中国の汚職情報ネット摘発作戦
中国の官僚が自ら汚職を告白するって、
なんだか恐い。
共産国らしい。
文革の時に、芸術家が自ら、芸術に夢中になった過去を
懺悔したのと似てるかも。
ネットで汚職情報を受け付けるって、いいアイデア。
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汚職自己申告1万人 中国上半期 腐敗撲滅へアピール
【北京26日傍示文昭】新華社電によると、中国の中央規律検査委員会と監察部は二十五日、「官僚腐敗撲滅」の成果を発表し、今年一月から六月までに全国十九の省で、計一万三百十九人が自ら有価証券などのわいろ授受を申告し、計六千二百四十六万元(約八億七千万円)を返還、規律違反で三百五十九人が処罰されたと発表した。
中国国内では、各地で官僚腐敗や土地の強制収用などに抗議するデモ、陳情活動が相次いでおり、今回の発表は腐敗一掃に向け躍起になっている政府の姿勢をアピールするのが狙いとみられる。
胡錦濤政権は「党内監督条例」を公布し、汚職の相互監視制度を導入。中央から地方に巡視チームも派遣して、監視強化を図っている。現在、全国十二の省、約百の都市では規律検査委員会がインターネットで汚職情報を受け付けており、中央規律検査委員会と監察部も七月十五日から汚職情報のネット受け付けを開始して相互監視の徹底を目指している。
最高人民検察院が発表した統計によると、二〇〇〇年から今年六月までに、官僚の汚職事件三万四千六百八十五件、三万八千五百五十四人を摘発している。
(西日本新聞) - 8月27日2時11分更新