半数がデビットカードを不正に収得しギャンブルや刺青代に
【ワシントン=気仙英郎】昨年夏のハリケーン「カトリーナ」の復興資金として連邦緊急事態管理庁(FEMA)が支出した八百五十億ドル(約九兆九千七百億円)のうち、数百万ドル相当が詐欺の被害や無計画な支出で無駄遣いされていたことが、米会計検査院(GAO)が十三日にまとめた報告書で明らかになった。カトリーナへの対応に関する米下院の調査報告書が十五日に発表されるが、米政府の早期対応の遅れだけでなく、復興資金の活用の面でも課題が浮き彫りになった。
調査は、これまでに使われた八百五十億ドルの復興資金の流れを調べた。報告書によれば、被害者救済のために一家族あたり二千ドル分のデビットカードが提供されたが、受け取った一万一千人中、約五千人が二重にカードを不正取得していた。
また、このカードが本来の目的である家の修繕や生活費に使われるのではなく、ギャンブルや娯楽、四百五十ドルかかる入れ墨、千三百ドルする拳銃、千百ドルのダイヤモンドの結婚指輪の購入に利用された例があった。米司法省は、不正に救援資金を取得した二百十二人をすでに告発し、すでに四十人が有罪の判決を受けたことを明らかにした。
また、FEMAが、ハリケーンによる洪水被災者のために八億五千七百八十万ドル(約一千億円)をかけて用意した二万四千九百六十七戸のトレーラーハウスと四千万ドル(約四十六億八千万円)をかけた千二百九十五戸分のプレハブ住宅のうち、計一万七百七十七戸が使用されないまま放置されていることも明らかになった。
一方、国は、家を失った被災者のためにホテルでの宿泊費を提供していたが、中には一泊四百八十三ドルのニューヨーク市内のホテルやフロリダ州パナマ市の一泊三百七十五ドルのコンドミニアムに宿泊していた被災者の例もあった。ホテルの宿泊費提供については、FEMAは、被災者がアパートや政府提供のプレハブ住宅などへの転居を前提に中止することが決まった。
カトリーナへの政府の対応をめぐっては、米下院特別委員会が、ブッシュ大統領やFEMAを統括する国土安全保障省のチャートフ長官らの「判断ミスが対応のおくれにつながった」とする報告をまとめ、十五日に公表する。チャートフ長官は十三日の記者会見で、こうした批判に対して、「テロ対策同様、自然災害についても十分な目配りをしている」と反論した上で、千五百人の職員を新たに採用することなどによってFEMAの体制を強化する方針を明らかにした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060215-00000011-san-int
一万人の内、半数の五千人が、デビットカードを二重に
手に入れているし、ギャンブルや刺青代に使った者もいるなんて、
アメリカもいいかげんな人々が多いようだ。
トレーラーハウスとプレハブ住宅合計2万6千戸のうち、1万戸以上
使用されていないなんて、ずいぶんと贅沢な被災者たちだ。
被災者に対する対応が遅れたと騒いでいるけど、遅れたのは
本当かもしれないけど、○人だから遅れたのではないのかもしれない。
それより○人だから、デビットカードを二重取りする不正がこんなに
多いのかもしれないなと思った。テレビで恐い顔して、アメリカ政府に
対して怒りを表明していたが、ちょっとこれからは○人に同情しにくい
気分になった。貧しい人たちだからといって、不正が許されるわけ
ではない。
(ニューヨークの高級ホテルに泊まったり、高級コンドミニアムに
泊まったり、贅沢しすぎだ。)