ。これは、「中国のすることに
日本は手を出すな。そうすれば平和の海だ」というメッセージなのだ。
今回の中国の提案は、開発範囲を、中間線の東側、さらに日韓両国が争う日韓
大陸棚、つまり東シナ海の北部まで広げたい、という意味だ。中国は東シナ海
全域に手をのばし、全て中国の海だと宣言しているのだ。
ーーー「次はあそこを狙っていますよ。共同開発に応じなかったら、中国が盗
りにいきますよ」というメッセージなのだ。
それなら共同開発に応じるのか?
どのみち盗られるのなら、共同開発しておこうという人も日本政府にはいるら
しい。中国の92年の宣言によれば、尖閣諸島は中国の領土になるのだからだ
そうだ。
中国は、70年代・80年代に、南シナ海でベトナムやフィリピンを相手に軍
事力で西沙諸島と南沙諸島の実効支配をしてきた実績がある。話し合いに応じ
るそぶりをして、話し合いを長引かせながら強引に実効支配を固めていくとい
うものだ。
同じ手法で日本に向かってきているのだ。
東シナ海でも、日本からこの海と資源と尖閣諸島を力で奪うつもりなのは丸見
えだ。1歩退けば、2歩進む。日本の様子を伺いながら、攻めてこないような
ら3歩進むのだ。3歩進めたら4歩進んでくるのはいうまでもない。
戦争とは、武器を使って人を殺す悲惨なものだが、武器をちらつかせて血を流
さずに土地と資源(ガス・魚・船舶の通り道)を盗るのが、一番賢い戦争だ。
これは、ある意味、土地と資源を日本から奪おうとする中国の戦争で、日本は
60年間ずっと、韓国や北朝鮮に奪われ続けてきたし、この調子ではこれから
中国からも奪われ続けるのである。
中国は沖縄も中国のモノだと言っている。
民間の中国人も、その考えを当然だとしている。土地を増やし資源を確保して
いくのは中国軍の仕事だ。中国軍は今まで60年間ずっと、チベットや東トル
キスタンなどの土地を奪ってきたのだ。南シナ海のガス田も、西沙諸島と南沙
諸島の実効支配もしてきたのだ。中国は現在、日本に対して侵略してきている
し、尖閣諸島のガス田もいただくぞと宣言してきた。
中国の誰かが、日本の首相を、ドイツの友人の名を借りて罵倒した事だけに気
を奪われていてはいけない。奪われてはいけないのは、ガス、魚、船舶の通り
道、尖閣諸島、沖縄、そして独立国としての誇りだ。
中国にリーダーシップを握られたまま、日本は生き残れるのか???????
???????????????????????????????????
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
中国は日本をまともに相手にはしない。それはなぜか?
日本が、あくまでも争いごとを避ける国だと知っているからである。中国の軍
艦が民間船を攻撃しても、自衛隊は、民間船との間に割って入って自爆するこ
とはできても、攻撃はできないのだそうだ。
仮にアメリカの船が、中国の軍艦に攻撃されていても、Uターンして争いから
逃げなければならないのだそうだ。ーーーそれが憲法第九条だ。
そんな憲法第九条によって、日本は守られているのだろうか?
外国には、好きなだけ日本の島や資源を盗ってもよいというお墨付きを与える
許可証に見えているのではないか?ーーーこの状態では、試掘権を与えた日本
の企業にガス田を作らせることは不可能だ。
尖閣諸島及び日本の海域に、自衛隊、海上保安庁が目配りする警備体制の確立
も急がなければならない。
つまり今が、憲法第九条を変えるか、新たな解釈を付け加えない限り、日本は
東シナ海全域を失うだろうという時期にきているのだ。領海を失うということ
は、日本国が国を守れない国だと世界中に知らしめることだ。
アメリカだって、日本が竹島を失おうが、ガス田でガスを吸われようが、アメ
リカには痛くも痒くもない事件なので、日本を助けてはくれない。アメリカに
全面的に頼るのは間違いだ、と日本は知らねばならない。
アメリカもイラクで忙しいし、中国と仲良くするほうが国益だと考えれば、日
本を助ける理由がない。もしアメリカの議会がそう決めるとか、大統領が反日
だったりしたら日本は見捨てられる。
日本は、戦後60年間、平和憲法と呼ばれる憲法第九条を振りかざして日本の
平和を保ててきたのだろうか――――。
「外国が欲しがるものは、実効支配されるなら、すべて差し上げます。日本人
は、平和でありさいすればいいのです」という、間違ったメッセージを送って
きただけなのではないか?
一番怖いのは、日本人自身が、「島ぐらい韓国にくれてやれ、ガスぐらい中国
にくれてやれ。戦争にならないのなら、尖閣諸島でも、沖縄でも何でもくれて
やれ」という精神でいるということだ。
ーーーそういう考え方なら、日本は本当に中国に獲り込まれるだろう。
欧州連合(EU)諸国が、間もなく中国への武器輸出を解禁する。
そうなれば、中国の脅威はもっと高くなるのではないか。沖縄県が、「沖縄戦
の惨状」はどのようだったか、「在沖米軍基地による被害」はどれだけひどい
かを繰り返すだけでは、沖縄を中国から守ることはできない。
実際に、過去の出来事からも、沖縄県は中国から島を守れてはいない。
沖縄県は、アメリカ軍があるから沖縄が狙われるといっている。しかし、アメ
リカ軍がいなければ、戦後すぐに、中国(当時の国民党)に盗られていたのでは
ないのか?
――― 結論:
と、いうわけで憲法第九条は、2005年からは、中国から日本を守れてはい
ない。
――― 対策:
早急に憲法第九条に新たな解釈を加え、守るモノは守る姿勢を打ち出し、中国
になめられないようにすることが大切である。実際に日本側のガスを吸われて
いるので、日本も同じ手段で中国に勝たねばならない。
役に立たなくなった印籠にプラスして、新しい解釈で切り抜けてほしい。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
――― 「日本国憲法」第9条の前書き
「日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を
深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼してわれら
の安全と生存を保持しようと決意した」
中国民衆の気持ちはともかく(反日でも、そうでなくても)、彼らは政治に参加
できない人々なので、民衆に罪は無い。けれど中国共産党と軍は、戦争の用意
ばかりして、平和を愛しているようには見えにくい。
ーーー中国の公正と信義に信頼していていいのか?
中国を信頼して、日本人の安全と生存を保持できるのか?
憲法第九条にしがみついていてはいけないということです。