日本に生まれた幸せ | 日本のお姉さん

日本に生まれた幸せ

わたしは、日本という国に生まれた日本人として、今まで


いろんなお得な事があったような気がしている。


結構楽しく過ごしてきたのだ。


外国に行っても、日本人であるというだけで一目置かれたし、


わたし個人は金持ちではないのだけれども、それでも外国に


来られた限りは、飛行機のチケットを購入できるほど金持ちであると


思われた。あるときは、面白いドラマを作れる国の人間として


歓迎された。あるときは、いろんな家電や良い車をつくれる賢い人が


たくさんいる国から来た人として、わたしに好感を持ってくれた。


女の人がひとりでも、働くことができてたまに外国に旅行にいける国は、


間違いなくいい国だ。


そんないい国は、実は世界には多くは無くて、人権が無視されている


国や、同じ人間なのに差別がある国がある。


女性が一人では生きていけない国もたくさんある。


食べるだけで精一杯の貧しい国もある。難民キャンプで生まれ


難民キャンプの中で死ぬ人もいるのだ。戦争や闘争に巻き込まれ


苦しみの中で死ぬ人もいる。そんな人達に比べれば、日本人は


間違いなく日本に生まれたというだけで幸せだ。


日本人は、戦後アメリカの庇護の下で、軍備に金を使う必要が


あまりなく、平和の内に経済の発展に力を入れることが出来た。


戦後の日本は貧しくて、貧乏な学生たちははひもじくて、何でも


あるものを食べたのだそうだ。東京オリンピックが開催された頃から


日本は飛躍的な発展を遂げた。自然はどんどん壊され、公害が


始まった。田んぼからどじょうやタニシが消えていった。


日本企業はは世界に出ていき、得意な商品売り出して成功した。


日本人は、世界の人々にエコノミックアニマルなどと呼ばれるほど、


良く働いたし、オイルショックなども苦労しながら切り抜けてゆき、


働き過ぎで過労死したりする人もでるほど働いた。


眼鏡をかけて、カメラをさげた醜い日本人や、農協のお年寄りが


あちらこちらと、旅行に出かけるようになり、あちこちでハジをかいた。


日本人のバックパッカーが、世界中の国に出没しだした。日本の


有閑マダムたちが、フランスなどに旅行に出かけて、買い物に


走るようになった。普通の専業主婦や、学生たちまで、お金を貯めては


外国で買い物や観光を楽しむようになった。経済に余裕が出てきたのだ。


日本人は、日本を脅かす存在など、世界のどこにもいないという幻想を


抱いていた。日本さえ戦争を放棄するなら、外国は日本を攻めてこない


という甘い考えを学校で教えられ、のほほんとして


お気楽に暮らしてきた。


人権が無視されているアジアの国のことなど、日本とは関係の無い


別の世界のことだった。


隣の中国で、文化大革命という恐ろしい運動が起こり、


大勢の知識人や芸術家が殺されていても、日本人には知らされなかった。


中国の国の中で、何が起こっているのか日本人は関心が無かったし、


マスコミには規制がしかれていたので、中国の悪いニュースは何ひとつ


日本人の耳には入らなかった。


日本人はただ、日本がアジアの国を侵略した悪い国だという認識しか


無かった。ひたすらアジアの国々に申し訳なかったという気持ちを、


心に持っていた。日本がアジアの国々に、経済的な援助をするのは


当然であり、


全てのアジアの国は日本と友好的に経済を発展させていくことを、


喜んでいると勘違いしていたようだ。


日本人は30年間、中国に無償で援助を差出し、同額のODAを


貸し出してきた。日本が中国からもらったものは、中国人民の


友好ではなく、13億人に対する反日教育の結果である


憎しみだった。反日デモという形で、感謝の気持ちのかわりに、


憎しみをもらったのだった。


これからは、日本人は、周りの国の事も視野に入れて


日本の行く末について考え、備えなければならない。


今まで、周りの国の人権や、他国の政治のやり方に関心を


持たなかったツケが、日本に影響を及ぼしてきたからだ。


中国が、急に軍備を拡大させてきたので、日本は恐れている。


