ミャンマーはアウン・サン・スー・チーさんを監禁する国 | 日本のお姉さん

ミャンマーはアウン・サン・スー・チーさんを監禁する国

ミャンマーは、もう10年も、アウン・サン・スー・チーさんを、

自宅に監禁している。


過去に選挙で民主的に彼女が選ばれたはずのに、

軍部はさっさと彼女を捕まえて知らん顔をしている。


彼女は日本に書簡を送り、ミャンマーを民主化させない

軍事政権に日本は援助金を渡さないでくれという要請を

したが、当時の政治家は無視した。

そして日本の新聞には、彼女が政治家になれば、ミャンマーは

よけい混乱におちいるかもしれないなどという記事が載った。


ミャンマーは人々が自然と共生している美しい国らしいが、

ひとりの民主化運動の指導者が10年間も監禁される

恐ろしい国でもある。日本政府はミャンマーの軍事政権に

何も言わないでいる。アウン・サン・スー・チーさんの父親は、

国の英雄であった。

日本に逃げてきて、料亭にかくまわれていたこともある。

(その料亭の養女は脚本家。)


60歳になってもアウン・サン・スー・チーは軍事政権にとって、

まだまだ危険な存在だということか。

と、いうことは、ミャンマーの軍事政府は国民に相当嫌われて

いるんですね!ミャンマーの軍事政府の評判がどんどん悪く

なるのに、なぜ彼女をいつまでも監禁するんだろう。


北朝鮮やミャンマーのような軍事政権の国は、中国に惹かれ

やすい。日本が上手に指導していくべきなのだが、なぜ、

できないのだろうか。中国は、メコン川の開発計画などを提案し、

ミャンマーなどの国を引き込んで自国の利益を得ようと

している。


中国だけでも地球の環境は、ずいぶん悪くなっているのに、

ミャンマーやラオス、ベトナム、カンボジアにわたる

重要な川であるメコン川が汚れるのかと思うと、暗い気分になる。


日本企業はベトナムに目を向けているが、中国もベトナムに

食指を動かして、工業地帯を作ろうとしている。

ミャンマーがASEANを脱退すれば、孤独になったミャンマーは

中国に引き寄せられてしまうのではないかと心配になる。

日本政府は、手を打っているのだろうか。


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【バンコク24日共同】ミャンマーの民主化運動指導者アウン・サン・スー・チーさん(60)が軍事政権に身柄を拘束、自宅軟禁下に置かれた期間が、24日で計10年間に達した。最大野党、国民民主連盟(NLD)関係者が語った。
 スー・チーさんの拘束・自宅軟禁はこれまで3回に及び、現在もヤンゴン中心部の自宅に軟禁され、訪問者との面会も厳しく制限されている。欧米諸国は人権侵害を理由に対ミャンマー制裁を継続しているが、「早期解放の可能性はない」(外交筋)情勢だ。
 ミャンマーが加盟する東南アジア諸国連合(ASEAN)内からも、民主化の遅れに対する不満が噴出。ミャンマーは2006年夏からのASEAN議長国辞退に追い込まれたばかりか、一部加盟国からは「ASEAN脱退」を懸念する見方も出ている。

(共同通信) - 10月24日20時41分更新