金が南宋と和解したら、
金が南宋と和解した時、宋軍の秦檜(しんかい)を南宋に
帰らせた。彼は宰相となって、金と「紹興(しょうこう)の和議」を
成立させた。金も南宋も、みんなが平和を望んだのだ。
秦檜(しんかい)は、主戦派の岳飛(がくひ)を獄死させた。
中国杭州には岳飛(がくひ)廟があって、岳飛の石像が立っている
が、その前に座らされた形の奏檜(しんかい)夫婦の像があって、
くさりでしばられている。中国人はその夫婦像につばをかけたり、
頭を叩いたりしているそうだ。
女真族(満族)は今でも中国人ではなく、北の蛮族で、秦檜(しんかい)
夫婦は裏切り者になるので、憎いらしい。
中国の「史記」には、楚(そ)の国の王様の墓をあばいて、死体に
300回のムチ打ちの刑を行った呉(ご)の偉い人の話が載っている。
死体にムチ打つのは中国人がよくやることで、死んでもずっと
生きているかのように憎む習慣がある。
だから、日本人が戦争で死んだ人間は全員同じ身分の「死者」だと、
思っているのとは大違い。
中国人にしたら、中国に来た日本人は墓から出して、ムチ打ち
したいぐらいなのに、
首相が拝むので、とんでもない奴だと感じるらしい。
中国は中国の死体にムチ打つ文化だし、日本は違う文化なので、
よその国の宗教心にまで口を出すのは内政干渉だ。
でも共産党はあくまでも、「許さん!」ということにすると決定した。
中国人の性格上、永遠にうらむ気なので恐い。
過去、中国は日本を何度も攻めたが、それは忘れたらしい。