アメリカが中国に民主化を促す理由
アメリカは、今、自国をイスラムのテロリストから守るためだけに
全力を尽くしたいはずだ。
自然災害の後始末が迅速に行えなかったのも、イラクに軍隊を
送っている事の影響もあったようだ。
イラクには、パキスタンから核兵器の作り方を教えてもらって
いるという疑惑が以前からもたれていた。
大量破壊兵器を持っていると思われ、アメリカに攻められたの
だが、実際にはそれらは見つからなかった。
ーーーそれでも、始めてしまった戦争は直ぐには止められない。
中国は、北朝鮮にも、パキスタンにも核兵器の作り方を教えた
張本人である。
アメリカは、それを知っていながら黙っている。アメリカが北朝鮮
の核を気にするのは、北朝鮮がアラブのテロリストに核を売り
かねない国だからだ。
だが、アメリカは北朝鮮を攻撃しない。北朝鮮が崩壊すると、
難民がどっと、韓国、中国、日本になだれ込み、大変な事態に
なるからだ。アメリカも日本のことを考えているのだ――――。
ーーーアメリカの国債を買っている日本や中国は大切に
しないといけない。
中国は北朝鮮の核問題をまとめて、北朝鮮に核を放棄させる
責任がある。
ーーー核の作り方を北朝鮮に教えたのは中国なのだから・・・。
中国がイスラムのテロ防止のためにアメリカと協力するのは、
東トルキスタン問題で、中国もテロを警戒しているので利害は
一致する。
東トルキスタンでは中国は核実験をくり返し、放射能によって、
75万人の東トルキスタン人が死んだ。また、
ーーー子供が増えないよう、強制的に赤ちゃん850万人を
中絶させた。
また、中国政府によって50万人の東トルキスタンの人々が
虐殺された――。
この犠牲者数は、イラク戦争による市民の犠牲者よりはるか
に多い。
このように非人道的な仕打ちを、中国は普段から絶え間なく
行っているため、東トルキスタンの住民は、中国政府を
嫌っている。
中国は、パキスタンなどの、イスラムの国に核の作り方を
教えながら、自国の宗教者に対しては非常に厳しく、
ちょっとした事で逮捕し迫害する国である。
共産主義とは、唯物論を土台としたイデオロギー(思い込み)
であり、神を信じる事とは対峙する「ひとつの宗教」に
近いものだ――――。
共産国が宗教者を迫害するのは、政府の教えるプロパガンダ
を信じず、もっと上の存在、すなわち「神」を信じる者だからだ。
共産国は、人の自由な精神でさえも政府がコントロールして
いなければ満足できない――――。
中国の宗教者の受難は、アメリカにとっては気になる出来事
である。
中国がもっと民主的になることが、アメリカの望みだ――――。
宗教者たちに対する態度で、中国の民主化が全く進んでいない
ことがみて取れる。
中国が、宗教者に対して行っている迫害は、自由主義社会の
人間には理解しがたい事ばかりだ。
中国国民は極端な個人主義で、ひと口で言えば、ワガママだ。
政府のコントロール無しには、中国は直ぐに無法地帯になるの
で、中国政府は「共産党無しに民主主義はありえない」という
発言をしている――――。
民主化しているように見せかけるために、中国も努力をしている
が、実際は宗教者に対する迫害は近年激しさを増してきている。
ブッシュ大統領が、中国のプロテスタント教会の前で記念写真を
撮ったのは中国とアメリカの「民主化を推めるという約束」を
交わすパーフォーマンスなのだ。
ーーーこれから中国が、宗教者に対する迫害を止めるかどうか、
世界が注目するべきだ。
中国が、中国人を抑圧するかぎり、中国人の官僚たちの汚職と、
海国外逃走は止まらない。
官僚たちが金を集めるだけ集めて国外に逃げ出すのは、やはり
何か、中国を嫌う理由があるからだ。
アメリカはまた、中国の軍国主義の暴走を抑えることが、世界の
平和を保つために必要な事だと考えていると思う。
アフリカにも進出がめざましい中国は、パキスタンや北朝鮮以外に、
アフリカの国にも原爆の作り方を教えこむ可能性がある――――。
アフリカの国々は、中国から安い戦車や軍事用トラックを購入して
いる。
各国の、中国が開発した原油施設は、中国軍が警備にあたって
いる。
資源開発は中国軍の仕事だからだ。ーーー中国は、各国に港の
整備を申し入れ中国軍が原油を運び易い体勢を整えている。
それは、いつでも、中国軍の軍事基地として使用可能であると
