アメリカ人やヨーロッパ人に日本人がかなわない所
アメリカ人やヨーロッパ人は、博愛精神がある。
身体障害者や、弱者に優しい。
企業や個人は、儲けるばかりではない。寄付金もする。
寄付金を払えば税金が安くなるのだが、
儲かれば地域に還元することが、当たり前になっていて
すがすがしい。
いいところは見習って法律を整備してほしい。
形からでもいいから、マネするべきだ。
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昔、米国の友人に、「米国は競争社会で貧富の差が激しいけれど、それでよい
のですか」と尋ねたことがあります。彼は、「それでよい。ただし、公正
(フェアー)であること。
必要があれば、強者が弱者を助けることが前提だ」と言っていました。
その言葉は印象的で、今でも、そのときの彼の表情を覚えています。
彼が言いたかったことは、インチキやごまかしで勝ち組になることはフェアー
ではない。どのような形であれ、フェアーに努力をしたものが、相応のメリットを
受けるのは当然だということでしょう。
それともう一つ、強者になったら、社会に対して相応の負担を行うということだ
と思います。米国で、難病などで困っている人に多額の寄付が集まったりする
のは、そうした考え方が行き渡っているからかもしれません。
信州大学経済学部教授:真壁昭夫