中国とASEAN間では緊密化が進んでいる
シンガポールでは自国がもともと保有しない技術を利用し
一定の貢献をしたと認められた場合、法人税を最長
10年間減額する「パイオニア優遇制度」を施行している。
特に電子、バイオテクノロジー、医薬、素材産業に力を
入れており、04年の対中集積回路(IC)輸出が2.4倍増と
急増するなど成果を上げている。
ICでは隣国、マレーシアも同年の対中輸出が1.5倍増と
なっており、“軽薄短小”型のハイテク企業の誘致で中国に
一歩リードを取った形になっている。
流通面でも年内に中国・ベトナム間の高速道開通の目途が
立つなど、既に便数や取扱数量が急増している航空、海運の
ほか陸運でも中国・ASEAN間では緊密化が急ピッチで進ん
でいる。進出先で中国が最も多い日系各社にとっては、どの
部品をどこで製造するのが最も合理的か、日本・中国を軸に
ASEAN各国の制度も視野に入れた部品融通や販売網の
構築が日本・アジア市場開拓での新たなテーマともなりそうだ。
NNAニュースより。右にあるブックマークのNNAを見てね。→