横田さんはなぜジャングルから出て来れなかったの? | 日本のお姉さん

横田さんはなぜジャングルから出て来れなかったの?

横田さんがいたジャングルの近く

横田さんという人が長い間、グアムのジャングルに隠れていたんだ。

戦争が終わったのにそれが信じられなかったんだ。


横田さんはずっとグアムのジャングルの中で一人で戦争をしていた。

彼のするべきことは、生きること。


ジャングルから出たらアメリカ兵に殺されると思っていたし、

日本政府に脱走兵として裁かれて殺されるとも思っていたんだ。

それほど軍の規律とは厳しいもので、絶対服従が原則なのだ。


それで、沢ガニや椰子ガニを食べてひっそり生きていたんだ。

この写真は、横田さんが隠れていたジャングルの近く。


横田さんは、日本に無事に帰ってこれたけど、

フィリピンのジャングルに隠れていた小野田さんは、

「ここはもう私の知っている日本じゃありません。」と言って、

ブラジルに行ってしまった。


日本は、もう以前の日本ではなく、アメリカっぽくなっているんだろうか?

以前の日本って、どんな日本だろうか?


話によると、憲兵がやたら威張っていて、女性の地位が低く、

誇り高く気骨に満ちた愛国心のある人間が、

家に伝わる武道を習ったり、柔道や剣道を習ったり、

教科書で聖徳太子の伝記を習ったりしていたんだそうだ。


中には軍人になるといって、軍事大学に入学する人もいたが、

そんな人はエリートだったそうだ。


戦争の最初の頃は、正規の軍隊が頑張っていたが、最後の方は、

近所の年寄りの八百屋(やおや)さんや魚屋さんが駆り出されて、

鉄砲の使い方も分からないような人ばかりになっていたそうだ。


軍隊には食料も十分ではなく、軍の偉い人が、ピンハネして、

それを売って自分の金にする最低な部隊があったんだって。


軍の偉い人がしっかりしているところは、食料も兵隊にきちんと

分け与えられて、外国の住民に無茶な事はしなかったらしい。

でも最後の方は、どの部隊も食料がなくて、みんな

飢えていたらしい。


戦争が終わりそうになって、ロシアが攻めてくると、

軍の偉い人たちは、真っ先に日本に逃げて帰った。


とりのこされた日本人は、着の身着のままで、満州から

朝鮮の端の船着場まで死の行進をしたんだって。


その間に、食べさせてやることができなかった子供は

中国のおばちゃんにお願いして引き取ってもらった。

敵の子供なのによく世話してくれたもんだ。


とにかく悲惨な戦争だったことは間違いない。

南の島では、恐ろしい戦いがあって、日本人も

アメリカ兵もむちゃくちゃな戦争をしたんだそうだ。

日本人が余りにも恐ろしくて精神がおかしくなった

アメリカ兵もいたそうだ。


日本に上陸したら、日本のゲリラにアメリカ兵が

殺されると計算したアメリカは、原爆を落として日本を

破壊しつくす作戦をとったんだって。

アメリカはそれを正しい決断だったと信じている。

日本はアメリカに叩き潰されて別の人種が住む国に

なったのだ。


2005年の日本には、ニートが100万人いるとか、、、。

勉強も仕事もアルバイトもしないで、家でゲームをしている

人々だ。家に金があるので、子供がニートになっても、

食べさせてやれるぐらい、日本人はみんな小金持ちだ。

おやじたちも、戦争を知らない。

子供も孫も玄孫(やしゃご)も戦争を知らない。


韓国や中国にいろいろ領土を盗られたり、資源を盗られたり

しているが、みんな知らん振りだ。

デモすらしない。政府が外交でなんとかしてくれるだろうと、

うっすら期待している。


こんな国を軍国化してきたと、騒ぐ隣の国々は何も見えて

いないようだ。いや。

わざと先回りして騒いで日本を腑抜け(ふぬけ)のままに

しておこうという作戦なのか。


わたしたち日本人は、アメリカが何とかしてくれるさと、

無意識の内に思っているのかもしれない。

アメリカはそんなに頼れる国なのか。


ヨーロッパに嫌われつつある国なのではないか。

ヨーロッパは中国に急接近しているように感じるが、日本は

アメリカだけに頼っていていいのか。


実はアメリカにとっても、日本はいつまでも成長しないで、

背中のキャリーで安心しきっている不気味なベイビーなの

かもしれない。ベイビーのくせに「おろしてくだしゃい!」と、

騒いでいるのが沖縄県だ。日本は武器も軍隊も持たずに

ひとり立ちできるのか。


上手に中国化していく方が生き残れる時代になっていくの

だろうか。こんどは中国の背中ににしがみつこうか。


中国は台湾と日本以外の国には、天使のように

優しい顔をする国なんだ。

日本人は共産国の恐さを知らない。中国はまだまだ

未知の国だ。

しがみついても大丈夫なんだろうか。