ある不法滞在の中国人の話 | 日本のお姉さん

ある不法滞在の中国人の話

彼は、20代後半になって日本に留学生として入り、


そのまま不法滞在者となり、アルバイトをしながら


好きな勉強を独学で続けている中国人だった。


頭がいい人で、自分でパソコンを作るのが趣味だった。


お金ができればパソコンの本や、部品を買って、


自分でプログラムもできる才能がある人だったのだが、


どうも性格的に幼いところがあり、しょっちゅう日本の


悪い人に騙されてタダ働きさせられていた。


どこかの電気工事屋さんにアルバイトとして雇われ、


「この仕事が終われば、まとめて金を払う。」などと言われ、


一生懸命仕事をするのだが、その仕事が終わったら、


その雇い主がお金をくれず、「入管に言うぞ!」と、脅されて


追い払われていた。


不法滞在をしているので、警察にも訴えることができず、


今までに80万円ぐらい、バイト代をごまかされていると


怒っていた。それで、日本人の友人が、一緒に文句を言いに


行ってあげようか?と言うと、「もういいです。」と答える。


中国人を安く雇い、バイト代もまともに払わない日本人(東京の人)が


いるというのはびっくりだが、「入管に言うぞ!」と言えば


それ以上、中国人が文句を言ってこないと知って言っているのが


何ともエゲツナイ。(関西弁:あまりにも酷い仕打ちだの意味。)


