中国脅威論 | 日本のお姉さん

中国脅威論

ーーー中国は軍備を急激に拡大させつつある。

中国の軍事力は、東シナ海でのガス吸い出しに執着する態度、

偵察機や軍艦による威嚇などで脅威を感じさせる。

ーーー中国が、計画性もモラルもない状態で経済を急発展させたため、

いろんな社会問題が吹き出しているのも事実だ。

中国が、このまま「世界の産業廃棄物の掃溜め化」、または

「人権無視の無法地帯」となって社会が不安定化し、崩壊するのも

同じぐらい脅威に感じる。

日本は、どのような理由でも、中国が戦争を仕掛けてくると困るし、

中国が潰れてもらっても困る。


日本の経済は、すでに中国の経済に深く関わっているからだ。

だから中国が、日本は軍国化していると騒ぐのは、自分達の

考えていることの投影に怯えているのであって、2chやブログなど、

日本のいろいろなネットの意見を重要視して中国の新聞に紹介するのは

オーバーリアクションである。


ーーーかえって中国側のほうが「日本の主要都市に原爆を落とせ!」と、

書き込みの内容もイラストも、ホームページの名前も過激である。

そんな風に日本を罵倒し、鬱憤をはらしている中国人であるが、

日本のネット住人たちと同様、自国の政治には何の影響力も持たない。

ただ、日本人は選挙で政治家を選べるので、選挙時には人々の関心を

政治に向けさせ、選挙に出向かせるために少しは影響があるかもしれない。

ーーーどのみちその程度だ。

中国は、日本で「人権擁護法」ができれば「中国の益にならない発言を

繰り返している人や新聞を弾圧できる」と考えおり、この法案の成立に

興味深々である。

法律があっても、それとは別に人権擁護委員会が実力を持って、

独自に人を裁くことができるようになると、日本人は何も発言できなくなる。

日本にいても共産圏のように、言論の不自由な国に簡単になってしまう。

おかしな法を作らないよう、頭をシャープに保ってほしいものだ。

また中国は、有名な宗教団体を抱え込んで、日本のメディアを実効支配

することも企んでいる。

ーーー中国のメディア抱えこみ作戦は、台湾でも実行されている。

メディアを外国に支配されると、国民をいいように洗脳されるので、

気を付けなければならない。 中国のネット住人は、政府には何も意見を

言えない、無力な一般人だ。仮に、勇気あるネット住人が意見を書いても、

中国政府は、ネット警察なる機関で、

政府に不利な書き込みを瞬時に削除してしまう――――。

サッカーの試合などや、デモで観られたような、日本に対しての

狂ったような憎しみの感情の発露は、そのままいつでも中国政府に向きを

変えることができるパワーなのだ。

どのような形であれ、民族主義の高まりこそ中国政府にとって

脅威であるはずだ。ーーー反日運動は諸刃の剣。

未来志向で現実的になってほしい。


中国人民が不安にかられて社会が不安定になると、国が崩壊する。

彼らを不安にさせないように、報道を規制して事実を見えなくするのではなく、

中国政府が官僚や軍の不正や、事件や事故や疾病や、

災害や公害などの問題を、真剣に対処している態度を実際に国民に

見せていかねばならない。


● 中国は核をもち、軍事的な意味で宇宙開発をし、

――保険をかけないのは軍事目的があるからで、保険会社にいろいろ

調べられるとまずいかららしい― ―

ロシアから最新兵器を購入し、毎年軍事費を2倍に増やしながら軍備を

整えている中国は、誰が見てもアジアの脅威となっている。

中国が、日本が軍国主義化していると騒ぐのは、自国が急激に軍国化する

ことを「糊塗」するためである。

中国軍は、何度も何度も日本や台湾の領海を侵犯しては、情報を集めている。

中国が、潜水艦や調査船や民間機に擬せた偵察機を飛ばして日本を探るのは、

戦争の準備でなくて何のためだというのだ? 

