台湾の国民党の子孫(外省人)は15%だけ。 | 日本のお姉さん

台湾の国民党の子孫(外省人)は15%だけ。

台湾の人々の約8割は、16-19世紀に福建省などから移住してきた

農民の子孫、残りの約15%は国民党とともに大陸全土から台湾に

移住してきた人々(外省人)で、これらの合計(人口の98%)は漢民族

であり、人種的、言語的に「中国人」と同じである
だが、台湾は日清戦争で1895年に日本に割譲されて以来、

1945-49年に政
権の主体が日本から国民党に切り替わった時代を経て現在に

至るまで、中国大陸とは全く異なる歴史を経験している。

その間に台湾人は中国人とは異なる「国民性」を持
つようになっている、という考え方は最近10数年高まっている。

しかし実際に台湾が中国からの独立を宣言してしまうことは、

中国からの侵略を招きかねないので、台湾人は独立宣言したくても

手も足も出ない状態である。

一方、アメリカは最近、台湾に対して「独立するな」と圧力をかける

傾向が強くなっている。

1980年代後半から強まり続けている台湾の独立傾向に対し、

アメリカは従来は静観の姿勢をとってきたが、昨年あたりから

しだいに独立傾向を阻止するようになった。


日本政府は「台湾は中国の固有の領土である」とする主張に対して、

「尊重する」としているが、「承認」はしていない。つまり、正式に中国の

領土として認めているわけではない。

しかし、台湾の人の国籍を強制的に「中国」とすることは、台湾人への
侮辱であり人権侵害だと思う(私の外国人登録証の国籍欄は

「中国」と書かれております。)

2008年の北京オリンピックなどを経て、2015年ぐらいになると、

世界における中国の大国としての地位が確立するだろう、それだけ

台湾の独立は難しくなり、欧米諸国から台湾への「独立を捨てよ」と

いう圧力も強くなると予想される。

だから我々はさらに強固な台湾アイデンティティーの確立と、

中国の恫喝に対する毅然とした決意を育てなければならぬ。

中国から完全に離れきった台湾という国の誕生はいつになったら

実現できるだろう?

http://www.ritsumei.ac.jp/~so020057/politics.html