バリのテロ
バリのテロの記事です。
海岸のレストランとクタの3箇所で
同時に起きたと詳しく書いています。
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http://nna.asia.ne.jp.edgesuite.net/free/tokuhou/051001_jkt/
バリで再びテロ、1邦人含む26人死亡[社会] |
1日午後7ごろ(中部時間)にバリ島で発生した同時爆発テロ事件の死者数は2日までに邦人1人を含め26人、負傷者122人に上っている。2002年に同島で発生した爆弾テロ事件以来最悪の死者数を出す惨事となった。ユドヨノ大統領は2日にバリを訪問し、自爆テロによる犯行との見方を示している。 事件は島南部のジンバラン地区の海岸に設置されているオープンエアのカフェ「ニョマン」と「ムヌガ」でまず発生。10分後にクタ地区のレストラン「ラジャ」で爆発が起こった。2日付地元各紙が伝えた。 死亡した邦人は51歳の旅行者の男性で、青森県在住の川崎昭雄さんとみられている。このほかに邦人4人が負傷している。うち男性1人は軽傷のため治療を受けて退院した。女性1人と男性2人がサンガレ・デンパサール病院に入院中とされる。 国籍が判明しているのは死者が16人で、邦人のほかにインドネシア人12人、オーストラリア人3人とされている。負傷者では、インドネシア人64人、オーストラリア人20人、韓国人7人、米国人4人、フランス人とドイツ人が各1人となっている。 ジョン・ハワード豪首相は2日、インドネシア政府から要請を受けたとして、捜査協力と犠牲者の身元判明のための専門家を派遣すると発表した。 事件直後に記者会見を開き、「不特定多数を狙ったテロ行為」と非難声明を発したユドヨノ大統領は2日、現場を視察し「これまでの捜査の結果、自爆テロと言える」と語っている。また車両ではなく「身体を使ったもの」と述べた。 02年の爆弾テロ事件も自爆テロで、202人が犠牲になった。当時捜査を率いたバリ州警察のパスティカ本部長も今回の事件を「自爆テロとの結論に至った」との見解を示す。ただ、前回の事件を起こしたとされるテロ組織ジュマア・イスラミア(JI)の犯行かどうかについては言及していない。 一方、紛争予防の非政府組織(NGO)「国際危機グループ」(ICG)の東南アジア・プロジェクトダイレクター、シドニー・ジョーンズ氏は、手口がJIに酷似しているとして、JIが関与している可能性が高いと述べている。 大統領は8月末に9~10月にテロ事件が発生する可能性があるとして警戒を強化するように治安当局に指示していた。バリでは、テロ対策を強化すると述べ、政府の努力が適切かどうかも評価を続けていくとした。 国家警察のクトゥット報道官は2日、バリの事件後ジャカルタで最上級の警戒体制を敷くとして1,800人の待機部隊を重要施設に配置すると明らかににしている。 ■豪、臨時便で帰国移送 事件を受け、日米豪英などは渡航情報を更新。日本政府はスポット情報としてJI幹部が大量の爆発物を所持したまま逃走中なことから国内でのテロの脅威が継続しているとし、テロ情報を注意深く収集することや安全対策の再検討を促している。 豪州政府はバリ島に臨時チャーター便を派遣し帰国を希望するオーストラリア人を移送すると発表している。米と豪の渡航延期勧告を含め4カ国ともこれまでのところ危険度は据え置いている。日本政府は前回のバリ島爆弾テロ後に危険度を引き上げたものの、その後「十分注意」に引き下げ。ジャカルタで発生した03年のJWマリオットホテル爆弾テロ事件、04年の豪州大使館爆弾テロ事件の大規模テロ後にも危険度は据え置いている。 ■日本、テロ対策協力支援 日本の外務省は2日、小泉純一郎首相がユドヨノ大統領宛に犠牲者に対する哀悼の意とともに、事件究明と再発防止に向けた支援意図を表明したと発表。また外務報道官の談話として、残虐なテロ行為はいかなる場合においても正当化できず、日本があらためてテロを非難すると表明している。 |
10月3日限り有効
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