しつように賠償を求める中国について | 日本のお姉さん

しつように賠償を求める中国について

あるブログのコメントがあまりにもすばらしいので、抜粋。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


過去の戦争行為に対して、国家はどのように反省を示せば

いいのでしょうか。「金で解決できると思ったら大間違い」ですよね。

しかし、いくらがんばっても過去に戻って過去を取り消す事が

現実として出来ない以上、国家は反省をカタチで示すしか

ありません。

一番理解を得やすい反省は、政治の形態を改め、

賠償の意思を示し、戦争を放棄し、他国の復興を支援する

ことだと思います。


日本が帝国主義を放棄し、敗戦国として条約を締結し、半世紀以上に

渡り戦争を行わず、経済支援・技術支援・金融支援をたゆまず

実施してきた事は事実として残っております。


賠償についてもう一つ一般的な定義を補足するなら、

「既に存在していたにも関わらず破壊された損失に対する回復」です。

回復が上限として存在し、未来永劫無条件・上限なしに何かを

提供しつづけるのは賠償とはいいません。


その上で周辺国と友好を深めるにはどうするべきでしょうか。
ここで初めて「相手の真意を慮る」ことが必要になると思います。

相手の真意を汲まない友好など成り立たないと思います。
改めて、この話を中国一国に限定して考えて見ます。
時系列でまとめましょう。
国交正常化宣言において、「戦争賠償の請求を放棄する」

「過去の不正常な状態を終結する」と相互に宣言しました。


中国の資本主義開放路線を支援し、金融支援・技術支援・

インフラ整備の支援を実施し、ODAでも多額の資金を

投入しました。


経済支援の中で「ウチが出した金はどんな風に使われ

ているのですか?」と質問しました。当初の申し合わせ通りに

計画が進んでいなかったためです。

返答は「内政にガタガタ口出すな」でした。


使い道も教えてもらえない金は出せない、と日本が言うと、

今まで取り立てて問題にもしてこなかった「靖国参拝」を

「軍国化への布石であり戦争の反省がまるでなっていない。」と

批判を始め戦争責任を改めて追及しはじめてきました。
そして現在に至っております。


中国の真意は純粋な謝罪の要求でしょうか。

終戦直後から謝罪の度合いが全く足りないと思っていたの

ならば何故国家の公式見解として国交の正常化宣言を

出したのでしょうか。


確かに戦争は、これだけ反省したからもう充分、というものでは

ありません。

日本はこれからも戦争をしない国家を堅持しつづける責務を

負うでしょう。

国際社会に支援もしていくでしょう。その原点に戦争への反省が

ある以上、金をばら撒いて踏ん反り返るような国にならないよう、

皆で気をつけましょう。


でも、その姿勢を貫くことと隣人に「あんたの態度はおかしい」と

発言する事はひとつも矛盾しません。


自分の出した宣言を忘れ大戦の責任を言い立てる、

言論の自由を訴えた学生を世界が見守るなか戦車で轢殺する、

その行為を批判されると「内政干渉だ」と世界に不快感を表明し、

同じ政府が日本の靖国参拝につき内政干渉をする。


その態度は、おかしいよ。と発言する事は何ら恥じるものでは

ないと思います。