民族の性格の違いをどう乗り越えてビジネスをするか | 日本のお姉さん

民族の性格の違いをどう乗り越えてビジネスをするか

日系企業の中国人幹部は、満足していない。

日本人側もだ。やはり、民族の性格の違いは大きいなあ。

顔は似ていても、違う人種なんだなあ。


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6割が収入不満で離職、日系中国人社員[経済]

日系企業を退職した中国人幹部の62.8%が、離職理由に「福利厚生を含めた収入への不満」を挙げていたことが、中国社会科学院の調査で明らかになった。調査結果は、日本人駐在員と中国人役職者の相互不信も指摘しており、現地化を進める欧米企業と違いを浮き彫りにした。日系企業の対中進出が相次ぐ中、中国人幹部とどう向き合うのかが進出企業に問われているともいえそうだ。

調査は中国社会科学院日本研究所中日経済研究センターで客員研究員を務める西村豪太氏と、同科学院世界経済・政治研究所助理研究員の薛軍氏が実施。日系企業などで組織する北京の中国日本商会の協力を得て、「日系企業の現地化」をテーマに共同で行った。同会会員企業のうち194社を対象にアンケートを実施、43社から回答を得た。日本人駐在員と中国人幹部へのヒアリングも行い、分析したとしている。

■欧米系との格差鮮明に

調査結果によると、中国拠点の代表者に中国人または華人(中国系外国人)を据えている日系企業は、9%であることが判明。これに対して仏系企業の26.4%、米系企業の67.2%で中国人または華人が代表者となっている実態が明らかになった。企業数こそ違うものの、日系企業のトップ人材には依然として日本人が起用されていることが分かった。

■認識のギャップ大きく

こうした中で、中国人幹部の日系企業離職理由を見ると、上位3位はいずれも広い意味での待遇への不満。アンケートの設問にはなかったものの、両研究員の話では権限への不満、例えばポストに就いても裁量権が小さい点などへの不満も大きいようだという。

一方、日本側管理職から見た「中国人マネジャー登用の難点」としては、「会社側の要求と中国人社員の資質のミスマッチが大きい」が46.2%でトップ。以下、「日本と中国の企業文化の違いが埋まらない」「会社側の教育体制が十分でない」と続く。

両者を比較しても、日本人側と中国人側の認識に大きな隔たりがあることが読み取れるが、ヒアリング調査の結果、日本人と中国人の相互不信の存在という構図も浮かび上がった。

日本人マネジャー側には、中国人幹部による横領などのリスク懸念が根強い一方で、中国人マネジャーはヒアリングに応じたほぼ全員が、「日本人駐在員が自分のポジションを守るため、中国人の登用に抵抗している」という疑念を持っていたという。日本人側が挙げたリスク懸念について、両研究員は「リスクがあるから中国人を登用しないのではなく、リスク防止策をつくるのが正論。欧米企業の現地化レベルが高いのは、それができているからではないか」との見方を示した。【北京・安部田和宏】<全国>

アンケート結果の表はこちらで。(9月13日限り)

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