中国とロシアは、これからずっと軍事演習をやる。 | 日本のお姉さん

中国とロシアは、これからずっと軍事演習をやる。

日本は中国とロシアのきなくさい動きに、鈍感でいてはいけない。

もう、違う時代に突入したのだ。中国とロシアの二大軍事国家が、

アジアを牛耳ろうとしている。日本は直ぐに財政を整えて、この

二大軍事国家に組み込まれないよう、準備しなければならない。


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「反独立」中ロ接近 初の合同軍事演習終了 「台湾有事」想定明らか

 【北京25日傍示文昭】新華社電などによると、中国の山東半島や周辺海域で行われていた中国とロシアの初の合同軍事演習は25日、総仕上げとなる実弾訓練「強制隔離作戦」を行い、8日間にわたった日程を終えた。中国側は一貫して「両国の戦略的協力関係と信頼の強化が目的」(曹剛川・国防相)と説明しているが、大規模な海上封鎖や上陸訓練も実施され、「台湾有事」を想定した訓練だったことは明らか。中ロ両国は「パートナーシップは新たな段階に入った」としており、急速に軍の近代化を進める中国への警戒感が一層強まるのは必至だ。

■関係強化を強調

 二十四日夜、中国中央テレビなど中国の主要メディアは、一斉に「強襲上陸訓練」を生々しい映像を交えて報道した。

 訓練は午前十一時すぎに始まった。戦闘機などが上空から海岸を集中的にミサイルで攻撃。続いて武装ヘリコプターが援護する中、大型の落下傘で戦車や装甲車など四十台以上が次々に投下されて陸戦部隊が上陸し、「作戦は約一時間で終了した」と伝えた。

 上陸訓練は、今回の合同演習で最大のヤマと位置付けられた作戦で、中国の曹国防相とロシアのイワノフ国防相が現場を直接指揮。カザフスタンなど中央アジアの国防省幹部も視察した。

 新華社電によると、曹国防相は訓練後、「(合同演習は)双方の指導者による重大な戦略的決定の結果だ」と述べ、両国の軍事協力関係が強化されたことを強調。中ロ連携で台湾独立派の陳水扁政権を強くけん制する意図が見え隠れした。

■両国の思惑一致

 中国の軍事関係筋によると、今回の合同演習は、軍備の最新鋭化を急ぐ中国が強く働きかけて実現した。

 一方、ロシアにとって中国は、インドと並ぶ兵器輸出の得意先で、毎年二十億ドル(約二千二百億円)のロシア製兵器を販売している。欧州連合(EU)による対中武器禁輸解除の前に、自国の武器売り込みの拡大を狙うロシアの利益とも一致したとみられる。

 こうして始まった演習の作戦名は「平和の使命2005」。目的は当初「反テロ戦争」だけだったが、後に「反分裂主義」が加えられた。台湾やチェチェンなど両国が直面する分離独立運動を強く意識した結果とみられ、山東半島の仮想国家で民族対立が激化し、国連の要請を受けた中ロ両軍が事態の正常化を目指す―という想定で行われた。

 参加人員は、中国側約八千二百人、ロシア側約千八百人の計一万人。十八日、ロシア極東ウラジオストクでの図上演習(第一段階)から始まり、輸送訓練(第二段階)を経て、総仕上げとして実施されたのが上陸訓練(第三段階)だった。

■朝鮮半島も視野

 中国は毎年夏、台湾と向かい合う福建省沖で軍事演習を行っており、今回の演習でも中国は当初、台湾海峡に近い浙江省での実施を提案したとされる。結果的に実弾演習が山東半島で行われたことから、軍事筋は「台湾独立派に圧力をかけると同時に、日米同盟をけん制し、米韓に対抗する軍事力が中ロにあるかどうかを検証する狙いもあるのでは」と指摘する。

 日米両国は今年二月、安保協議委員会(2プラス2)で台湾海峡問題を初めて「共通戦略目標」に掲げたが、中国はこれに強く反発した。

 さらに、朝鮮半島有事の際、米韓連合軍に先んじて北朝鮮を制圧したいという中ロの思惑も一致しており、「台湾有事と同時に半島有事も視野に入れた連携の強化」(軍事筋)とみられる。

(西日本新聞) - 8月26日2時22分更新