海に関する日本だけの漢字
日本には日本人だけの漢字がある。辻、峠、雫、等
日本人がなんらかの必要にかられ、民衆の内から
自然と発生して広く使われるようになった漢字が多数ある
のだそうだ。
また、過去に必要がなかった政治や経済に関する漢字などは
中国が日本が作った漢字を逆輸入して使っているものがある。
インターネットに関する新語も最近やっと共通漢字が決められた
ものもあるそうだ。
特に魚の名前などはほとんどが日本人の発明で、
おもに鎌倉時代に、献上物など荷物の届け物をする歳に
板に漢字で品物の名前を入れる必要があって、漢字が
できあがったということなのだそうだ。
鰯(いわし)は、陸にあげると、すぐ弱ってしまうので、魚へんに
弱いと書き、雪が降るころにとれる鱈(たら)は、魚と雪、
荒々しい鯱(シャチ)は、魚に虎という風に、魚の特性を
生かした漢字となっている。お寿司やさんにある魚の
名前が並べてある湯飲みに書いてある漢字はほとんど
日本人が作った漢字なのだそうだ。
中国は大陸で発展した国なので、魚に関する漢字はあまり
無い。中国で売られている鰯の缶詰の名前は「沙丁魚」だ。
外来語のサーディンをそのまま漢字表記したもので、
読み方はシャーティンユ~だ。
もともと中国は海には関心が無く、日本を倭と呼んで軽蔑した
ように、海の外の国は無視されてきた。台湾も、昔は原住民が
昔ながらの生活を営む貧しい国であったが、中国はなんの
援助も干渉もすることなく、日本がいろいろな事情で台湾を
日本の領土とした時も、別段中国からの反応はなかった
そうである。中国が海洋に目を向けだしたのはごくごく最近の
ことで、中国の人口の伸び率や経済発展にともない、将来に
不安を覚えた中国が資源や食料の確保に乗り出した結果なのだ。
中国の出方を読めなかった日本が東シナ海の資源を中国に
遠慮して、日本の石油会社に採掘を許さなかったため、中国に
先にガスを吸い取られるという結果になった。
中国に遠慮するということは、全てを盗られるということだと、
日本は知らなければならなかった。ひとつ許せば全て盗られる
のは、中国を知る者なら常識だ。
愚かな政府が政(まつりごと)をしないせいで、日本の領土や
資源や人間を目の前から外国に盗まれて、取り返せないで
いる姿を、いつまで日本人は我慢しなければならないの
だろうか?
戦争をせずに、交渉を重ねるのが一国の政府の仕事である。
交渉とは武力で脅したりする以外に、経済制裁や外国の評判を
利用するとか、強い国に代わりに交渉してもらうとか、いろいろ
方法があるだろう。何もせずに今まできたので、ここまで
中国や韓国や北朝鮮を傲慢にしてしまったのだ。
これからは、ちゃんと政治を行う政府であって欲しい。