いうことである。
中国の、なりふりかまわぬ油田確保の動きや、海底調査船や
潜水艦による台湾や日本の小笠原付近の侵犯や、軍備の
拡大など、懸念される事項は多いとしても、中国はまだまだ
アメリカに対しては友好的であり、牙を剥いてみせてはいない。
アメリカは、
ーーーこのまま中国が、より民主的な方向に移行することを
期待している..。
民主的な国とは、
ーー軍部が暴走せず、ーー戦争に走ろうとする者を抑える勢力
が議会にいる国のことを指す。直ぐに武力で外国を抑圧せ
ず、外交で自国の利益を図る国になるということである。
イラクはアメリカに話し合いでは解決不能と思われた訳だろう。
中国が民主的な国になれば、台湾に対するミサイルによる
脅しや、ロシアとの軍事演習等で脅すよりも、もっと穏やかな
政治的手段で台湾を取り込む作戦を採るようになる。
武力の戦争ではなく、経済で繋がりを深めたり、台湾の学生を
中国に呼び込むなど、台湾のメディアに中国資本の会社をもぐ
りこませ、台湾国民の意識から変えていくなどの、ソフト路線
のみで侵略するということだ。
日本に対しても、内陸で行った軍事演習には、日本と台湾だけ
呼ばないなど、あからさまな敵対意識を表に出さず、東シナ海の
問題も、軍艦を引き連れて脅さず話し合いで解決を図り、もっと
洗練された手管のみを使うようになるということだ。実際、
中国が、人民のデモを利用したり、中国軍を使って日本を脅す
たびに、日本では中国政府を嫌う者が増えるし、世界が、
中国という国の品位を怪しむので良い効果はない――――。
アメリカは、イスラムのテロを阻止するためには、ヨーロッパや
中国とも手を組む必要がある。
ーーイラクからはなるべく早く手を引きたいと願っているは
ずだ。
アルカイーダは、イラクにタリバンのような組織を作り、テロの
拠点にしようとしている。
ーーーそれはなんとしても避けたいだろう。
アメリカは、できればアジアなどにあまり資金は使いたくはない。
沖縄から軍を撤退させることを条件に、撤退の費用を日本に
請求するつもりだ
が、アメリカにすれば、よけいな出費を日本のためになど、元々
出したくないのだから、請求するのは当然だ。
アメリカ軍が減るのは日本にとっては不安だが、日本の自衛隊
がちゃんと日本を守れるならかまわない。
アメリカが、核を日本から動かさなければ、それが日本に対する
外国の攻撃の抑止力になっている。
憲法九条が日本が自国を守れないような、おかしな憲法なら
変えてしまえばいい。または、
ーーー憲法はそのままにして別解釈を付けてもいい――――。
アメリカに守られている以上、
ーーアメリカがそれを願うかどうかが問題だ。
憲法九条は、アメリカの保護とセットになっているのだ。
アメリカの意向を聞かずに憲法九条を変える事は無理だと
思われる。
日本は軍事専門の大学も無く自衛のための設備しかないのだ。
ーーー北朝鮮がテポドンを飛ばしても、アメリカに教えてもらう
まで気が付かない状態なのだ――――。
中国の軍艦や潜水艦が、日本近郊をうろついているのに、
日本人が危機感もなく気楽に過ごせているのは、アメリカが
守ってくれているから、
ーーー日本を攻める国などないと、ほとんどの日本人が
信じきっているからだ。
ーーーそのアメリカは今、中国と友好関係を結ぼうとひたすら
努力している。
アメリカは、ロシアや中国と仲良くして、日本と中国の摩擦を
少なくし、中国がテロ対策でアジアの安全を受け持つことを
期待していると思われる―――。
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アメリカが中国と仲良くするならば、日本はいつまでも常任
理事国には入れない。
中国がアメリカにそれを要請しているはずだからだ。----(憶測ですが)
中国は、アフリカやインドネシアにも手をまわして、日本を
常任理事国に入れないよう工作をしている。
常任理事国に入れないのが決定しているのなら、国連分担金を
ーーー日本と入れ替わってもらえばいいのではないか――――。
日本は、中国に対するODAを止めて、今までに貸したものを中国
に返却してもらうべきだ。
旧日本軍の化学兵器が、今も未処理で埋めてあるのは、戦後、
ちゃんと管理しなかった中国の怠慢であるのに、日本が処理
費用を受け持つことになった!?
