日本は国連の常任理事国に入れば核を持つか持たないかについて | 日本のお姉さん

日本は国連の常任理事国に入れば核を持つか持たないかについて

あるブログから抜粋。

コメンターたちがすばらしいコメントを残しているので、

ここに記録させてもらいます。

そのブログ主は「日本が常任理事国になったら核を持つから

反対。」と主張する人です。


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Aさんのコメント。

核拡散防止条約という国際条約が存在します。

1970年に発行され、日本は1976年に批准しているものです。

この条約に従う限り、1968年時点での核非保有国である

日本国は、核兵器の製造、取得を行うことができません。

仮に常任理事国となっても、「核を持つ」という事態には

なりえません。常任理事国と核保有は別問題です。

また常任理事国ですが、常任理事国を新たに追加する

際に「拒否権を持たない常任理事国」という案も

国際議論の中の1つに入っております。

もっとも、これは1つの案ですので拒否権付きの常任理事国と

いう案もあるわけですが、これらを含めて現在議論が行われ

ている最中であるということを補足させていただきます。


Bさんのコメント。

国連の常任理事国になることの権益と核についてですが、

常任理事国になったからからと言って核を保有するという事は

ありえません。「常任理事国である」それだけでどれほどの

影響力があるか分からないということはありませんよね?

せっかく常任理事国になれたというのに、条約を無視し、核を

保有し各国から非難を浴びることに何の利益がありますか?

恫喝するためですか?それこそ世界から非難を浴び日本は

滅びるだけです。(資源が少ない日本への最も楽で有効な

制裁は一切の貿易を断ち切るだけというのは周知の事実です)

そんなリスクを犯してまで核を保有するとは思えません。

かつ、今の日本はPKO作業部の議長を務めるなど世界平和の

ための貢献に密接に関わっています。

そのような観点からも日本が核を保有することはありえず、

常任理事国入りした場合は、世界平和にさらに貢献することに

なると考えます。
賛成している国(インド・ブラジル・フランス・モロッコ等)もある

ので、日本の常任理事国入りは日本の将来のために目指す

べき事です。常任理事国入りしたと仮定した際、日本のその後の

展望は今よりも明らかに開けたものであるでしょうし、特に

日本が払う国連分担金の持つ意味は、今よりも大きいでしょう。


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http://nippon.zaidan.info/seikabutsu/2003/01297/contents/258.htm


国連改革が話題になった去年の記事ですので、多少古いですが、この中に

>小泉純一郎首相の演説(9月21日)を受けて、日本の常任理事国入りを

支持したのはフランス、英国など45カ国に達し、昨年(13カ国)に比べて

3倍以上に増えた。東南アジア、中央アジア諸国の支持が目立ち

とあるので、アジア諸外国からは日本の常任理事国入りは支持されている

ようです。