デイケアセンターの必要性を考える
お年寄りが病院に朝からたむろして、サロン化しているのだと政府がいう。
だからといってサロン化しないために医療の値上げをするのではなく、
デイケアセンターを作ることを考えるほうがいいのではないか?
デイケアセンターとは、お年寄りが、一週間に2、3度参加できる
サロンのようなものだ。
老人ホームのお泊まり施設がないものと思えばいいだろう。
お年寄りの社交場で、テレビを観たりDVDを観たり、ゲームや
工作をしたり、体操をしたりするのだ。園芸も楽しめる。
送り迎えが必要な人は、係員が迎えに行く。
デイケアセンターに行くのを楽しみにしているお年寄りもたくさんいる。
公園には、お弁当を持ってやってきて、夜になって家に帰っていく
お年寄りもあるそうだ。家にいるのが辛くて出てくるのだ。
そんな人でも、参加できる無料の施設があればいいと思う。
お年寄りが遊びに行ける場所を持った市役所があるそうだが、
専門のインストラクターを備えたもっと家庭的な場所がデイケア
センターだ。大勢の人とおしゃべりする内に、痴呆が改善された
お年寄りもいるらしい。同じように、登校拒否の子供が勉強できる
特別な学校や、ひきこもりになった人が、社会に出て行くための
訓練をする施設など、だれでも参加できる楽しい場所があれば
いい。職業訓練所が側にあってもいい。有り余る時間を使って
河川の掃除や、災害地のボランテアに参加させるなどして、彼らを
うまく社会に順応させるデイケアセンターがあればいい。
山の中や川に無駄なダムや、堤(つつみ)を作るぐらいなら、
年寄りや子供のためにお金を使ってほしい。