中国は、化学兵器が埋められているという場所に、日本の
視察団を受け入れない。
中国軍が未処理で埋めた化学兵器を、日本が掘り出すこと
にしたのなら、実際に埋まっている数を、日本が確かめてから
金を出すべきなのだ。
ーーー国民の血と汗の税金を無駄に使うべきではない。
中国の軍事費や、外国を丸め込むための援助金が、日本から
得た金で進められていると思えば、日本も、軽々しく中国に
金を渡してはいけないはずだ。
アメリカは、日本を優柔不断で先延ばしばかりを図り、非協力
的であると皮肉を言うが、まさにそのとおり。
日本もそろそろ、アメリカや中国にガツンと、意見を言っても
いいのではないか?
優柔不断であるから、今まで、おとなしく言われるままに
アメリカにも中国にも金を出してきたのだ。
頭と口を使わず、金銭で外交をしてきたのだ―――。
実力が無ければ何も言えないのなら、アメリカを頼らなくても
自国を守れる仕組みを今から検討するといい。
中国が強気なのは、核を持っているからなのではないか?
ーーーつまり、核を持つアメリカの世話にならなければ、日本は
中国と対等には外交がしずらい状態だということだ。
アメリカと付き合いつつ中国とも接近し、アメリカと中国を
手玉にとって外交を進めるのが普通の国の外交の姿だ。
アメリカは、今後も中国と仲良くするつもりであるのは間違い
ない。
だからよけい、日本は自国の資源や領土をしっかり守らねば
ならない。
アメリカと中国が影でどんな取引をしているのか、日本には
知らされることはないだろう――――。
ーーーアメリカは、もうアジアの問題に首を突っ込みたくない
はずだ。
日本が常任理事国に入れないことなら、まだ我慢はできるが、
東シナ海のガスに関しては、アメリカは妙に日本を無視して
いるようにみえる。ーーー気のせいだろうか?
アメリカの関心は、日本から中国にほぼシフトしている。
影で、
中国とどんな約束を交わしているのかわからないアメリカに
頼らず、独自に歩き出してもいい時期に来ていると思う。
軍備もぬかりなく整えねばならない。
中国との外交も進めていかねばならない。今のところ、
金は出すが、宗教問題では「中国の言いなりにならない」
外交を進めているところだが、中国は金に弱いので、内政干渉
するなら金を止めるぞと言ってみるのも策ではないか?
日本もまた、中国なしには経済を発展させていくことは難しく、
中国の安定が日本の安定でもあるし、中国が少しずつでも
民主化されていくことが、日本の安全につながる。
中国の宗教者たちへの態度が民主化のバロメーターである
とすれば、彼らの受難にも無関心であってはならない。
中国の民主化を促すのは、アメリカにとっても日本に
とっても、世界にとっても益になることだ。
どうであっても、日本の領土を守るのはアメリカの仕事で
はなく、日本の仕事だし、日本は、中国が軍拡化を進めない
よう文句を言える立場にあると思う。
ーーー日本は、中国の隣にある国で、お互いに必要な関係
だからだ。
政治家も経済人も一般人も、できるだけの努力をして、中国が
民主化に少しでも近づくように導かねばならない。
アメリカばかりに頼っていると、中国が日本を必要としなく
なった時に、アメリカが中国の味方をした場合に危険では
ないか。案外、影で
中国とアメリカは、日本に憲法九条を変えさせないという
話し合いなどしているかもしれない。
それで、中国が安心してくれるといいのだが、せっせとロシ
アから最新の軍備を購入しているところをみると、そういう
約束を、まだアメリカとはしていないようだ――――。
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これ ▼ は、面白い記事なので参考に読んでみて下さい。
http://tanakanews.com/f0803USchina.htm
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古い記事ですが、これ ▼ も読んでみてください。
アメリカが情報開示した資料によると、中共は1965年から1997年まで
パキスタンの核兵器開発を密かに支援していたという。外電の伝えるところに
よれば、リビアがIAEA(国際原子力機関)の調査員に渡した文書の中に、
パキスタンがリビアに提供した核兵器の製造に関するものがあったが、それは
中国語で書かれたものだった。
これは、中共とパキスタンが核兵器の製造で協力関係にあったことを示す新た
な証拠である。現在情報開示されているその資料によって、核兵器の拡散を防
