ジェマ・イスラミアを侮るな。

ジェマ・イスラミアは、イギリスの地下鉄テロとも、

関係があった。アジアのジャングルで本格的な

テロの訓練をカーン容疑者に行っていたのだ。

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【ロンドン＝蔭山実】七月七日にロンドンの地下鉄で自爆テロを実行したモハメド・シディク・カーン容疑者が、東南アジアのテロ組織、ジェマ・イスラミア（ＪＩ）の指導者の下で軍事訓練を受けるとともに、パキスタンで国際テロ組織アルカーイダと関係のある米国籍の人物と会っていた疑いが新たに浮上している。
　ＢＢＣテレビが二十五日に放送した報道番組「ニュースナイト」で報じたもので、それによれば、二〇〇二年にインドネシアのバリ島で起きたテロの容疑者が「カーン容疑者は〇一年にＪＩの指導者、ハンバリ氏とマレーシアで会い、同氏の仲介でフィリピンに連れて行かれ、ＪＩの他の指導者の下で軍事訓練を受けた」と語ったという。
　ＪＩはアルカーイダとも密接に連携しているといわれている。
　一方、ＢＢＣはカーン容疑者がアルカーイダに武器を供与していたイスラム過激派の構成員と〇三年にパキスタンで会っていた事実もつかんだとしている。米国籍のパキスタン人であるこの構成員は〇一年の米中枢同時テロ後に米国からパキスタンに戻ったが、〇三年には英中部リーズに行き、ここでもカーン容疑者と接触していたという。

（産経新聞） - 10月26日15時5分更新