風刺画問題で教会が襲われるという謎
[ラゴス 18日 ロイター] ナイジェリア北部で18日、イスラム教預言者ムハンマドの風刺画に対するイスラム教徒の抗議デモが暴動に発展、11カ所のキリスト教会が放火されるなどして、16人が死亡した。
風刺画をめぐっては、世界各地で抗議活動が相次いでいるが、これだけ多数の死者が出たのは初めて。1億4000万人の国民がキリスト教徒とイスラム教徒にほぼ二分されるナイジェリアでは、風刺画問題をめぐる初の暴動となった。
地元警察によると、暴動が起きたのは、同国北東部のボルノ州と北部カツィナ州。ボルノ州では教会が放火され15人が死亡。カツィナ州でも同様の暴動で1人が死亡した。
警察はボルノ州の州都マイドゥーグリで115人を逮捕、カツィナ州でも105人を逮捕した。
(ロイター) - 2月19日