北朝鮮ではある日突然処分される人がいる
北朝鮮では、政府が人民を処分している。
なんでも、韓国のスパイだったからという理由らしいが、
本当だろうか。そういうウワサを、ライバルの誰かが
流せば、それだけで死刑に決まるような社会なんじゃ
ないだろうか。
全てが国のトップの気持ちしだいで、動いていくのだろう。
そんな国で生きるには、トップに気に入られていることが
大切だ。ちょっとでも嫌われたらお終いだ。
トップに愛されていなければ、いつ処刑されるのか
わかったもんじゃない。独裁者は、自分のいのちを
守るためにへつらう人々に囲まれて、ますます
我が儘になっていく。
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北朝鮮、3年で2万5000人粛清…韓国誌報道
【ソウル=福島恭二】韓国の月刊誌「新東亜」10月号は北朝鮮を脱出した元官僚の手記を載せ、金正日総書記の権力体制を強化するため、社会安全省内に新組織「深化組」が作られ、1997年から2000年にかけ約2万5000人の粛清が強行されたと報じた。
手記によると、「深化組事件」とされる粛清劇で、金総書記の義弟、張成沢(チャン・ソンテク)労働党組織指導部第一副部長(当時)が指揮を執ったという。
1997年に平壌で処刑されたと言われる徐寛熙(ソ・グァンヒ)労働党書記(農業担当)は、農業問題の失策や肥料の横流しを問われたとされているが、手記によれば、公開裁判で朝鮮戦争時代に韓国のスパイだったことなどが糾弾されて死刑判決を受け、観衆から石を投げられて死亡した。
粛清対象者のうち、どの程度が処刑されたかは不明だが、政治収容所に送られたケースもあった。深化組は成果を上げるため、対象者の経歴をでっち上げたり、拷問したりするなど活動が度を超えたことから、社会不安が広がり、金総書記が解体を命じたという。