中国が国連にいる?
その勝者は今、安全保障理事会の常任理事国として、拒否権という特権を
持っている。ーーアメリカ・イギリス・ソ連・フランス・中国の五ヶ国である。
日本・ドイツ・イタリアという枢軸国と戦った連合国が勝者だったが、中国と
フランスは勝者でもない。第二次大戦で実際に戦ったのは、アメリカとイギリ
スとソ連だった。
だから、枢軸国への要求や、戦後への構想を決める最重要な会議では、当時
の中国政権である中華民国は除外された。テヘラン会議やヤルタ会談は
三大国の首脳だけで行われた。
ところが、1943年11月のテヘラン会議で、米国のルーズベルト大統領が
中国を連合国の主要メンバーにすることを主張した。ルーズベルト大統領は、
戦後のアジアで中国を親米の強力な存在とし、ソ連の覇権や日本の再興を
抑えるのに役立つ、と計算していた。
ーーーこれに、イギリスとソ連は激しく反対したそうだ。
チャーチル首相は「中国の真の重要性をとてつもなく拡大する異様な格上げ」
と批判し、スターリン首相も、中国の戦争貢献の少なさを指摘し、さらに激し
く反対した。
だが、ルーズベルト大統領は、ソ連への軍事援助の削減までをほのめかして、
反対を抑えた。
フランスは、最初から話にも登らなかった。だが、チャーチル首相がドゴール
将軍下のフランスに資格を与えることを主張した。(米英軍のフランス奪回後
臨時政府を成立させたのがドゴール将軍だったからだ)
フランスも中国も、勝者では無かったが、イギリスとアメリカの都合で勝者の
列に参加することになった。
ソ連は崩壊して、ロシアとなった。中国を代表した中華民国は、1969年の
中華人民共和国の加盟と台湾の追放を求めるアルバニア決議案が、1971年
に採択されて国連を追われ、(アメリカと日本が反対したらしいが、多数決で
可決された)席は中華人民共和国に変わった。つまり、
厳密にいえば、勝者として残っているのはアメリカとイギリスだけなのだ。
http://waratte.hp.infoseek.co.jp/kokuren_saikou/02_05.html
―― 2006年に、中国に何を望む?
中華人民共和国は、朝鮮戦争以後は国連中心の国際秩序に批判的な立場
をとり、1969年の中ソ国境紛争を境にアメリカに接近しだす。
しかし、
2005年には、中ソは仲良く合同軍事演習をし、台湾と日本を威嚇。
ーーー内陸部で行った軍事演習には、台湾と日本だけを呼ばなかった。
中国はアメリカとも仲良くし、靖国参拝を止めない日本の首相をアメリカなど
のマスコミを使うなどしてコントロールしようと決定。日本政府は無視して、
野党とは交流し、経済では熱く仲良くし続けることを決定。高校生などの留学
生の交換も進める予定。
東シナ海のガスは日本との会合予定を無視して吸い続ける。ーーー時間が
中国の味方をする。そして時間がたてば、台湾も日本も、中国と経済的に
離れられない関係となり、中国はますます発展する。軍備も着々と近代化
する。(ロシアやイスラエルから購入できる)
ミサイルは日本の主要都市に向けられている。核も持っている。ロケット事業
は順調。若い普通の女の子も宇宙に飛び出すようになるかもしれない。
日本の沖縄や小笠原水域は、時々潜水艦や調査船で侵犯して調査ずみ。
アフリカは、もうほとんど援助金で取り込んだ。
こんなに中国が豊かになったのはなぜか? どこからお金が沸いてくるのか?
中国が日本をうまく利用したからだろう――――。
核やロケットや軍艦で脅されながらも、経済の発展を助けたり、ODA以外に
も多額の援助金を送り、中国で多くの会社や工場を操業させ、中国と共に
利益を得ている日本は、眠れる竜を熾した張本人だ――――。
中国の民主化は遅々として進まないが、都市部の中国人は明らかに豊かに
なった。
働けば働くほど、給料が入ってくる。能力があれば、企業を興して、何億でも
稼げる。
夢のような時代が中国に到来したのだ。貧富の差が世界一拡大している国だ。
公害問題も特出している。
中国という竜に、日本は飲まれてしまうのか? 仲良く世界を駆けるようにな
れるのか? 嫌でもお互いにうまく生きていかねばならない関係なので、中国
にも努力してほしい。日本にばかり努力を強要し、内政干渉を繰り返し、日本
領事館員に女を与えて、脅して自殺に追いやったり、どうもフェアではない。
外交とはヤッタりヤラレたりするものなのかもしれないが、中国も、たまには
妥協点を見つける外交をしてほしいものだ。
2006年は中国もオリンピックが間近に迫る年。公害問題や、貧乏人の救済
や、官僚の汚職問題は、時間が経てば経つほどひどくなっている。
ーーー時間が味方してくれない問題も山積しているのだ――――。
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日本も先進国では5番目に貧富の格差が広がっている
極貧国だというメールがきた。
日本も時間が味方しちゃくれない問題が山積みなんだよ。