それでも、彼はいろいろなバイトで60万円ほど貯めて、中国に


帰る事ができた。10年間もいたのに、たったそれだけなのは、


パソコンの部品や専門書を買っていたからだろう。


わたしと友達はできるだけ、いろいろ助けてあげたのだが、


過去に悪い日本人に騙された話になると、興奮して1時間ぐらい


立て続けにしゃべって離してくれないので、ちょっと困った人だった。


不法滞在者は、悪い日本人に騙されても警察に行かない。


日本の片隅で、犯罪にあって悔しい思いをしている不法滞在の


外国人が結構いるのかもしれないと思う。


自業自得と言われればお終いだが、


社会の底辺の人を助けるボランテイアも必要だ。


ボランティア自身も、学生や主婦の集まりだったりして


お金があるわけではない。わたしと友達もそれぞれ


できる事をして、彼が上手く自分の進む道を


選んで行けるよう、少しでも快適に日本で暮らせるよう


助けてあげたつもりなのだが、不法滞在を助けたい訳ではない。


もうすぐ40歳になろうという彼を中国の両親が心配して、


中国に帰れと盛んに手紙をよこすようになり、彼も納得して


中国に帰ると言い出した時は、わたしも友達も


正直ほっとしたものだ。


彼は自分で入国管理局に出向き、自費で帰りの切符を買い


日本で働いて貯めた残りのお金を持って、帰国した。


彼が悪い中国人の仲間になって、犯罪に走らなかったのは


偉かったと思う。不法滞在者がお金に困り、仲間とグルになって


犯罪を犯す誘惑は常にあると思う。


中国人が犯罪を犯すと、中国は、「日本が悪い。」と言う


コメントを新聞に載せる。中国は、「日本人は、中国人を


犯罪者にしない取り組みが出来ていない。」とか、


「犯罪の被害者になるのは、日本人が悪い。」と言うが、


中国人にすると、その考え方は当たり前なのだ。


中国では、法律はあっても無いようなものだし、中国では泥棒に


入られても、そんな隙を与える方が悪いと思われるのがオチだ。


ヨーロッパでも、スペインでは、ちょっとバイクを道に不用意に置くと、


直ぐ盗られるそうで、スペイン人の友達は日本にいる時に、


道に止めてあるピカピカのバイクを見るたびに


「スペインだったら、こんないいバイクを道に置いてたら、


5分後には無くなってるわ。」と、よく言っていたものだ。


日本は、今までは安全で治安が良く守られていて、


国民が善良なので、外国のように頻繁に犯罪は起らなかった。



今では、そんな神話はくずれてしまった。


ショーウィンドの宝石や時計の展示物は夜間は奥に


引っ込められるようになった。


悪い意味で、日本も国際的にならなければならないのだ。


中国人が犯罪を犯す率が高いのは、事実なので、


日本人ものほほんとして日本で暮らしていてはいけないと


いうことだ。日本人も教育の乱れからか、今まで無かった


ような残虐な事件が多発してきている。


中国では警官の殉職も最近多くなっているそうだ。


中国でも最近の中国人は凶暴性を増してきている。



お金さえあれば、幸せになれると信じ、簡単に人の金を


奪えばよいと考える人間や、自分より弱い女性や幼児を


狙って、日ごろの鬱憤(うっぷん)を晴らすような事件が


日本人の中にも多くなったような気がする。


大人が子供をしっかり教育できていないということである。


外国人に関しては、彼らの国は日本のように安全な国ではなく、


犯罪が日常化している国から来ていると


考えるべきだ。安全な日本が、世界の中ではめずらしいのだと


考えねばならない。


留学生や、旅行客にビザを与える時に、過去に犯罪歴が無い


人物かどうか、パスポートが本物かどうかしっかりチェックする


取り組みを日本政府は、アメリカ並みに整えた方がいいだろう。


中国人に限らず、日本になじめない外国人が


ストレスを溜め込まないように、地域の住民は「思いやり」を持って、


「みんなで決めた事だから。」などと言って、日本人と同じ行動を


強要しないようにするなど、ゆるい基準で見守ってあげることも


必要だろう。


しかし、自分の怒りを罪もない子供たちに向けて、包丁で


メッタ突きにして殺す人や、


一家を襲って、手錠をはめて生きたまま海に投げ込んで


殺すような人々には、精神が弱い人だろうが、貧乏で金が


欲しかったとか、仲間の中国人が恐くて逆らえなかったなど、


どんな理由があったとしても同情などいらない。


彼らは正真正銘の犯罪者なのだ。


日本人ができる事は、犯罪者を日本に入れないこと。


不法滞在者を出さないこと。


テロリストや犯罪者にならないように監視すること。(ソフトに、上手に。)


ようするに、日本人が警戒心を持って自衛するしかないのだ。


日本が国際的な国になるとは、そういうことも


含まれていると思う。


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中国の警察官昨年414人殉職
治安悪化、人手も不足
 【北京=白石徹】中国公安省は二十三日の記者会見で、
昨年中に殉職した警官が四百十四人に上り、約四千百人が
重軽傷を負ったと発表した。中国では犯罪の凶悪化により、
容疑者らが武器を所持するケースが多く、多数の犠牲者を
出す一因になっている。

 公安省によると殉職者の内訳は、事件現場の最前線で働く
交番詰めの警官が百七人、交通警官が五十六人、
刑事が四十四人、治安警官が四十三人など。
一九九〇年から十六年間の殉職者は合計で六千八百十九人に上り、
年平均で四百二十六人が死亡している。

 中国では昨年、刑事事件が約四百六十四万件、治安事件が
約六百三十万件発生。
事件は凶悪化し、警官が容疑者を逮捕する際に反撃に遭い、
拳銃や手投げ弾、ナイフなどの武器で殺傷されるケースが増えている。

 公安省は、先進各国では人口一万人当たり三十五人の警官が
配備されているが、中国には十二人しかおらず、ブラジルやインドよりも
比率が低いと説明。
警察力の不足と激務が、心身の健康にも重大な影響を与えていると指摘した。
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余談:中国では全ての外国人は監視されています。
    (それとなく、ソフトに。)まあ、共産国では、常識です。
    だから、「日本人は多発する外国人の犯罪に自衛して
    外国人を監視しないといけないのではないか?」と、自分で
    書いていて、苦笑してしまいました。
    外国人の犯罪の6割は中国人だって記事をごく最近どこかで
    読んだことがあります。そこに韓国人を足すと、9割になるって
    書いてありました。(ソースはコピーしなかったので、
    記憶だけなので、信じなくても結構です。)
    中国人が全員犯罪者なのではないとは、日本人全員が
    知っています。でも、外国人の犯罪者の中では、中国人が
    ダントツに多いというのも事実です。日本に住む中国人留学生が
    多いから、犯罪者も多くなるということもあるかもしれません。
    信用されない原因を作ったのは、一部の中国人です。  
    今のところ、日本にいる中国人を監視する人など、誰も
    いません。中国の新聞報道を読むと、中国人を日本が
    ちゃんと世話しないから犯罪を犯すのだから日本が
    悪いのだと言いたげです。
    犯罪を未然に防ぐため、中国人を助けるボランティアは
    必要だと思いますが、蛇頭を敵にまわす覚悟がいるかも
    しれません。お金に困った中国人を助けるためには、現金も
    必要でしょうがどこからそんなお金が出てくるのでしょう。
    ボランティア団体自体が腐敗していく可能性もあるだろうし、、、。