台湾の対中黒字、過去最高の228億ドル | 日本のお姉さん

台湾の対中黒字、過去最高の228億ドル

従来の「最新技術を使用した高度な製品は台湾工場で、

労働集約型の簡易な製品は中国工場で」という製造

企業の“中台棲み分け”が崩れつつある。中台のいずれ

にも生産拠点を構えるメーカーを対象とした最新調査では、

「台湾工場の方が高度な製品を作っている」と回答した

企業は全体の12.1%で、5年前調査から22.4ポイント

減少した。

台湾当局はこのほど、産業の集約を進め台湾で製造するメリットを高める「深耕計画」を来年から実施することを明言。すでに集約効果が表れている半導体、パネルに加え、紡織染色と金属機械、自動車部品などの産業も集約による潜在的効果が期待できると、同計画の対象とし、台湾での製造を奨励していく考えを示している。

ただ、台湾企業の中国進出はいまだに後を絶たない状況で、“巻き返し”を図ろうとする当局の思惑とは裏腹に中国本土内の台湾企業が技術の引き上げを行っている実態が明らかになった。台湾企業の対中進出は日系企業にとっても注目されており、今後も台湾企業の大型投資が増加することは間違いなさそうだ。


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