バリの日本人の日記。
無料メルマガ「ちょっとバリ気分」から、リョウさんの文章です。
またテロが起こってしまいました。
バリの人のため息が聞こえてきます。
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バリ島で想う Ryoさん一家の日常の話
■■■ チャンプル便り 106
G30S(1965年9月30日共産党員クーデター事件)
* 闇の歴史!?
10 月1日からガソリンの値段が上がりました。上昇率はナント、87.5
%でぇーす・・・・・・・・・。1リッターRp.24,000から Rp. 45,000へ
と跳ね上がってしまったのです。もう最悪!! 満タンで約45リッター分
のガソリンを買おうとしたら、ななんと、Rp. 200,000を超えてしまいま
す。これはもう、日常交通手段と呼ぶには残酷なコストです。
コンパスという新聞には、以下のようなことが掲載されていた。「木材
の不法伐採や不法石油資源密輸出や汚職国家公務員など犯罪を犯した相手
から、その利益を国へ返金させることなく、世界のガソリン価格とのバラ
ンスのためだとか、貧しい人々への補助金のためだとか、筋の通らない理
由ばかりで、限度を超している!」
原油価格高騰という第3者的要素が原因とはいえ、インドネシアという
国の外貨貯蓄高の低さや、国が危機に瀕しているときに人間としての心も
なく簡単に汚職行為に走れる政府勤めの人々の多さにはいつも脱帽である。
そしていつもみんなしらばっくれる・・・・・・。司法当局も適当にごま
かしてケースクローズとする。
と、今回は決してガソリンの話から汚職へ引っ張る予定ではなく、
『G30S』と呼ばれる 1965年9月30日に起きた共産党員によるクーデター
について触れたかったのです。このクーデター、実は真相は分かっていな
いのですが、このクーデター収束の後にスハルト大統領が誕生するのです。
そのため、スハルト政権が倒れるまでは毎年9月30 日にまるでスハルト
政権宣伝のためのようかの映画がどのチャンネルでも放映されていた。
このクーデター、ホントに真相が分かっておらず、一体誰が黒幕なのか
もオープンにされていない。野次馬的に言えば、おそらくスハルトさんが
かなり絡んでいて、当時の真相を知っている人たちもまだ生存しているは
ずなのだけど、みんな口にビニールテープを巻いているわけ。これがイン
ドネシアです。事件は1965年なのです。これはまさに現代・近代のことで
す。ついこの前のことなのです。そして、翌 10月には何十万にも罪のない
国民がインドネシア全土で共産党員だとして虐殺されたのでした。
こういうことがオープンに語られるようになるには、あと何年かかるの
でしょうか? と書いている10月 1日午後遅い時間に、またもバリ島で発
生してしまいました・・・・・・。
Written By Ryo
Ryo さんのエッセー過去ログはこちら
http://balibooktree.com/essay/ryo/index.htm
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たしか中国がインドネシアを転覆させようと、裏で大活躍したので、
あれからずっとインドネシアは中国に冷たかったんだ。
最近すごく中国とインドネシアは仲良くなって、日本の常任理事国入りも
インドネシアは反対してきた。中国はスパイを送って影で工作する国なんだ。
最近ではオーストラリアで中国のスパイがみつかって、国外退去の目に
あった。でも、オーストラリアはアメリカに「中国を恐れるな。」と助言を
していた。スパイを送ってくるが恐れるなとおっしゃる。(以上、前にもブログで書いた。)
日本には何人中国のスパイがいるのやら。恐れないよ。日本には企業秘密以外、
秘密なんかな~んも無いもの。ただ洗脳される人がいるからやっかいだ。
某大学の中国人助教授なんか、もろ中国のスポークスマン。
テレビ討論会では、司会者の言う事も聞かないでどんどんしゃべる。