止する問題に関心を寄せる人々は、中共に注意を向けるようになっている。
隔週刊誌『In These Times』2004年3月18日号が
そのことを詳しく報じると同時に、中共が表面的にはテロ反対の立場を支持し
ていながら、その裏で邪悪な行為を助長していることに対して、アメリカ政府
が何ら譴責していないと非難している。
ブッシュ大統領が、イラクによる核兵器開発に反対する声を上げていたころ、
その所謂「悪の枢軸国」であるリビア・イラク・北朝鮮は、射程距離がニュー
ヨークにまで達する核兵器を研究していたが、それは、パキスタンと中国から
提供された設計図によるものだった。
それにもかかわらず、パキスタンと中国は、テロに反対する戦いを揚げるアメ
リカの同盟国だったのである。
『In These Times』の報道によれば、リビアとイランによる「核不拡散条約」
違反について調査したIAEA(国際原子力機関)は、この両国の核兵器に関
する技術が、パキスタンから提供されたものであり、またそれが中国の核技術
に基づくものであることをすでに把握しているという。
そうなると、ブッシュ大統領による定義に従えば、中共とパキスタンはあらゆ
る「悪の枢軸国」の根源だと考えられる。
中国がパキスタンに核兵器開発に関して支援していた疑惑について、中国の外
交官が1982年と1989年の二度にわたって否定し、その後も再三否定し
ているが、アメリカ中央情報局は、国際協定に違反する核兵器の協力関係を、
中国が打ち切っているかどうか確認できていない。
上記の情報開示された文書も、レーガン大統領やブッシュ元大統領が議会にお
いて、中国はパキスタンに核技術の協力はしていないと保証したにもかかわら
ず、実は二人とも自分たちが議会で嘘を言ったことを承知していたと指摘して
いる。
ブッシュ大統領の言った「アメリカを守るためには如何なる代価を払うことも
厭わない」という言葉は記憶に新しいが、その行政管理部門は、アメリカが中
国やパキスタンに対して強硬な姿勢を取ることはできないことを知っている。
中米貿易は1千5百億ドル規模に達し、しかも中国はアメリカの国債を3千5
百億ドルもその手に握っており、それが1兆5千億元分もの赤字を抱えるブッ
シュ政権の支えになっているのであり、またブッシュ大統領は、北朝鮮問題で
中国の協力を求めているからである。
それにまた、テロとの戦いにおいてパキスタンのムシャラフ大統領の協力も欠
かせないものだからである。
『In These Times』は、中国が核兵器拡散防止という問題でアメリカの決意を
まじめに考えたことがあるかどうか疑ってみる必要があるとしている。上記の
情報開示がおこなわれた四日後、北京政府はパキスタンのハシュマに新しい核
施設を建設すると発表した。
ホワイトハウスはこれに反対する立場をすでに表明している。
また『In These Times』は、中国は2002年にパキスタンを通じて北朝鮮に
核技術を提供したと報じている。西側諸国が得た情報によると、パキスタンは
2002年の後半に、ミサイルの部品を供与してもらうという条件で、北朝鮮
に核兵器の技術を提供したことがある。
しかも、その技術の空輸に使われたのが、「ヘラクレスC-130型輸送機」
であり、それは中国の領空を通過することなくしてはパキスタンの首都イスラ
マバードから平壌まで飛ぶことができない。信頼できる情報によれば、それら
の輸送機は中国蘭州軍事基地で給油までしている。
上記の情報開示の責任者の一人で「国家安全資料室」核兵器文書センター主任
のウイリアム・バールは、中国はパキスタンの核兵器開発計画に関する秘密を
守り続けるだろうと言っている。しかし、国際社会は、核兵器ネットワークの
実態を知りたがっている。
もしそのネットワークの実態が明らかにされなければ、そのネットワークが復
活し、その邪悪なごろつきの仲介人である中国とパキスタンは取引を継続し、
ついには世界の平和を脅かすことになる。
しかし、現任のブッシュ大統領は、経済の利害と圧力から、中国とパキスタン
が相変わらずひそかに邪悪な所業を続けることを黙認することになるだろう。
(『月刊中国』第31号による)
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/03/html/d19398.html
以上は当ブログの11月12日に掲載した「アメリカと中国の関係」と
いう記事を手直ししたものです。資料も同じモノです。何度も読ませて
すみません。