老いるショック
やしきたかじんが出ているTV番組で「老いるショック」について
芸人が何か述べるというコーナーがあった。
ピーコが「朝起きたら5歩目までは、体が痛いの。おもに関節
がね。」と、言っていた。ピーコは65歳ぐらいだ。
最近読んだブログで、くしゃみをしたら背中が痛くなったという
ことを書いている人がいた。その人は何歳かはわからない。
ほお杖をついていると、叔母が「年を取ると、そんな風に机に
ひじをつくだけでひじの先が痛くなるのよ。」と言っていた。
会社の社長は膝が痛いといって、手術をした。でも時々階段を
上がる時、痛そうにしている。
みんなが「老いるショック」をいつか味わう。長生きすると、
あちこちにガタがくるのだ。
生きていると時々お金を落としたり、物を盗られたりするが、
税金みたいなものだと思って自分を納得させるしかない。
警察に届けても、お金や物は戻ることは少ない。
同じように年を取ったらどこか痛くなってくるものなのだと
思うしかない。
そうはいっても、病院に行けば解決することもあるので、
年だと思って何もしないのは良くない。
長寿の人を取材するTV番組で、90歳以上の元気なおじい
さんに、レポーターが「元気に長生きする秘訣は何ですか?」と
聞いていた。
おじいさんは「おかしいなと思ったら、直ぐ病院に行くことです。」
と、答えていた。
関節が痛いならサプリメントを飲んで関節に必要な栄養素を
補充しなければならないし、骨だけで体を支えないよう普段から
運動をして筋肉を付けていなければならない。
筋肉痛になりやすいなら、普段から柔軟体操などして、
筋肉を伸ばしていなければならないし、白内障にならないよう
目を日焼けから保護して質のいいサングラスをして
ゴルフに行かなければならない。
緑内障にならないよう、時々眼科でチェックしないといけないし、
近眼の人は網膜剥離(もうまくはくり)にならないよう、目の前に
蚊のようなものが飛んでいるように見える飛蚊症になっていないか、
視野に異変がないか、常に気を付けなければならない。
年を取ると、若い頃にはしなくても良かったケアをしなければ
いけない。若いときよりもっと自分に気を配り、健康のために
自分にお金を掛ける必要がある。お金だけではない。
自分のメンテナスのために、もっと自分に時間をかけなけれ
ばならない。
面倒くさがりやサプリメントを使わない人はどんどん醜くなるし、
普通に年を取るのだ。もっとも普段から健康に良い物を
バランスよく食べているならサプリメントはいらないだろうが。
ピーコも、「お金持ちで汚い人はいないの。お金持ちは高い
アンチエイジングのサプリメントを飲んでるのよ。」と、言っていた。
少子化で困っている日本では、若い女性にどんどん子供を
産んでもらえる社会を作ることも大切だが、年寄りがなかなか
病気にならず、いつまでも元気に働けることが大切だ。
国民全体が健康に気を配って元気でいるなら、国の税金も
あまり医療のために使われないので助かるだろう。
早めに病院で病気を見つけ、病気が軽いうちに治した方が
重病になってから入院して治すより治療費は安くつくはずだ。
もともと日本は、欧米よりも医療費にお金がかかっていない
国なんだそうだ。世界一長生きなのは日本の女性だそうだし、
なかなか優秀な方なのだ。鳥インフルエンザやエイズなど
の流行の病にかからないようにも頑張って、年寄りが
年寄りではない日本であれば、少子化でもなんとかなる
のではないかと思う。
日本に住むみんなが老いることを恐れ、若さを保ち、健康で
いようと願って努力することは日本にとっても良いことだと思う。