インドネシアのトラジャ族は日本人の先祖かもね~。
▼ バリ島でのコンピュータ環境はよろしくなく、例えば、ブログの
1ページを開くのに、20分も待つ、という有様だった。
ホテルで事情を聞くと、ジャカルタに無線でとばしているという。
無線であろうがなかろうが、引込み線で入ってくる際に時間がかか
るのかもしれない。
▼ バリ島は悲惨だった。ヌサドゥア地区のホテルが集って、従業員の
半分を自宅待機にした。5月、6月の予約状況が悪いのかもしれな
い。タクシーに乗っても不平が多く、観光開発をしてきたバリ島の
負の部分が際立っている。
▼ サヌールはヨーロッパの人々、しかもリピーターに人気が高い。
爆弾事件もここではない。ホテルも地味系が多い。
鄙びた感じがまたよい。昔ながらのワルンも多い。
ここサヌールに住みついている日本人男性老人が多い。
▼ ニュピ。この日は電気も消え、あらゆる店、交通機関もストップし、
家族だけで24時間を過ごす。地下の悪霊ブタカラに悪さをしない
ようねんごろに愛想を振りまき、これからの一年無事に過ごせるよ
う祈る。翌日は、親戚や友達が互いに訪問し、話を交わす。
▼ 飛行機を止めてまでもかたくなに守り続けるバリ島の正月である。
きっとこのかたくなな態度が逆にバリ島観光を維持させてきたのだ
ろう。
▼ もうひとつ話題。スラウェシ島の山岳民族であるトラジャ族が倭族
の先祖ではないか、という学術調査がある。大修館から出版されて
いる「倭族ートラジャ族」は詳細なフィールドワークを紹介してい
る。稲作農耕を持ち込んだのはトラジャ族ではないか、というもの
である。高床式の家を見ていると、昔の日本建築と同じじゃないか
と思う。弥生人であるかもしれない。
▼ 現在トラジャにはキリスト者が多く、バリ島に移り住んでいるトラ
ジャ出身者はやる気があり、ホテルでもどこでも重宝がられている。
労働への意欲がプロテスタント的な勤労精神をもっている。筆者も
トラジャ出身の女性を1年足らずでマネージャーにしたことがある。
▼ 同じ島のバリ人、特に女性をリーダーにすると、やっかみ、悪口、
が多く、なかなかに難しい。彼女は別の島からきた気楽さもあった
のかもしれないが、上昇志向も強く、頼もしかった。
▼ しばらくしてドイツに行きたいという。ドイツの美容院から来ない
か、と誘われ、給料もいいことだし、帰ってからハクもつくし、と
いうことで、とりあえず、ドイツに行くことを美容院のオーナーに
OKしたらしい。
▼ いよいよドイツに行く段になってきて、ドイツで生活がやりずらか
ったらどうなることだろう、と思ったのか、筆者に、「ドイツを見
てくるので、それでダメだと思ったら、帰ってきてもいいか。また
雇ってくれないか」という。
▼ そんな虫のよい話はないので、「覚悟が足りんぞ。ダメだ。調子が
よすぎるわい」と言って、そのまま彼女は退職となった。しかし言
ってみることも必要である。彼女なら、ドイツでいろいろなことを
学んでくるだろう。そういう未来がわかる女性であった。
▼ 私たち日本人は縄文人と弥生人が混じってしまっている人がほとん
どだと思う。このトラジャ族はさらに遡れば、長江の南部である湿
地帯から来たらしい。高床式にしたのは物を乾かすためである。
▼ トタジャの先の女性とはいわば親戚関係にあたるのかもしれないと
思うと、ますます親近感がわく、というものだ。
本木周一個人ブログ ほぼ毎日更新
http://yaplog.jp/25jikanme
バリ日記2 も掲載中。
1ページを開くのに、20分も待つ、という有様だった。
ホテルで事情を聞くと、ジャカルタに無線でとばしているという。
無線であろうがなかろうが、引込み線で入ってくる際に時間がかか
るのかもしれない。
▼ バリ島は悲惨だった。ヌサドゥア地区のホテルが集って、従業員の
半分を自宅待機にした。5月、6月の予約状況が悪いのかもしれな
い。タクシーに乗っても不平が多く、観光開発をしてきたバリ島の
負の部分が際立っている。
▼ サヌールはヨーロッパの人々、しかもリピーターに人気が高い。
爆弾事件もここではない。ホテルも地味系が多い。
鄙びた感じがまたよい。昔ながらのワルンも多い。
ここサヌールに住みついている日本人男性老人が多い。
▼ ニュピ。この日は電気も消え、あらゆる店、交通機関もストップし、
家族だけで24時間を過ごす。地下の悪霊ブタカラに悪さをしない
ようねんごろに愛想を振りまき、これからの一年無事に過ごせるよ
う祈る。翌日は、親戚や友達が互いに訪問し、話を交わす。
▼ 飛行機を止めてまでもかたくなに守り続けるバリ島の正月である。
きっとこのかたくなな態度が逆にバリ島観光を維持させてきたのだ
ろう。
▼ もうひとつ話題。スラウェシ島の山岳民族であるトラジャ族が倭族
の先祖ではないか、という学術調査がある。大修館から出版されて
いる「倭族ートラジャ族」は詳細なフィールドワークを紹介してい
る。稲作農耕を持ち込んだのはトラジャ族ではないか、というもの
である。高床式の家を見ていると、昔の日本建築と同じじゃないか
と思う。弥生人であるかもしれない。
▼ 現在トラジャにはキリスト者が多く、バリ島に移り住んでいるトラ
ジャ出身者はやる気があり、ホテルでもどこでも重宝がられている。
労働への意欲がプロテスタント的な勤労精神をもっている。筆者も
トラジャ出身の女性を1年足らずでマネージャーにしたことがある。
▼ 同じ島のバリ人、特に女性をリーダーにすると、やっかみ、悪口、
が多く、なかなかに難しい。彼女は別の島からきた気楽さもあった
のかもしれないが、上昇志向も強く、頼もしかった。
▼ しばらくしてドイツに行きたいという。ドイツの美容院から来ない
か、と誘われ、給料もいいことだし、帰ってからハクもつくし、と
いうことで、とりあえず、ドイツに行くことを美容院のオーナーに
OKしたらしい。
▼ いよいよドイツに行く段になってきて、ドイツで生活がやりずらか
ったらどうなることだろう、と思ったのか、筆者に、「ドイツを見
てくるので、それでダメだと思ったら、帰ってきてもいいか。また
雇ってくれないか」という。
▼ そんな虫のよい話はないので、「覚悟が足りんぞ。ダメだ。調子が
よすぎるわい」と言って、そのまま彼女は退職となった。しかし言
ってみることも必要である。彼女なら、ドイツでいろいろなことを
学んでくるだろう。そういう未来がわかる女性であった。
▼ 私たち日本人は縄文人と弥生人が混じってしまっている人がほとん
どだと思う。このトラジャ族はさらに遡れば、長江の南部である湿
地帯から来たらしい。高床式にしたのは物を乾かすためである。
▼ トタジャの先の女性とはいわば親戚関係にあたるのかもしれないと
思うと、ますます親近感がわく、というものだ。
本木周一個人ブログ ほぼ毎日更新
http://yaplog.jp/25jikanme
バリ日記2 も掲載中。