逆転の日本史3「言霊(ことだま)の思想にみる敗戦の理由」
「逆転の日本史3」 を読んだ。日本には昔から独特の考え方があって、
それが障害となって戦争を阻止できなかったのではないかという著者の
考え方にびっくり!ありえる!
言霊(ことだま)という考え方は、現代に生きる日本人も無意識に
持っている考え方だ。
口にすれば実現するという無意識下の変わった思想だ。
口にするだけなら、ただの意見であるのに、口にすれば不吉だとか、
実現するという考え方があるので、戦争が起こりそうなときに誰も阻止
できなかったんじゃないか、という意見なのだ。
「そんな事をしたら、帰りに交通事故で死にますよ。」と、誰かがあなたに
言ったとしよう。実際には、ただの言葉なのにあなたは嫌な気分になり、
そんなことを言う人まで嫌いになってしまいます。
本当はあなたは酔っ払っていて、まっすぐ立てないのに。
それでも、酔っ払っていないと思って、自転車に乗って
家に帰ろうとしているのに。
「アメリカなんかと戦争したら、日本は負けますよ。」
当時、こんなことを言ったら日本を愛していない人だと思われ
非国民とののしられ、憲兵にしょっぴかれたのではないか。
不吉なことを言うと、それが正しい意見でも、口にしたら本当に
なるという日本の不思議な考え方に日本は負けたのでは
ないか。面白い意見でした。すごくありえると思いました。
今度、戦争にならないためにはバンバンみんなが意見を
言わないといけないね。
日本政府にだけではなく、外国政府や外国人にもバンバ
ン意見を言える日本人になっておこうよ!