民主的では無い国が、考える事といったら、自国の軍をいかに


すばやく強くするか、自国の民をいかに無知のままに


押さえつけておけるかというような事ばかりだ。


外国に対しても軍の力をちらつかせて、強引に自国の利益を


得ようとするばかりで、外交とは軍による脅しとワイロで


相手国を丸め込む、アメとムチの使い分けだ。


中国は、これまでずっと、チベットや東トルキスタンやモンゴルなどの


外国の国々を軍の力で無理やり併合させてきた。


また、台湾に対しても軍を使って、毎年のように脅しをかけている。


日本も民主的になる過程には、軍で他国に攻め入る事はいっさい


無かったが、国内で人権を無視するような動きも過去にはあった。


日本だって、一足飛びに良い国になったわけではない。


共産党勢力を探し出し拷問したりする赤狩りや、物事を知りすぎた


政治家が、いつのまにか変な死に方をしたり、自殺したりして


消えていったりしたこともある。


学生たちが権力に異常に逆らって先生方を吊るし上げたり


赤軍派が飛行機の乗っ取りなどのテロを行ったり、


公害問題で人が奇形になって死んだりや、国鉄の組合の


問題などで、人が拷問を受けて死ぬような血なまぐさい事件


も起きた。怪しい宗教が増えて、宗教家たちが邪魔な弁護士を


密かに殺したり、地下鉄でサリンをまいてテロを起こしたり、


いろいろな問題を味わってきた。


日本人1億人が浮ついたバブルの時期を経験して、株の崩壊や、


銀行の不良債権の問題や、企業が多数破産してリストラされる者が


続出するなどの試練をのり越えて、やっと日本が成熟した社会に


なろうとして来た矢先に、今まで日本に何かと内政干渉をしてきた


中国を始めとする近隣の国々が、


過去の日本と同じ人権問題を抱えている事に気が付いたのだった。


それらの国々は、日本のこれまでの援助に対して、いっさい


感謝をすることなく、ひたすら自国民に日本を憎ませる教育を


施してきた。日本は30年間、それを批判することなく無視してきた。


中国を始めとする近隣諸国の反日教育は芽を出し、成長し、


花を開き、実を結んだ。その実は、日本には苦い実であった。


今までの日本の努力や金銭による援助活動は、反日教育の前では


無力であったとわかったのだ。彼らは日本が30年間行ってきた


経済的な援助のことなど、全くしらされていないのだ。


今、私たちが日本から見ている近隣諸国の反日運動は


今まで、日本政府がそれらの国の政府がする反民主的な事柄を


軽視し、それらの国の政治家達が自国民を洗脳するのを、


なすがままにしてきた怠慢の結果だ。


日本の周りの国々は、昔から人権無視の国だったのだ。


日本がアジアの民主化に心を配らなかった結果、今、


それらの国の毒のある矢が日本に向けられてきたことに、


過去の日本政府は今の日本に対して責任がある。


そして今の日本政府は、直ちに中国を始めとする近隣諸国に


対する無駄な行いの全てを早急に見直し、改革し、


アジアの民主化に関心を持って、それらの国の政治家達に


もっと強く、人権無視の罪を指摘し改善を図るよう勧めていかねば


日本がこれからもっと、ひどい被害を被ることになる。


今、日本人が持っている人間が人間として大切にされるという幸せを、


中国を始めとする近隣諸国に伝えて、民主化を促していかねば、


日本がこれからもそれらの国の政治家達から非人道的、かつ


非民主的な扱いを受けるようになるのである。

(たとえば、公の場で日本の首相がバカ呼ばわりされるような


扱いをされるわけだ。民主的でない国の政治家は、他国に対しても


失礼な言葉を使い、失礼な行いをする。自国民に対してすらも、


まともな対応が出来ておらず、宗教家や思想犯を拷問して


平気で殺しているような国の政治家たちなので、他国の首相や


政治家に対しても、人間として礼節を欠いた扱いをしても当然だと、


心から思っているわけだ。中国を始めとする近隣諸国が考え方を


正してくれない限り、日本の国の安全は保証されない。)