オペラ座の怪人を観た。ネタバレ無し。 | 日本のお姉さん

オペラ座の怪人を観た。ネタバレ無し。

オペラは観ない。音楽もあまり聴かない。でも映画は観る。

「オペラ座の怪人」」名前は知っていた。有名なオペラだ。

DVDを借りて、映画になったオペラを観てみた。

ファントムがすごく恐い。こんなに悪い奴だとは知らなかった。

こころがひねくれていて、どんどん自分で自分を悪い方へ

落とし込んでいく人だ。でも、何となく悪い奴に共感を覚える。

ちゃんと最後まで生き残っているところがたくましくって

悪者らしくていい。希望が持てるラストだった。

友達にもお勧めしたい映画だ。長い映画なのに全然飽きなかった。

一番こころを打たれたのは、主人公の女性が恋人と愛を歌い

交わすところ。愛し合う二人の姿は世界で一番美しいものだと思う。

でもその姿を見てしまうのは辛いなあ。ファントムには同情する。

人の愛は不完全で、愛は永遠では無い。二人が愛を語り合う時、

愛はそこに確かに存在する。愛し合う二人も一緒に暮らせば

きっとケンカしたり、一瞬「なんでこいつと結婚したんだろう!?」と、

自分で不思議になったりするときもあるんだろう。

でも、二人の内、どちらかが死んだ時、残された方は二人の間に

確かに愛が在ったことを懐かしく思い出すのだろう。

できれば、ケンカしながらも、お互いの間に義務やら責任やら

日常の忙しさに隠れて見えなくなっている愛を確認しながら

生きていて欲しいなあ。結婚していないけど、結婚に夢があるので

愛し合って結婚した二人が、どちらかがいのちの灯火を

燃やし尽くすまで一緒に仲良く暮らしてほしいと思う。

そしてお互いに思いやりを持って助け合っている姿を、自分の

子供達に見せて、子供に夢という遺産を与えて欲しい。

失恋した人や結婚に失敗した人も、一度は愛をこころに感じることが

できたんだから、それは幸せと受け止めて、その経験を生かして

次の恋につなげなくてはね。自分で自分を励ますのが上手いお姉さんの

オペラ座の怪人を観た感想でした。

途中で文体が変わってしまいました。優しい気持ちになれる映画でした。