ヒットラー | 日本のお姉さん

ヒットラー

ヒットラーの最後の12日間を、ヒットラーの秘書の証言を元に


映画にしたDVDを観た。


あくまでも、ドイツ人から見たヒットラーが描かれていた。


彼のまわりを囲む秘書たち、将校たち、妻となる女性は、


ヒットラーを崇拝し、愛し、ドイツの救世主として慕い、


今の日本人では考えられないような事を語り、実行する。


戦時中の日本人の言動も、彼らと似たようなものだったはずだ。


戦争を始めた頃のドイツは、ドイツの国の復興のために、


こころを合わせ、国を愛する想いで胸を高鳴らせ、


世界を征服するべく、外国に乗り出していったのだろうと思う。


戦争が負ける側の大将は、本当に悲惨なものだ。


ヒットラーも戦争に負けた国の大将として、妻となった女性と共に


自殺をした。亡骸は、骨も残らぬように、ガソリンで燃やされた。


戦争に負けた側は、永遠にのろいの言葉を背中に投げかけられる。


どのような理由も戦争に負けた後では、ただの言い訳になってしまう。


ヒットラーの罪は、唯物論者として、進化論を信じ、ドイツ民族の


優位性を信じ、それをそのまま実践して、ユダヤ民族の


抹殺を図ったことだ。


弱肉強食の考えをそのまま推し進めた結果が、あの戦争であった。


第二次世界大戦の死者は5000万人。その内ユダヤ人の死者は


600万人。戦争の傷跡は癒えても、死者は戻らない。


ドイツは第一次世界大戦で負けたあと、多額の賠償金を


科せられた。そのため全てのドイツ人は、長年苦しみぬいた。


ヒットラーは、苦しめられたドイツ人を救う救世主のような存在だった。


戦争を始めたときは、ドイツ人は、間違いを犯しているとは思って


いなかったに違いない。今は、ヒットラーが一つの民族を大量に


虐殺したことを人類に対する罪として深く悔い、二度と同じ過ちを


犯さない事をこころに誓っているのだと思う。


このような映画を作れる国はすばらしい。


中国の資金で、南京の大虐殺事件を大げさにでっちあげる


映画を作るハリウッドとは、大きな違いがあると思う。


中国の言いなりになって、史実とは違う映画を作らないように


日本政府も大いに注文をつけるべきだし、でっちあげの映画には


大いに抗議するべきだ。そして、本当はどうであったのか、


調べが付いている範囲で、国費でもいいから


南京の事件について世界に真実を告げる映画を作ってはどうか。


なぜ日本がアメリカとの戦争に入っていったのか、


世界の人は知らないと思う。日本人ですら知らない人も


いるのかもしれない。日本人の目から見た懺悔的な映画を


作って世界に公開してはどうか。中国が喜びそうな映画ではなく、


史実にそった日本の戦争映画を「ヒットラー」を参考にして


作ってはどうか。その方が靖国参拝をして、不戦を誓う日本人の


気持ちも視覚から外国の人に伝わりやすいのではないか。