少なくとも台湾や日本にとっては、中国が脅威であるのは間違いない。

日本が諸外国にそれを訴えても、アジアの問題など、ヨーロッパなどには

関心が薄い事柄だろう。アメリカもイラクで手がいっぱいだし、

イランが核を持つ事のほうが脅威である。イスラム原理主義の国が核を

持つのは確かに脅威だからーーー。


● 中国に水、電気、ガス、石油などが足りなくなり、日系の工場にま

わってくるモノが滞るとしたら、それも大問題だ。中国で生産している物が、

日本に来なくなったり、外国に輸出できなくなったら、日本の企業にとっても

致命的だし、中国も日本も、儲けが減ってお互いのためにならない。

ーーー中国で公害が発生すると、日本海が汚れ、中国の空が汚れると、

日本に酸性雨が降る――――。


もう、日本と中国は、運命共同体に近い存在であり、中国はこれからも

外資が入ってこないことには、雇用が促進されず、大学を卒業しても

就職できずに、ニートになってしまう若者が増えるし、土地を奪われた

農民たちが都会に出てきているので、彼らのための雇用も考えなければ

ならないとしたら、いたずらに中国国民を煽って、

日本を憎ませるのは得策ではない。


もしも、日本と中国が、協力しないで戦争でもするなら、お互いに

共倒れしてしまうだろう。

中国は、自尊心が高く、メンツを気にする国だ。が、日本の助けがなければ

、中国はいつまでも貧しく、官僚だけが毎年増えるという閉鎖的な国のまま

であっただろう。

また、国内で、自国民同士で殺し合ったという嫌な思い出も抱え、

第二次世界戦争後も侵略戦争ばかりして領土を拡大してきた好戦的な国である。

その自らの暗い過去の全てを、日本を責め立てることで忘れたいのかもしれない。


また中国共産党は、旧日本軍という「敵」を国民に与え、国民の不満や怒りが

共産党に向かないようにしている。

それは、中国共産党の自信のなさを現してもいる。全国の反日教育施設の、

増設につぐ増設がそれを物語っている。 旧日本軍は、中国人がいつでも

どこでも叩ける「サンドバック」なのである。


日本の政治家は、こんなふうに洗脳された中国人の感情に動かされる必要はない。

共産党に洗脳された中国人たちは、コントロール可能な中国人である。

ーーー共産党にとって脅威なのは、自ら中国政府の間違いを調べて、

外国政府を動かし、中国政府に要求をつきつける勢力だろう。

今のところ、死をも恐れぬ宗教家しかそんな勢力はいない――――。

間違いを指摘されても、中国政府が直さなければ国際社会に批判される。


一昔前はともかく、今は、世界の常識に従うポーズが必要だ。

海賊版CDやDVDの取り締りも、事前に捜査日を教えながらも、

取り組みを始めたが、まだまだ未熟な部分がたくさんある国。

自尊心が高いのは分かるが、もう少し謙虚になってもいいのではないか。


中国が、自尊心を満足させる時は、日本を抜いた時なのだろう。

いつか、近い将来に、中国が経済的に日本を抜き、日本をも凌ぐ文化力を得たとき、

日本に対する彼らの感覚はどのように変化するのだろう。

その時こそ、中国は日本にとって脅威となるわけだが、その時に、

日本がジタバタしても遅い。


今からその日に備えて、需要・供給関係を超える関係の促進を進めて

おかなければならない。


留学生受け入れなどで、日本文化の紹介や、日本語の教育はもちろん、

日本の政治の仕組みや、自由主義社会の仕組みを実際に目にしてもらい、

環境保護の取り組み方や、資源のムダ使いをカットする市民レベルの

取り組みなどを実際に経験してもらい、中国では学べない正しい歴史認識を

学習してもらいたい。


戦後日本が、中国に尽したいろいろな援助を、一般中国人に知ってもらうよう

折にふれてアピールするなど、中国人が日本に対して良いイメージを持つように

、政府間で、民間レベルのNGOで、また、生活者としての市民レベルで、

交流を続けていく。


中国政府には、感情的になりやすい中国人をことさらに刺激する報道だけではなく、

日本の宗教観や、戦後日本が中国に対してしてきた援助や平和への努力の過去も

報道してもらいたいと思う。

中国は、日本を自国の足の下に置きたがるクセをやめ、お互いに独立国として尊重し、

内政干渉をやめるべき。


中国の悪いクセを、日本政府ははっきり中国に指摘するべき。

いままでのように遠慮して、何から何まで中国の言いなりになる外交は中国のため

にもならない。

尊大で押しつけがましい態度は、他国に対しても無意識のうちに現れるだろうし、

アジアの安定と平和は、アジアの経済発展には欠かせない。

ーーー戦争や内紛に明け暮れる国が発展できたためしはないーーー。

また、日本と中国は、共にアメリカの国債を毎年購入する国であり、どちらも

外貨準備高、一位と二位の国となっている。日本は戦争に負けた国として、

アメリカの干渉を強く受ける国でもある。


中国も、アメリカの機嫌を損ねては、いくらアフリカを仲間に引き込むことに

成功しても、アメリカが大国である以上、アメリカの意向に逆らうのはやはり

不利なことが多いのである。


正直、日本も中国も、アメリカにリードしてもらわねば国内の問題も処理できない

という政治に弱い国である。

このままアメリカに干渉され続けるのもどうかと思うのであるが、

中国が、台湾や朝鮮半島に触手を伸ばそうとしている間は、日本は安心して眠れない。

中国が軍備を近代化させ、毎年倍増させて日本を刺激すればするほど、

日本はアメリカに依存し、日本の政治はアメリカの繁栄をサポートする仕組みだ。


実際に、日本がアメリカの国債を買うのを止めるとアメリカは困るので、

日本と中国が適当にいがみ合って、日本がアメリカに依存する状態がアメリカには

「ラッキー」なこと。


隣同士の国が、仲が良いという歴史はあまりないので、お互い憎み合っているのが

正しい状態なのかもしれない。

とりあえず平和が保たれている今日の状態を長続きさせるのが、

日中の政治家の努めだ。


お互い分かり合える部分は少なくても、せめて、共に繁栄する道を歩み続ける努力が

必要だ。日本としても、中国が滅びないように最大限の努力をするだろうと

中国は知っている。


日本を中国の足の下に置きたいという感情だけで、政府間の交流を拒否するのは

幼稚に過ぎる。が、そんな幼稚な態度をとっても、大したことは起こらないと

知っているからそんな事ができるのだ。

ーーーつまり、 ちょっとぐらい口ゲンカしても離婚はされない、と踏んでケンカしている

夫婦ぐらいに、中国と日本は仲がいいというわけなのだ。


実際に中国が日本を超えた時、中国は日本のようにお人好しの国ではないという

ことを踏まえて、日本は今から努力を怠らず、中国人に日本を宣伝し、自らの魅力を

キープしなければならない。

定年後に、用無し呼ばわりにされていきなり離婚されるかもしれない、おそれがある人

ぐらいには、中国を脅威に思って努力するのが正しい。