2005/11/24(木) 22:14:28更新 |
トルクメニスタンのニヤゾフ大統領は22日、首都アシガバットで開かれた会議で、2006年初旬にも中国との間で、天然ガスパイプライン建設計画に関する協定に調印したいとの意向を表明した。中国に対して毎年、300億立方メートルの天然ガス供給を目指す。24日付で中国石油商務網などが伝えた。
計画では、トルクメニスタンのアム・ダリヤ南岸からウズベキスタンとカザフスタンを通過し、中国へ天然ガスを送ることになる。工事の所要期間は6年前後で、建設費用は100億ドルを超える見通しだ。
中国石油商務網の記事は、天然ガスパイプライン建設について、米国、日本、中国の石油会社で調査・研究を実施したことから、日本にもパイプラインが延長される可能性があるとしている。
なお、ニヤゾフ大統領は、天然ガスをトルクメニスタンから多く輸入しているウクライナやロシアに対して、値上げに応じるよう要求した直後に、中国への天然ガス供給の意向を発表した。トルクメニスタンとしては、中国カードをちらつかせることで、ウクライナやロシアに揺さぶりをかけ、天然ガスの輸出価格を大幅に引き上げたい狙いもあるなどと伝えるメディアもある。(編集担当:菅原大輔・如月隼人)
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http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2005&d=1124&f=business_1124_011.shtml
トルクメニスタン。日本までパイプをひいておくれ。